アジア情勢を読む地図 (新潮文庫 あ 40-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101160238

作品紹介・あらすじ

世界人口の約半数を占め、増殖を続けるアジア。混迷の時代、33億の隣人たちはどこへ進もうとしているのか。地図を通して見えてくる、読み難いエリアの現状と行く末-。激動の状況下、各地の最新情報をレポート。鎬を削る「IT戦争」、「ハブ空港」を巡る軋轢、そして地勢的要衝「アフガニスタン」など、32の鋭利な視角で世界情勢を抉り取る、必携の解説書。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争資料を展示する際、被害者の立場からは容易なのだ。悲惨さをあらゆる手段でアピールすればよいのだから。ヒロシマもアウシュビッツも。アメリカがもし加害者の立場から博物館を作るとしたら、戦勝記念館にするだろう。

  • 数年振りに再読。
    だよなあ、この頃はこういう状況だったよなあ、なんて思いながら読んだ。
    最新情勢ではないけど、過去の情勢を確認することも時には必要。

  • 2001年(底本1999年)刊行。著者は元神戸市外語大学国際関係学科教授。◆経済データなど今となっては古い書と言わざるを得ないが、アジア現代史(特に東南アジア現代史)を広く浅く見るには有益な視座が多数ある。中でもインド(印僑の影響力の増大とインド内への投資熱。そしてカシミール地方を巡る印パ+中の対立)、インドネシア(中でも日本との関係。石油欲しさが見透かされているような気がしないではない)に関する記述、また、アジア諸国と米国間関係の記述が興味を引く。

  • アジア

  •  2001年の出版。アジア各地の政治的背景や歴史的背景をおさらいするにはちょうど読みやすいか。とはいえ、最近の話はすでに昔語り。時代のテンポが余りにも速くなっていることを痛感させられる。

  • アジアは日本の隣人である。無関心ではいられない…。

  • 興味津々

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著者プロフィール

1935年長岡市に生まれる。東京外国語大学卒。読売新聞社入社、ジャカルタ、ニューデリー、カイロ各駐在特派員、ワシントン支局長を歴任。その後、米国ジョージタウン大学客員研究員、東京大学、東京外国語大学各講師、中東調査会理事、神戸市外国語大学国際関係学科教授を歴任。2015年歿。著書『中東を動かすものは何か』(1988)『ミステリーと虚構の国際政治』(1992)『アメリカ50州を読む地図』(1998)『アジア情勢を読む地図』(2001)『最新版・民族世界地図』(2002)ほか。

「2018年 『イスラム報道【増補版】 [新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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