- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101160429
感想・レビュー・書評
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「拒絶空港」にまとめる。
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第1巻より内容が硬めだが、その分深い内容になっている。成田空港と横田基地を交換すべし、とか関空の問題とか、日本の管制官へのダメ出しとか、航空行政に対する辛辣な意見も面白かった。
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著者もそうだけど、パイロットには引退後数年で亡くなられる方が少なからずいるらしい。誠に残念である。高層を飛ぶことで、宇宙線を被曝してしまうのだろうか。
「人間は誰でもミスを犯すから、事故は必ず起きるもの」という考え方に共感。
JRもそういう考え方を進んで取り入れるべきである。罰するだけでは事故は防げないのだから。 -
専門的な話が増えたけれど、軽いマニアならば十二分に楽しめる内容。返す返すもJAL破綻後にもう1本読みたかった。
興味深かったのは、乗客は飛行機から90秒で避難できるようになっていること、そしてハイジャックに遭ったときのCAさんの感想。 -
機長からアナウンス第2便 (新潮文庫)
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ほんと最初からあんな不便なとこに関空作らないで神戸空港をおっきく作ればよかったのにね。
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機長からアナウンスの続編。前回より真面目な論調が多いような気がする。
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文章は気取らず偉そうな言い回しでもなく、作者は気さくな少年のような人だったのではないかと想像する。深い専門知識や業界の裏事情などたいへん興味深く勉強になった。結びの章のヒューマンエラーについては熱く語られていた。LCCについての記述が無かったのがやや残念だが、作者が他界されていることは、それ以上に残念。執筆中に死期を悟っていたのだとすると、様々な思いが交錯したのではなかろうか。
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航空燃料の値上がりで航空業界の経営状況は、一段と厳しい状況にある。文庫本の出版から3年たったが、お客さま視点、セキュリティ、コストコンシャス(エコともいえる)な飛行・・・と著者の視点は色あせない。むしろ、輝きを増しているくらいである。
今年は、御鷹山の事故にあわれた方の遺品が展示されたとの新聞記事が出た。「日はまた昇る」に書かれた航空機事故の現状がちぎれた時計によってノフィクションであるという事実を我々に伝えてくる。
墜落事故こそないが、小さい事故やミスは新聞沙汰になることが増えてきた気がする。巻末に書かれた1件の重大事故のウラには、29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハッがあるという労災の発生確率に関する「ハインリッヒの法則」でいけば、1件の重大事故がおこっていてもおかしくない状況と読み解くことも可能である。
作家 内田幹樹は亡くなったが、巻末に追記して残した警告は現役諸氏の心に刻まれんことを望むばかりである。 -
前作より、こちらの方が面白かった♪