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- Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101160467
感想・レビュー・書評
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著者はANAの元パイロット。
他の飛行機内を舞台にした小説は、機内で事件が起こる中
の繰り広げられる状況判断がうりだが、
今回の話は、事件は起きない。
しかし飛行中の緊張感(監査中ということもあるが)が
よく出ていて、著者の小説の中では一番好きな本だ。
仕事で監査を受けた経験もあるし、現在は監査する立場なので
両方の立場がわかる気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと尖っていて人目を気にする主人公と、神経質で恐れられる査察機長、ベテランパイロットとの3人の空間。査察中のそれぞれの距離感が、読んでいる私もまるでコックピットにいるかのようでした。
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再読ほとんどの場面が,成田からJFKに飛行中の747−400のコクピットの中であるが,作者が元パイロットだけあって,とてもリアルである。専門用語も適当に解説がされているのでわかりやすい。読後は,プロフェッショナルということについて考えさせられる。こういうプロというか職人っぽい話って好きなんだよね。しかし,毎回こんな大変なフライトをしているとすると,飛行機に乗るのはちょっと怖くなりますね。パイロットは大変だなーとあらためて思いました。友人にパイロットがいて,かっこいいけど,空の運転手じゃんと思っていましたが,今後は,少し尊敬することにします。