- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101160825
感想・レビュー・書評
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精神科医の大平先生と漫画家の倉田真由美氏の、心の病をテーマにした対談集。
とにかく大平先生の発言がとても面白い。
そして面白いだけではなく、心の病について勉強になる。
倉田氏とのやりとりも軽快で、重いテーマではあるのだけど、読んだあと楽になれる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙のデザインに惹かれて買ってみた。
精神的な病気に関することを対談形式でとてもわかりやすく書かれている。
心療内科ってどんなところだろう?
全然わかんないから不安だったり、ネットで薬ばかり出す医者はダメだと聞いていたが、どうしてそうなるのかも書かれていて、少しずつ受け入れられる内容だった。
まぁ全部が全部この本と同じ考えの医者とは限りませんが。 -
ブックオフで買って、とても読みやすい本でした。
最初の方はいろいろと精神科医とは…のような話題でなるほど~と関心することも多かったのですが、最後のほうが、「だめんずウォ~カ~」の作者の倉田さんが「男」について語っていて下品だなぁと思って少し微妙でした。
私は男・女として人を見るのではなく、一人の人間として接したいと思っているので「男は~」なんて語っちゃうのがナンセンスだと思います。
精神科医の大平さんは対談を見ても、プロなのにとても謙虚でいいなぁと思ったのと同時に、倉田さんは人を型にはめて決め付けが多いというのが見られて、人を決め付けるのは良くないと思いました。
マクドナルドで20代のOLが話しているみたいな内容でした。
でもひとつこの対談で発見したことは、最近の世の中は「アラサー」「アラフォー」など年齢を気にする傾向がとても強いということに気づかされました。
私もアラサー、アラフォーなど流行語として何の疑問も持たずに使っていた言葉ですが、確かにこういう言葉は必要以上に年齢を気にしてしまうし、それでなんか色々考えすぎてダメになっちゃったりするので、あまり使わないようにしようと気づきました。
そう思うと、私たちの精神的概念って結構世の中に振り回されているのかも…と、思うと自分というのをしっかり持たないといけないな!って心から感じました。 -
493.7
うつ病、摂食障害、統合失調症… -
精神科医との対談。
理屈っぽい人は病気になりやすいらしい。
「やらないいいわけ」を探すのがうまい人のことか、探せない人のことか。 -
ダメ男を好きになる女たちの研究家くらたまさんの作品は読んだことがないが、テレビによく出るあの顔は好みである。取り扱いは難しそうだが。
大平先生は土居健郎直系だがペルーで修行という変わり種でもある。薬物投与による症状対処ではなく、発症原因を突きとめようとする本格派のようだ。
土居は甘え理論という代表的日本人論の一つを提唱した臨床家だが、診療に理論を用いたりすることはなかった。「そんなことをしたら見えるものも見えなくなってしまう」
従って自在流の実践臨床見解には学ぶところ少なくない。不眠、拒食、リストカット。鬱の定義。
しかし、くらたまとの対談では話は自ずから恋愛論に流れてゆき、この辺は微妙である。
それよりペットの話が面白かった。
犬は飼い主に忠実で言うことを良く聞くが、猫は聞いたり聞かなかったりで自分で決める。
犬の精神は近代で、猫はポストモダンかも。 -
くらたまさんの「恋愛大好き!ばりばり!」と、
大平Dr.の「五月病は甘え、リストカットはわがまま」という基本オーラに、
うーん(´・_・`)そうは言っても…と思いつつ、まあ楽しく読めたかな。 -
大平先生の話はいつも通り面白いのですが、倉田真由美さんが苦手です…
正論や、ごくありきたりな意見をさも珍しいことかの様に言っている辺りが。
ストレス&怒りは発散しない方が良いそうです。
気持ちを抑えて、「可哀想なやつ…」と憐れみ、周りに愚痴をこぼし、
嫌なことを書いて桐箱にいれて棚の1番上にでも棚上げして、たまに「あそこに全部しまってある」と思い出し(想像するだけでも効果的だそうです)たりするのが良いそうです。
やってみよう。 -
なぜ人はいとも容易く、心の病に迷い込むようになったのか・・・そこには驚くべき盲点があった?!「だめんず・うぉ~か~」の作者と、ベテランの精神科医による、面白くも奥深い心の診療室。
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患者が悩みと思ってることは実は悩みじゃない、ということがよくわかる本。
大平ドクターの治療を受けたい。
大平健の作品





