臍の緒は妙薬 (新潮文庫)

著者 : 河野多惠子
  • 新潮社 (2011年4月26日発売)
3.10
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101161051

作品紹介

人間の大病は一生に三度ほど。そのとき自分の臍の緒を煎じて飲むと妙薬となる、という。幼少期に肺炎を患った峰子は、自分のそれの行方が俄かに気になる。ラスト1行に戦慄する表題作ほか、皇国の世に小学校を包む妙なる調べ「月光の曲」、亡夫の運命を高名な占い師に尋ねたくなった妻の心理「星辰」、コーンスターチを大量購入する女の秘密「魔」。生の不思議に酔う、純文学短編集。

臍の緒は妙薬 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 【本の内容】
    人間の大病は一生に三度ほど。

    そのとき自分の臍の緒を煎じて飲むと妙薬となる、という。

    幼少期に肺炎を患った峰子は、自分のそれの行方が俄かに気になる。

    ラスト1行に戦慄する表題作ほか、皇国の世に小学校を包む妙なる調べ「月光の曲」、亡夫の運命を高名な占い師に尋ねたくなった妻の心理「星辰」、コーンスターチを大量購入する女の秘密「魔」。

    生の不思議に酔う、純文学短編集。

    [ 目次 ]
    月光の曲
    星辰

    臍の緒は妙薬

    [ POP ]
    戦時中の小学生のくらしを独特のテンポでつづった「月光の曲」。

    本人の臍の緒が大病の妙薬になるという言い伝えに翻弄される表題作ほか、一風変わった事柄にこだわりを抱き、それを追求しようとする女性の心理を描いた3編を収録。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 淡々としているのにどこか薄気味悪い…そんな話ばかりでした。

    コーンスターチで想像上のわが子を作る『魔』は良かったけれど後の三作品はどれも苦手でした。

  • 過剰とも思える、女たちの執着への描写に引き込まれる。
    短編のひとつ、「魔」の失くしもののエピソードについてが、最も心に残った。

  • 純文学ですか。
    すみません。

    敷居が低いかな〜
    って思ったけどなんか奥に広いのか
    感じる所無く終了。

    作者と共通点が無いと、
    入りにくいのかしら。

  • 「月の光」が一番好き。

    「魔」は高校の時に試験問題で遭遇したことがあり、読んでいて、ちょっと嬉しくなりましたえへへ。

  • 普通に見える女性が、気がついたらゾワッとする狂気に包まれていく様子を書かれた表題作ほか、計4編収録。
    なんという事はなく淡々と物語は進んでいくのに、最後に、あ、と気付かされる事が多くて、じわじわと、まさに「真綿で首を絞められる」ように周囲の雰囲気が奇妙になっていく様がすごい。読み返す度に感想が変わってきそうな、不思議な作品。

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