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- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101161310
感想・レビュー・書評
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単行本が発売されたのは、確か「買ってはいけない」が話題になってた頃だったと思う。版元は太田出版で、「太田出版、思い切ったことを…」とぎょっとしたのを覚えている。その後まさか新潮で文庫化するとは。
でも、こうやってまた日の目を見ることになって本当によかったと思う。激しく頷きながら読んだが、親本が出てから何年もたっているというのに、少子化の状況がさっぱりよくなっていないのが驚きである。似たような本はいくつか出版されているけど、私はこの文庫が一番面白かった。ちょっと愚痴っぽいところもあるけど、笑いのツボもおさえつつ、大事なトコもおさえつつで読みやすい。
ベビーカーを背負い保育園の大荷物を抱え、時には娘も片腕に抱え、エレベーターのない駅の階段を上り下りした日々は、今も昨日のことのように思い出せる。読んでいて笑いながらちょっと涙が出た。
政府よ。「産んではいけない!」なんて言わせんなよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示