- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101163413
作品紹介・あらすじ
「青い海と空」「楽園」というイメージと、失業率日本一・県民所得最低という現実が交錯する沖縄県。重度の沖縄中毒に感染した妻に連れられ、那覇市内に移住した著者は、観光客には未知のディープな日常に出会うことになる。台風の過ごし方、弁当の盛り付け、大衆食堂や風水占い、オバァ事情など、「カルチャーショックの宝庫」の素顔がここにある。
感想・レビュー・書評
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著者は本州から沖縄に移住した人。
観光ではない、「住んでみたらこんなところ」を紹介している。
食生活、就職事情など、日々暮らしてみると見えてくるものがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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憧れの沖縄生活だけど、 聞くと住むとでは大違い。
自分の弟も転勤で2年住んだが、本土出身者は3年暮らすのが限界と言っていた。 -
住むならまず、虫との対決。車社会。自転車は蔑まれる上動きにくい那覇。仕事もなく、一文無しで沖縄に来たがる20代を著者は警鐘している。
お金を得るなら東京だ。ではお金のない沖縄に何を求め住むのか? ネガティヴな要素だらけの本なのに、その濃ゆい地域性と厚い空気感に惹かれてしまう、沖縄マジックある。
血的には沖縄だが育ちは大阪、仕事は東京でしてきた著者。ナイチャーとしての視点と妙にウチナーと馴染む、というか彼らが分かる血、というバランスの取れた軽妙な関西人らしい書き口が面白かった。変に卑屈にならず、賛美もせず。ただ思ったのは、沖縄は等身大でいられるところなのだ。それを、きっと著者は発見したのだな、と思った。少し時間がいるだろう。著者の場合は3年であった。それが我慢できるかどうかが移住して居つくか帰るかの境目だろう。 -
10年ほど前に買ったこの一冊を読み返してみました。沖縄関連本はおよそ150冊程持っていますが、それぞれ読んでから時が経ったので再び沖縄に想いを寄せ又読もうと思っています。で、今回は軽く読めるこの本。重度の沖縄病患者の奥様により沖縄移住を決意せざるを得なかった仲村氏、ルーツは沖縄にある作者の軽妙なウチナンチュー噺はより深くわれわれにウチナーを解からせてくれる。
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そこまで文体好きな人じゃなかったけど壷谷小径めぐりの章なんかは一気に純文学テイストになって驚かされたな。久々に沖縄行きたくなった。
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普段思っていたことを、簡潔にズバッとまとめられていて、読んでよかったなと思えた一冊。
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購入者:山田(返却:2008.11.26)
沖縄に住む前に読む本。住んでみたい人が読む本。虫が弱い人は住めないかも。とりあえず、沖縄フリークは是非。沖縄の方言も少し載っていて、食べ物とか歴史もわかるので、今度行った時には見方が変わる???かも。
貸出:本浦(2009.4.6)返却:(2009.4.14)
貸出:桑畑(2009.7.10)返却:(2009.7.14)
今年人生初めての沖縄旅行に行く予定なのでこの本を読んでみました。沖縄に住んでいる方が書かれている本ですが、実体験等がユーモアを交えながら書かれていて非常におもしろかったです。
貸出:山口(2009.7.14)返却:(2009.9.14)
沖縄には1度だけ行きましたが、また行きたくなりました。
貸出:エゴ原(2009.10.26)返却(2009.11.24)
過去に沖縄移住計画を考えていた事もあり、大変興味深い内容でした。
貸出:山本ミエ(2009.12.5) 返却:(2010.1.8)
沖縄に行ったことはないですが・・・沖縄に永住したい!!!
貸出:吉野(2010.5.11)返却:(2010.5.13)
貸出:中川(2010.6.28)返却:(2010.7.13)
いとこの結婚式で7月に沖縄に行くのでその前に読んでみました。参考にして沖縄を楽しめました。読んでるだけでまた行きたくなります。
貸出:吉田愛(2011.12.15)返却(2011.12.28)
虫のでかさ、台風の多さ、独特の食文化…沖縄はやっぱり面白い場所だなと思いました。それがとっても事細かに書かれていて読み応えがありました。まさに、「住まなきゃ分からない」。 -
07年7月読 作者が沖縄に移住してからの悲喜交々の出来事を書いたもの。前半は面白いものの、ネタ切れなのか、文章がうまくないせいか、後半だれ気味。