ほんとうは怖い沖縄 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101163437

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  • 基本的には霊の類いは信じない筆者らしく、いわゆる怪奇現象といわれるものも科学的・心理的なアプローチで冷静に分析する。しかしながら理屈では説明のつかないもの、霊的なもののあり方も肯定はせず、さりとて否定もせず。その距離感が絶妙で心地よかった。
    沖縄に行くと感じる、ポジティブな南国イメージと共存する独特な雰囲気の理由を垣間みた。

  • 信じたくない、信じられないという思いと、なるほどなぁ、やっぱりそうなのかぁという安堵感のようなものが入り混じった複雑な感じ。
    沖縄では、日常の中で当たり前のように存在している世界がある。それが奥深くて、うなってしまう。この本を読んで、御嶽で写真を気軽に撮ってしまった自分の軽率さを恥じました。そして、『テンペスト』の世界と符合することもあり、とにかくおもしろかった。というと不謹慎かもしれないけれど。

著者プロフィール

作家、沖縄大学客員教授。1958年、大阪市生まれのウチナーンチュ2
世。96年、那覇市に移住。著書に『沖縄学』『ほんとうは怖い沖縄』など。

「2016年 『沖縄 オトナの社会見学 R18』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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