学校では習わない江戸時代 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101164427

作品紹介・あらすじ

「参勤交代」や「元禄文化」を習っても、そこで止まっていては勿体無い。大名行列がトラブルばかりと知り、近松こそが恋愛の発見者と分かれば、そこから先の江戸時代こそが面白い。時代小説や歌舞伎も材料に、江戸人たちの息づかいとホンネを読み、赤穂浪士の討ち入りや町奉行の制度から、武士のオキテと常識を感じ取る。江戸時代をとことんまで学べる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • この書籍は、著者の「山本博文」氏による「学校では」怖いなどや時間の都合で割愛されて、教えられない江戸時代の簡素解説です。

  • 江戸時代の社会制度や武士の気風、赤穂事件の意味や綱吉の統治方針、鎖国政策の本質や朝鮮通信使来日の意味、幕末各藩の情報収集力等々についての、著者の深い洞察の数々。
    感銘を受けました。

  • 新書文庫

  • 鎖国が全国共通のものではなかったという事実にびっくりした。わかったつもりになっていても知らないことはたくさんあるものです。
    藩による情報収集のやり方もちょっと現代に通じるものがあって興味深い。
    江戸時代の武士がずいぶんサラリーマンにみえてきておもしろい。

  • フィクションとわかってながら、事実誤認してしまう時代小説。教科書の内容もほんの一面。歴史家が紹介する史実の奥。14.3.7

  •  「武士道」の意味の取り違え、
     秀吉が作った江戸幕府の基盤、
     「鎖国」の語感が与える誤解、
     わかっているつもりが全然わかっていなかった。

  • 学生時代に出逢ってたら、もっと歴史に興味が出たはず。

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著者プロフィール

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授などを勤めた。1992年『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書は『寛永時代』(吉川弘文館)、『日本史の一級史料』(光文社新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『流れをつかむ日本の歴史』『武士の人事』(角川新書)など多数。NHK Eテレ「知恵泉」を始め、テレビやラジオにも数多く出演した。2020年逝去。

「2022年 『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻+別巻4冊定番セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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