日曜日の歴史学 (新潮文庫 や 51-5)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101164489

作品紹介・あらすじ

豊かな老後を送った、江戸の隠居名人五人の生き方。幕府の制度が確立した寛永、天下泰平の元禄、役職大改革の享保、庶民の時代の文化・文政。「鬼平」「梅安」「海坂藩」など、時代小説に見る幕府の役職、庶民・旗本の暮らしと藩の仕組み。歴史研究におけるインターネットの正しい使い方……。歴史研究へのアプローチの仕方、江戸時代の基礎知識、時代小説の読み方など、歴史を楽しむためのポイントを判りやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史について再発見が相次いでいますが、これまでの史観を疑ってかかるのが大切だと教えてくれます。

  • 歴史研究入門書。初学者のために平易に興味深く書かれている。原文の読み方を学びたくなる。2018.1.27

  • 「はじめに」で本書の刊行目的を独学で歴史を学ぼうとする人向けであることが記されていたので、構えて読み始めた。歴史それも江戸時代に興味があればこそ気軽に読むために購入したからだ。結果的にはそんなスタンスでも楽しめるもの。特に後半の時代小説を題材に考証する部分は、史実とフィクションを楽しむうえで大いに参考になる。

  • 日本史上のエピソードを紹介するというのではなく、歴史研究についての本。
    タイトルどおりですね。(^^;
    史料をどう読むかとか、勉強になります。
    時代小説から藩政などを学ぶとか、歴史学ファンじゃなくて時代小説ファンも愉しめる内容になっていますね。

  • 20160503読了
    最後の章あたりが少々難解。それ以外は、なるほどと思いながら読みました。特に御三家、御三卿の違いや、鎖国の本当、それぞれの時代の江戸庶民の生活を垣間見れる部分など、興味深かったです。

  • 史料に直接当る事の大切さ、且つ史料を鵜呑みにせず、その背景や裏を取る事の重要さが説かれていて、よくある歴史ネタ本とは異なり勉強になる内容。当時の肉声や感情が伝わってくるような挿話も紹介され、興味深いが、一冊の構成としては、取り上げられているトピックも偏っていて纏まりがなく、その点が残念。

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著者プロフィール

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学史料編纂所教授などを勤めた。1992年『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。著書は『寛永時代』(吉川弘文館)、『日本史の一級史料』(光文社新書)、『歴史をつかむ技法』(新潮新書)、『流れをつかむ日本の歴史』『武士の人事』(角川新書)など多数。NHK Eテレ「知恵泉」を始め、テレビやラジオにも数多く出演した。2020年逝去。

「2022年 『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻+別巻4冊定番セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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