MOTHER: TheOriginalStory (新潮文庫 く 16-1)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 320
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101166117

作品紹介・あらすじ

やっぱりあたしがついててあげなくっちゃ-不思議な力を持つ少女アナは、スポーツ万能のケン、天才科学少年のロイドといっしょに、地球の危機を救う闘いに立ち上がる。マジカントの国の女王、クィーン・マリーの助力を得るため、世界中に散らばった八つのメロディを探す三人に、宇宙人の魔手が忍び寄る。恐るべき敵の正体とは?糸井重里入魂の超大型RPGを完全小説化。

感想・レビュー・書評

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  • この本から文庫本を読みはじめたってくらい思い出深い本。確か1+2が発売されて、この本が再販された時に買ったんだった。
    少女小説?っぽくて甘酸っぱくていい…2よりもスピードがゆったりしてて、いろんな出来事や町を新鮮に受け止めるアナ視点で描かれるのが好きだ。
    でもイヴがロイドのママ似っていうのは違くないか!?ジョージの作ったロボットだから最後のメロディ持ってて、それでクイーンマリーの記憶が蘇ってギーグに対抗する歌が完成するっていう原作の流れが美しかったからなあ…。
    クイーンマリーとギーグの関係は母というテーマがストレートに表されていて好きだ。

  • マザー2はクリアしたけど、マザーは未プレイだったわ…。なのでゲームと小説がどれだけ違うのかはわからないけれど、それなりに楽しめた。思った以上に読みやすかった。ちょいちょい時代を感じる小物や表現があったけれど、それを差し引いてもスルッと読めた。若干恋愛脳がチラチラするのが気になったけど。途中まで割とゆっくり進んでいたのにラストが急降下すぎて終わりがなんとなく戸惑ってしまう感もあったけど、まぁ小説は小説で…。小松左京とか出すのやめてくだされw

  • 34585

  • 「アナの視点で描かれたMOTHER」というのが面白い。

  • 「エンディングまで泣くんじゃない!」あ、実はこれ、ゲームやったことないんです。2はやったんですけど。このお話は三番目の仲間のアナが主人公です。仲間の中でも紅一点ですので、男の子たちの中にいての疎外感とか主観的に描かれています。前半のイベントをばっさり切られちゃってるし、やっぱりゲームもやりたいなと思うんですけど、このゲーム、今となってはリメイクされたアドバンス版も変にプレミアついて高いんですよね。ところで、クライマックスはいい感じに涙腺を刺激されるので、音楽がついたらどれほどの物なんだろう……。

  • 実はMOTHERやったことない。
    筋はともかく感情はオリジナルなんだと思う。
    「もう!男の子ったら仕方ないんだから」「ちぇっ。女の子なんて」みたいなのが延々と続いていて古臭さにうんざりする。
    1989ってこんなに昔なのか。

    キャラクター設定や文体のノリの古さがドラクエっぽい気がする。
    ドラクエもやったことないけど。

    「2」のゲームはやったけどあれで嫌な感じはしなかったから、このシナリオが合わないんだとは思うけど、キャラクターにまったく魅力がない。
    「2」だったら読めるだろうか。怖いもの見たさで試してみたい。


    文章も変なところがちょこちょこある。
    「ファンタシー」という表記がものすごく気になる。

  • 実在のRPGゲームの話です。
    三人組がギーグと言う悪者に立ち向かい町を救う話なんですが、それぞれの感情があって、恋愛要素もあり、面白いです。
    感動的なシーンもいくつかあります。
    悪が悪になってしまった経緯や原因、そこには複雑な事情があり、悲しい事実もあったりします。
    思い出に残る作品です。

  • ゲームとは違くアナ視点でのアナザーストーリ的内容。とは言ってもマザーの世界観は味わえる。もう一度ファミコン盤マザーがやりたくなる事受け合い!

  • 「泣ける」と評判のファミコンRPG「MOTHER」のノベライズ。原作ゲームは未プレイ。あとがき曰くゲームのシナリオとはかなり違ったものらしい。ヒロイン・アナの視点で進むのだが、男の子2人に対する気持ちが年頃の女の子っぽくて良し。がさつでガキっぽいと思ったり、乙女心は理解できないと感じたり、いつのまにか大人に近づいたと不思議な気持ちになったり。変に擦れてたりしてない。モテ(笑)とかは全くない。
    あとがきのゲーマーの気持ちはよく理解できた。大人になってからゲームは一日一時間以上できるようになったけど、時間を無駄にした感が半端ない。
    表紙折り返しの作品紹介が懐かしい。ジュヴナイル向け作品が多々紹介されている。ファンタジーやミステリー。小野不由美、宗田理、辻真先、流星香……まだ平成が始まったばかりの頃か。

  • 750.初、並、カバスレ、帯なし
    2011.8/29.伊勢BF(07.12/15日登録有)

    平成15年7月10日、8刷、並、帯無し

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著者プロフィール

1959年、岩手県盛岡市生まれ。上智大学在学中に作家デビュー。フィクション、ノンフィクションを問わずさまざまなジャンルの作品を手がけ、ゲームやコミックのノベライズなどもおこなう。おもな著作に「プリンセス・ストーリーズ」シリーズ(角川つばさ文庫)、『丘の家のミッキー』(集英社)など多数。公式サイト「久美蔵」http://kumikura.jp/

「2019年 『プリンセス・ストーリーズ 赤ずきんと狼王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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