格闘する者に○ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3817
レビュー : 578
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167510

感想・レビュー・書評

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  • 若干消化不良みたいなところはあるかもしれない。後半は話を急いで進めてる感じもするが、
    非常に読み易い。そして爽快。作中でちょくちょく入ってくるギャグが読み易さに拍車をかけてる。
    元気の出ない人や、理不尽な目にあった人とかに勧めたい。

  • 文章のテンポや、すこし漫画チックなところはデビュー作ですでに顕在。

  •  くだけているように見えて綺麗な日本語、しをんさんのエッセイに通ずる妄想力、魅力的な登場人物。それら全てを堪能して、とても満足感たっぷりの読後。客観的な思考で一歩距離を置く可南子ちゃんが好きだし、何だかんだで気配りのできる弟の旅人くんも素敵、ニキくんも砂子ちゃんもお義母さんも、お父さんだって…と、出てくる人皆素敵だった。性の問題や性差の問題、熾烈を極める就活の問題や家庭の問題など、シリアスな問題を扱いながらも悲劇的になりすぎないのは、しをんさんのユーモアが光るからかなとも思う。

  • デビュー作からこんな小説を書いていたんだ、と驚かされる一冊。想像をふくらまさせられる終り方も○。

  • 著者と自分は同世代なので、この頃のいわゆる就職氷河期の厳しさは身を持って体験した。
    それだけに、その頃を思い出してわかるなーと同感することが多かった。

  • たいへんへんたいなことを
    たいそうなことではないように。

    はて。
    なにがだいじやったんやったかな。

  • 漫画編集者へ憧れる主人公は、確たる目的を持たずに出版社の就職試験を受ける。
    きっと小説家への夢を抱きつつ、卒業を前に周りに流されるように就職活動を行った著者自身?がモデルではないかと勘繰る。

    奇天烈な脳内妄想、斬新かつ冷静な視点、ユニークな人間関係と、最近の三浦しをん作品にも通じる奇抜さが感じられるものの、デビュー作だからか、若さが先に立ってストーリー展開が少し残念。
    就活、腐女子、フェチニズム、ホモセクシャル、政治家世襲、家庭内離婚、弟の家出…と複雑に膨らんだ設定に、主人公を幼稚なキャラクターに仕立て過ぎて、全ては時が解決してくれます的で落ちがない。
    可南子のキャラクターは、複雑な家庭環境への拒絶反応なのか?

  • しをんさんの描く、就活小説。
    面白くて軽くて、楽しく読めましたが、そんな中からも、就活のしんどさや大変さが伝わってくる一冊でした。
    脚フェチの年上の男性と付き合ってたり、ちょっと風変わりなところがしをんさんぽいなと思いました。

  • こんな面白い文章があるんだ!!
    というのが一番初めの感想でした。
    これを読んで以来、話し言葉の文が好きになりました。

    個人的に笑える本が好きで、読了後は「しをんのしおり」や「人生劇場」もハマりました。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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