格闘する者に○ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 581
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167510

感想・レビュー・書評

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  • 就活を舞台にした、つまらない「一つ」の物語。これを一つの作品として見るなら、つまらない。就活の描写はどれもおざなりで、かといってもう一つの主題である政治家の娘、主人公の背景が面白いわけでもない。
    ほとんどの人がこれを評価するときに使うのが、「三浦しをんのデビュー作だ」とか、「今刊行されている三浦しをんの「色」は、既にこの時にあった」とかだ。全て、三浦しをんを作品を読んだ上でこの作品を評価している。
    そうじゃないと思う。少なくとも、私が本を評価するときに考えるのは、それ一冊で楽しめたかどうかであり、作者の背景や、他作品を知らないと楽しめない作品など、どれだけの読者が喜ぶのだろうか。実家に帰省する際、新幹線に乗る前に、小さな売店で名前も知らない作者の本を買う。そういう人は、その本を何の予備知識もなく読むのだ。

  • 女子大生の就活小説。ゲイかもしれない同級生、出版社を回るも最終で落ちる主人公、(お金には)恵まれた環境など、私には鼻について仕方ない。

  • あれ?
    と思ったが
    デビュー作だったらしい

    出版社業界への就職活動、男尊女卑
    婿養子政治家一族の家族模様
    同性愛、年の差恋愛
    イロイロな要素が収束しないまま終わってしまった!

  • うーん、しをんファン以外にはちょっとキツイかも。

  • 漫画編集者へ憧れる主人公は、確たる目的を持たずに出版社の就職試験を受ける。
    きっと小説家への夢を抱きつつ、卒業を前に周りに流されるように就職活動を行った著者自身?がモデルではないかと勘繰る。

    奇天烈な脳内妄想、斬新かつ冷静な視点、ユニークな人間関係と、最近の三浦しをん作品にも通じる奇抜さが感じられるものの、デビュー作だからか、若さが先に立ってストーリー展開が少し残念。
    就活、腐女子、フェチニズム、ホモセクシャル、政治家世襲、家庭内離婚、弟の家出…と複雑に膨らんだ設定に、主人公を幼稚なキャラクターに仕立て過ぎて、全ては時が解決してくれます的で落ちがない。
    可南子のキャラクターは、複雑な家庭環境への拒絶反応なのか?

  • ぎゃーーーー!聞こえないふり!見ないふり!

  • 主人公たちと同じ文系就活生としてかなり共感できる小説です。
    年の離れた書道家との恋愛模様がどうしても受け付けなかったので星2つにしましたが、その点以外では楽しく読めました。
    K談社と集A社の面接場面に以前、某出版社を受けた時のことを思い出して胃が痛くなりました…。

  • デビュー作とのことで、良くも悪くも新鮮さが出ている。

    「風が強く吹いている」「まほろ駅前、、」など、後の作品のほうが楽しめた。

  • 所謂就職活動のお話。
    格闘って、由来はそこかよ、と突っ込みたくなるような。
    しかしこんな緩やかな就職活動があっていいものか、と少々笑いが出ました。
    総合的な感想としては、イマイチかな、と。

  • 2013.2.11読了

    まぁおもしろいんだけどそれだけな感じ。
    最近の作品の方がおもしろいかな。
    当たりが多かっただけに残念

  • んんー?って感じだった。
    家のこと、大してやる気のない就活のこと、超年上で変な性癖の書道家彼氏のこと…色んなことがない交ぜになって、結局何だ?っていう。

  • 就活に苦労しながら成長する女子大生の話。

  • 本書は、就職浪人を経験した私にとって、
    懐かしさと苦い記憶が蘇るものであったが、
    同時に、必要以上に深刻になりすぎて
    身動きとれなくなっていた就活当時の私へ
    息抜きとエールを込めた一冊として送ってやりたい本であった。



    マイペース過ぎる可南子は、ある意味強い。

    少々の焦りや、面接時の後悔、悩みはあっても、
    他人に迎合しようとしない意地や
    好きなモノを仕事にしてやるという諦めない気持ち、
    自分を信じようと決めた勇気には、
    いっそ清々しささえ感じる。



    本書に書かれているような
    嫌味な面接官やアホな面接官は現実にいる。

    今思えば、
    そんな言葉くらいサラリと受けて返せ!!とか、
    そんな奴と一緒に仕事なんか出来るか!!落ちて正解!!とか、
    まぁ色々思えるのだが、
    就活当時の私は、
    自分が社会に必要のない人間のように感じてしまうほど、
    落ち込み、疲弊していた。


    就職は人生を左右する重大な問題ではあるが、
    だからといって、
    必死になって、焦って、失敗して、
    余計にまた必死になって、焦って、疲弊して、、、
    と、負のスパイラルに陥るくらいならば、
    いっそ、本書を読んで、
    可南子の炸裂する妄想と就活へのへ理屈で心を和ませ、
    一旦肩の力を抜くのもアリだろう。

    そういう意味でも、
    本作は、就職活動で疲れ切った方にはオススメ。

    いつでも心に余裕は必要である。



    だが、夢を持って就職活動に意欲的に臨んでいる方は、
    本作は読むべからず…である。
    なんとなくだが、気持ちが萎える可能性がある気がするので、
    疲れるまで待ってから手にとってほしい。



    本作は、良い意味で肩の力の抜ける、
    滑稽さとシュールさに、
    ほんの少しの寂莫感をふりかけたような作品である。

  • 過酷な就職戦線に女子大生が挑む。

  • 就職難がビシビシと伝わってきて、現役大学生の身としてはうひいってなる作品。
    象のお話がとても面白かった。なるほどね、あえてそれを選ぶのね、っていう。

  • いまいち・・・

  • ライトノベル?ジュニア小説?
    なんかちょっと懐かしい。

  • 登場人物(特に男)や展開がマンガのようで、迫真性がなかった。本来笑うべきとされる部分もことごとくハマらない。
    しかし読み進めるのに苦痛であるとかは一切なく、単純に自分の肌に合わなかっただけなのだと思う。

  • あまり肌に合わなかった。似ていたといえば、森見~の「夜は短し」にやや似ていた。リアリティが今一つなので、あまり入り込めなかった。しかし、デビュー作となるとなかなか凄いのではないか。24歳で一本破たんなく書きあげるだけで。しかしまほろ町便利屋の小説が、直木賞とっていたとはなんだかわからん。つまり、えーっこれが受賞していたのーって鼻白んだ感じ。

  • 熱中するものがあるってのはいいなあ。
    今も昔も私にはそれがない。

  •  大学生活を思い出させてくれる。

  • 足の美しさと、書の美しさの切なさ。

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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