風が強く吹いている (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2009年6月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784101167589

みんなの感想まとめ

青春の真っ只中で、友情や努力の大切さを描いた物語が展開されます。登場人物たちがそれぞれの目標に向かって全力で走り抜ける姿は、読者に清々しい感動を与えます。特に、キャラクターたちの素直さや真剣さが際立ち...

感想・レビュー・書評

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  • 「走るの好きか?」突然出会った清瀬灰二に問われた蔵原走は、誘われるまま寛政大学陸上競技部の寮・竹青荘に連れられ住むことになる。長距離経験者が極端に少ない寮生の仲間たちと計10名で箱根駅伝を目指す物語。

    昨年、ブク友のアールグレイゅぅママさんにお薦めいただいた作品。

    願望としては、本作品を通読して箱根駅伝を見よう…と考えていたのだが昨年末より、とある資格試験受験に向けて猛勉強中だったこともあり機を逃していた。その後もたびたび私のフォロー、フォロワーの皆さまのレビューを拝読する機会に恵まれたことから私も続けと通読に至った。


    とても興奮した。激しく感動した。


    駅伝にまったく詳しくない私でも、十二分に楽しめる作品であることは、三浦しをんの綿密で繊細で丁寧で気さくな文体の賜物だ。

    解説でも綴られていたが、本作品を執筆するにあたって現地に赴いたり、関係各所よりご意見や情報収集をされたそうだ。地道な姿勢が素晴らしい。作品を産み出す上で真っ向からテーマと向き合う姿勢は、自分の人生をデザインすることと同意だと思う。著者へ敬愛と敬意を。

    普段、スポーツに興味のないワタクシ、お恥ずがりながら本作で初めて知ることが多かった。

    ・駅伝とマラソンは違うこと(←私はここから^^;)
    ・前大会で10位までに入った大学は翌年の箱根駅伝の出場権が得られること
    ・箱根駅伝予選会で11チーム(関東学生連合チーム含)選出され、全21チームで競うこと
    ・往路5区復路5区の計10区を襷で繋いでいくこと
    ・出場する各大学は、1区から10区までの10名と補欠枠6名の区間エントリーを行うこと
    ・一度1区から10区の間にエントリーされた選手は、他の区間に再エントリーは出来ないこと
    などなど。

    上記制約の中で、お気づきいただけただろうか。
    通常、10区10名と補欠選手によりエントリーされるのだが、寛政大学長距離走メンバーは10名。誰1人欠けることが許されないのである。この現実離れした設定が愛おしい。

    長距離未経験の部員が大半を占めているチームを、寮長兼キャプテンの清瀬が各メンバの性格・特性を分析しながら叱咤激励のティーチングとコーチングを行っていく。

    本作の見どころは、弱小チームメンバーそれぞれのキャラクターと成長・感情の変化・変遷、チームの絆、区間ごとにフォーカスされたメンバーの心理描写と葛藤のシーンであろう。

    テーマ上、必然的に登場人物は多いのだがまったく気にならない。一人ひとりに宿る魂が、読み手にひしひしと伝播してくる。

    各登場人物の感情に共感したり、前向きな姿勢に共鳴したりと、読み進める私もまるでチームの一員になったような感覚になった。久しぶりに心地よい読み疲れを味わった。至福の時間であり最高の名作だった。

    アールグレイゅぅママさんをはじめ、本作のレビューされていたブク友の皆さん、本好き同士の皆さんへこの感動と巡りあわせてくださったことに感謝申し上げたい。ありがとうございます。

    最後に本作の副産物として、私の琴線に響いたセリフをここに記しておく。

    ----------------
    「いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ」

    「長距離選手に対する、一番の褒め言葉がなにかわかるか」『速い、ですか?』「いいや。強い、だよ」

    「優勝できなきゃ、走れないのか?じゃあおまえら、いずれ死ぬからって生きるのやめんのかよ」

    「明日もあさってもその先も、やるべきことに変わりは無いだろ。いつだって目の前にあるのは現実だ。なら逃げるんじゃなくて、いっそ一緒に走ってみればいいんだ、現実と」
    ------------------------------------

    今の自分をきちんと受け入れよう。
    賢くなるよりも強くなろう。
    結果だけではなく過程を大切にしよう。(結果主義の私は特に)
    現実と向き合い受け入れ諦めずに生きよう。

    私のために。私の大切なすべての人たちと共に。



    -別段-
    冒頭で述べた資格試験、無事合格いたしました。
    応援いただいたブク友の皆さま、ありがとうございました。

    • akodamさん
      おまつ、私は精神年齢のみ中学生の歴としたおじさんですσ^_^;

      ただ周りからはよく「熱い(熱っ苦しい)ヤツ」と形容されるので、エネルギーは...
      おまつ、私は精神年齢のみ中学生の歴としたおじさんですσ^_^;

      ただ周りからはよく「熱い(熱っ苦しい)ヤツ」と形容されるので、エネルギーは衰えていないのかなぁとポジティブに受け取ってます♩

      今日、もう大阪出発しちゃうのですね…
      串カツ美味しかったっしょー!( ̄▽ ̄)ソースノニドヅケアカンデー
      出発まで、存分に楽しんできてください!
      2022/05/01
    • hiroさん
      資格試験、合格おめでとうございます♪

      子供の影響で韓国語を覚えようかと思い 本やノートを机の上に準備してますが なかなか始めることが出来て...
      資格試験、合格おめでとうございます♪

      子供の影響で韓国語を覚えようかと思い 本やノートを机の上に準備してますが なかなか始めることが出来ていません。
      有言実行したakodamさんを尊敬します!
      2022/05/03
    • akodamさん
      smaphiroさん、祝福のお言葉ありがとうございます♪

      韓国語、お子様の影響とは素敵です(´∀`✴︎)私にもそんな日が来ると良いのですが...
      smaphiroさん、祝福のお言葉ありがとうございます♪

      韓国語、お子様の影響とは素敵です(´∀`✴︎)私にもそんな日が来ると良いのですが…σ^_^;

      私は日本語以外の言語が全く分からないですが、話せるようになるときっと楽しいだろうなぁと思います。smaphiroさんの気持ちと頃合い、タイミングがバチっと合った時に是非!その時は私にも応援させてください^ ^
      2022/05/03
  • あけおめですー。よーし間に合ったー!!
    楽しかった〜。もうずっと楽しかった〜!
    フィクションですけど、ありえないストーリーでしょうけれど、これは大好きですわー。
    みんなが優しい!こっちまで夢見心地でいられる。
    箱根駅伝の裏にそれぞれの生活があって、人生があってって思いながら読んでたら自然と感情移入しちゃいました。なんたってキャラクターが素敵過ぎでしょ!?中でも双子のハリポタ感が消えなくて困ったけれども笑
    学生青春ものはやっぱりいい!!情熱に勝るものはないですよ。読み終えて『俺、走りたいかも』にはなりませんが、こんな学生生活を羨ましく思います。

    • アールグレイさん
      タブンネさん♪初めまして!
      この本は、私の大好きでイチ押し
      の本。感動ものです!
      シード校は、来年出場が決まっていますが、10位までに入れな...
      タブンネさん♪初めまして!
      この本は、私の大好きでイチ押し
      の本。感動ものです!
      シード校は、来年出場が決まっていますが、10位までに入れなかった大学は、予選会で争います!
      来週あたり、土曜に開かれる予選会にTV釘づけの私です(笑)
      登場人物たちを、応援しながら
      読んでやって下さいヾ(^▽^)ノ
      2025/10/03
    • ♡タブンネ♡さん
      アールグレイさん、初めまして(*´︶`)
      箱根駅伝、観たり観なかったりで、詳しくないんですが、この本読んだら熱くなりそうですね!スポーツ小説...
      アールグレイさん、初めまして(*´︶`)
      箱根駅伝、観たり観なかったりで、詳しくないんですが、この本読んだら熱くなりそうですね!スポーツ小説なかなか手を出せないでいましたが、とても有名ですし頑張って読んでみます(*´艸`)
      2025/10/03
    • きたごやたろうさん
      にゃごさんへ

      そうですよね。
      臨場感ハンパないですよね!
      にゃごさんへ

      そうですよね。
      臨場感ハンパないですよね!
      2025/10/03
  • 清々しいような青春だなあ。
    登場人物みんな素直で真面目。長距離を走る人はみんなそうってことかもしれないが。
    それぞれ自分のできる限りの努力で、できる限りの素晴らしい景色をみる。一生に何度も味わえるものではない景色、どんなものだろうと思い馳せた。
    また、どう見ても才能がある人たちの集まりじゃなくても結果を出せることって往々にしてあると思うので(今年の甲子園での大社高校とかはまさに)、勇気をもらえるお話でもあったかなと思う。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      この作品オイラも読みました。
      池井戸さんの「箱根駅伝」に繋がる作品のように、オイラは感じました。
      「いいね」ありがとうございます。

      この作品オイラも読みました。
      池井戸さんの「箱根駅伝」に繋がる作品のように、オイラは感じました。
      2025/04/09
  • はー、良かった。素晴らしい!!

  • 昨年「新潮文庫の100冊」で購入した作品。
    駅伝の時期に読もうと思っていたのですが、手に取るのがすっかり遅くなってしまいました(((;°▽°))

    箱根駅伝出場を目指す、個性豊かな10人の大学生たちの青春を描いた物語。

    竹青荘の住人たちの掛け合いがテンポが良くて、コミカルで面白すぎた!
    前半は軽やかで笑えるのに、後半になればなるほど胸にグッとくる展開に。

    この物語は現実的に考えるとかなりレアだけど、決してゼロではない奇跡を描いているんだな、と感じた。
    読んでいる間、気付けば彼らのことを全力で応援していて、何度も胸が熱くなって、何度も涙した。
    実は私、ハイジとある共通点があって、彼のしんどさ、辛さが他のメンバーより想像しやすくて。
    それでも、彼が自分の全てを賭けて勝負に挑む姿を見て涙が止まらなかった。・゚・(ノД`)・゚・。

    彼らが「どうして走るのか」「何を背負い走っているのか」ということを丁寧に描かれていたことが、とても印象的だった。
    何か一つのことに懸命に打ち込むということは、結局は自分と向き合うことなのかもしれないし、その結果として、前に進めたり、違う景色を見れたりするのかもしれない。

    私はこれまでの人生で本気で何かに打ち込んだことがなくて…
    森見登美彦さんの作品を読んで、自分の人生を肯定してもらったばかりなのですが、なんか人生をやり直したいと思っちゃいました( 'ᵕ' ; )笑
    まぁ、でもそれは無理な話なので。
    これから先、自分が本気で打ち込める何かに出逢えたらいいな、とも思ったけれど、日々の育児に読書。
    自分ではそう思っていないだけで、実はこれが本気で打ち込んでいる何かなのかな、とも思うのでした( ´ᐞ` ).。oO

    ✎︎____________

    いいか、過去や評判が走るんじゃない。いまのきみ自身が走るんだ。惑わされるな。振り向くな。もっと強くなれ(p.169)

    きみには才能と適性がある。だからね、走。もっと自分を信じろ。あせらなくていい。強くなるには時間がかかる。終わりはないと言ってもいい。老人になってもジョギングやマラソンをするひとがいるように、長距離は一生をかけて取り組むに値する競技なんだ(p.207)

    強さとはもしかしたら、微妙なバランスのうえに成り立つ、とてもうつくしいものなのかもしれない。(p.209)

    ああ、と走は思った。もしもハイジさんの言うとおり、走ることに対するこの気持ちが、恋に似ているのだとしたら。恋とはなんて、報われないものなんだろう。
    一度魅惑されたら、どうしたって逃れることはできない。好悪も損得も超えて、ただ引き寄せられる。行き先もわからぬまま、真っ暗な闇に飲まれていく星々のように。
    つらくても、苦しくても、なにも得るものがなくても、走りやめることだけはできないのだ。(p.256)

    幽霊を怖がるのは、幽霊について考え、想像するからだ。走はそういう、曖昧なものが嫌いだった。「いると思えばいる」ような、まどろっこしいものに煩わされたくない。「ある」か「ない」か、はっきりしてほしい。脚を交互に動かせばまえに進むのと同じように。(p.281)

    残酷なもんだ、と走は思った。長距離が、いくら努力でなんとかなる割合の高い競技だとはいえ、やはり持って生まれた身体能力や資質は厳然とある。それに加えて、選手が競技に打ちこめる環境や設備や指導者をそろえられるかどうかには、大学の資金力も関係してくる。
    それでも、この場に集ったものたちの、箱根を目指す真剣な思いには、なにもちがいはなかった。どんな立場であれ、境遇であれ、走りのまえでは、全員が同じスタートラインに立つしかない。成功も失敗も、いまこのとき、自分の体ひとつで生みだすものだ。
    だから楽しく、苦しい。そして、このうえもなく自由だ。(pp.302~303)

    日本人選手が一位になれば、金メダルを取れば、それでいいのか?断固としてちがうと、俺は確信している。競技の本質は、そんなところにはないはずだ。たとえ俺が一位になったとしても、自分に負けたと感じれば、それは勝利ではない。タイムや順位など、試合ごとにめまぐるしく入れ替わるんだ。世界で一番だと、だれが決める。そんなものではなく、変わらない理想や目標が自分のなかにあるからこそ、俺たちは走りつづけるんじゃないのか(p.327)

    走る姿って、きれいだから。だから箱根駅伝を見たひとは、いいなと思って、応援したり自分も走ろうと頑張ったりするんだ(p.358)

    一人ではない。走りだすまでは。
    走りはじめるのを、走り終えて帰ってくるのを、いつでも、いつまでも、待っていてくれる仲間がいる。
    駅伝とは、そういう競技だ。(p.404)

    どんなに必死になったって、届かないときもある。でも、だからこそいいんじゃないか(p.475)

    意味とか無意味とかじゃない。自分たちがしてきたことの証しと誇りのために、いまできるかぎりの走りを見せる。(p.549)

    「努力ですべてがなんとかなると思うのは、傲慢だということだな」
    (中略)
    「陸上はそれほど甘くない。だが、目指すべき場所はひとつじゃないさ」(pp.592~593)

    走りとは力だ。スピードではなく、一人のままでだれかとつながれる強さだ。(p.599)

    走る苦しさと高揚は、走るものにしかわからない。でも、この場所の楽しさをわけあうことはできる。大手町までつらなる熱と歓声を、一緒に感じ、味わうことはできる。(p.603)

    • mariさん
      アールグレイさん

      本が積み上がっていると、再読はなかなか難しくて(。•́•̀。)
      12月中頃くらいに、覚えていたらまた駅伝関連の作品を読ん...
      アールグレイさん

      本が積み上がっていると、再読はなかなか難しくて(。•́•̀。)
      12月中頃くらいに、覚えていたらまた駅伝関連の作品を読んでみようと思います♪
      2026/01/29
    • どんぐりさん
      私もこの本読みました〜♡
      あまり覚えてないけど、
      面白かったことは覚えてますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

      私も一つのことに打ち込んだことがないので、ず...
      私もこの本読みました〜♡
      あまり覚えてないけど、
      面白かったことは覚えてますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

      私も一つのことに打ち込んだことがないので、ずっと努力し続ける人って尊敬します(>_<)
      そしてそれだけ打ち込めることを見つけられたことが羨ましくもあります(>_<)
      2026/01/31
    • mariさん
      どんぐりさん

      面白かったですよね( ˊᵕˋ* )♩
      葉菜ちゃんのその後、確かに気になります…!

      一緒ですね!
      羨ましいのもめっちゃ分かり...
      どんぐりさん

      面白かったですよね( ˊᵕˋ* )♩
      葉菜ちゃんのその後、確かに気になります…!

      一緒ですね!
      羨ましいのもめっちゃ分かります!
      私は見つけられなかったので、子どもには打ち込める何かを見つけてほしいなって思っています♪
      そのためには、いろんな経験をさせてあげることが大事なんですかね?頑張ります( ー̀֊ー́ )و
      2026/01/31
  • 箱根駅伝の雰囲気が文字から伝わってくるようでした。
    10人のランナーそれぞれがとてもいいキャラをしていて、大好きな10人になりました。
    今年の箱根駅伝が今から楽しみです。

  • 著者、三浦 しをんさん(1976~)の作品、ブクログ登録は2冊目。

    本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    箱根駅伝を走りたいーそんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何?走るってどういうことなんだ?十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」-純度100パーセントの疾走青春小説。

    ---引用終了


    本作刊行年(2006年)の箱根駅伝の結果は、

    1位 亜細亜大学
    2位 山梨学院大学
    3位 日本大学
    4位 順天堂大学
    5位 駒澤大学
    6位 東海大学
    7位 法政大学
    8位 中央大学
    9位 日本体育大学
    10位 東洋大学

    今から19年前の結果ですが、今昔感がありますねえ。
    一番の驚きは、わが母校・日大が3位で健闘していること。

    • アールグレイさん
      こんばんは☆
      私は、駅伝が大好きです!
      毎年10月に行われる予選会から、しっかりTVの前に・・・・
      この本は、私がブクログを始めた頃、教えて...
      こんばんは☆
      私は、駅伝が大好きです!
      毎年10月に行われる予選会から、しっかりTVの前に・・・・
      この本は、私がブクログを始めた頃、教えて下さった方のおかげで読むことができました。
      どなただったか?この場を借りてごめんなさい(^-^;
      ☆はいくつでしたか?
      2025/04/10
    • seiyan36さん
      アールグレイさん、コメントありがとう。

      予選会での歓喜、涙、こちらも感動場面がありますねえ。
      何にしても、目標に向かっての日々は、尊...
      アールグレイさん、コメントありがとう。

      予選会での歓喜、涙、こちらも感動場面がありますねえ。
      何にしても、目標に向かっての日々は、尊いものです。

      2025/04/11
  • 箱根駅伝好きなので、自分が1区から10区までを走ってる気持ちになれました。走り途中の景色や気候なども感じながら〜。

    陸上未経験なメンバーも含めながら10人だけで箱根駅伝目指すお話。

    若い頃、大手町の読売新聞社本社の近くで勤務していたのを思い出したー。当時休日出勤手当もらいながら2日から出勤して窓からスタート見たりしたなあ、あの頃若かったなあとか回想。
    (当時の私は読書なんてせずに、cancanエビちゃん流行の雑誌ばかり毎月読了)

    まあそんな話はよいとして、
    10人それぞれの特性を活かしながらの差配、
    練習メニューなどコーチングの学びにもなり、
    本番走ってるシーンは、メンバー毎の過去の環境や想いなどが語られている。

    いやあ、陸上未経験で箱根駅伝目指すとかリアリティは?の観点は置いといて、若かりし頃の想いやその当時未来をどんな風に考えていたかなとか、色々と懐かしい気持ちに戻れます!

    アニメとドラマ?映像化もされており、小出恵介くんが出てるみたい。

    ゆーき本さん、
    推しは、
    私は、走です。笑
    (ミーハーですかね?誰が人気なんだろ、やはりハイジ??ムサも結構好きです)
    ※追記
    アニメの登場人物の絵を見ても、走(かける)が良いです笑 ニラのアニメの絵めっちゃかわいい!

    • ゆーき本さん
      なんなんさ〜ん◡̈*.。
      わたしユキ推しなんです!メガネ男子推しなんです笑 でもアニメ化のユキはわたしの想像と全く違くてガッカリなんです…(...
      なんなんさ〜ん◡̈*.。
      わたしユキ推しなんです!メガネ男子推しなんです笑 でもアニメ化のユキはわたしの想像と全く違くてガッカリなんです…( ˘•ω•˘ ).。oஇ笑
      2023/02/19
    • なんなんさん
      ゆーき本さん、こんばんは。
      ユキも良いですよね、データ!かっこいい!
      登場人物多い時、誰推しか、読んだ後に話せるの楽しいです^^ 
      ゆーき本さん、こんばんは。
      ユキも良いですよね、データ!かっこいい!
      登場人物多い時、誰推しか、読んだ後に話せるの楽しいです^^ 
      2023/02/19
    • ゆーき本さん
      なんなんさん わたしも楽しいヾ(〃^∇^)ノ♪
      ありがとう!(´▽`)
      三浦しをんさんって男の人書くの上手だと思います♡おバカな人も好きなの...
      なんなんさん わたしも楽しいヾ(〃^∇^)ノ♪
      ありがとう!(´▽`)
      三浦しをんさんって男の人書くの上手だと思います♡おバカな人も好きなので「エレジーは流れない」の竜人や 「舟を編む」の西岡も好きです(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)♡
      2023/02/19
  • これ、2006年に刊行されたんですね。今から…ちょっとわからないけど大分前。←
    そんな前なら、私の好きな感じの個性的なメンバーはいるのかしら…と思いましたが、杞憂でした…しっかり変わった人たちばかり!
    やはり三浦しをんさんのこういった何かを極める人たちのお話が好き過ぎてしんどいです。
    今回の推しはもちろんハイジさん。学校での色々な噂が気になるところ。やーでも、神童さんも素敵ですよね。

    お正月に駅伝を見ているお父さんを横目に、何が面白いのかね…とお酒を呷っていたそこの私、ほんと、反省して下さい。
    大学の箱根駅伝挑戦への一年間の物語。
    いいなー、青い春。この、みんなで何かをやり遂げるって素晴らしいですよね。。襷で繋ぐ絆ね!!
    スポーツは全く出来ないけれど、高校の時の部活を思い出したりしました。

    年々「青春」「友情」「家族」のキーワードに涙腺が弱くなる…。

    最後の二章の疾走感。各個人の気持ちとレースの展開が目に浮かぶような描写。
    どんどん入り込んでしまいました。
    ラスト一章は「読んだら終わってしまう…」と悲しくなり、一日寝かせました。

    こんな個性的なメンバーが揃っているなら、もう少し掘り下げて上下とかにしてもよかったでしょうに、この頁でズバン!と終わる爽快感がありました。

    そして、こんな青春ど真ん中のお話の2年後に「光」を書かれたんですね。ほんと、三浦しをんさん。凄いです。


  • 登場人物の個性がしっかり光ってて、それぞれ成長していく姿、葛藤と達成。

    私の中の、1番の青春小説になった。

    今まで箱根駅伝にはそこまで興味はなかったけど、「走ること」への探究心。読めば読むほど体が熱を持って自分の好きなことを掘り進めていきたいと素直に思える小説だった。

    勝敗が全てではなくて、取り組む過程や楽しみ方が一番大事。

    漫画が大好きだったり、試合中恋愛モード抜けられなかったり、学生さながら青春してるなーって可愛がりながら読み進められました。

    来年の駅伝は100回記念だそうで。
    注目してみよう〜


    • shintak5555さん
      ハイジー!
      って応援しちゃいますね。笑笑
      ハイジー!
      って応援しちゃいますね。笑笑
      2023/12/22
    • にゃんちびさん
      kanaeさん

      わかります〜!青春小説を挙げるなら?という質問がいつの日か私に舞い降りたなら、食い気味でこれを推します!!
      ハイジさんファ...
      kanaeさん

      わかります〜!青春小説を挙げるなら?という質問がいつの日か私に舞い降りたなら、食い気味でこれを推します!!
      ハイジさんファンです♡
      そして、三浦しをん好きを加速させる一冊でした。
      2023/12/25
    • Kanaeさん
      にゃんちびさん

      青春小説の代表作ですね、、出会えてよかったです!

      私は母思いなユキが推せます、、
      母からの応援にパワーと勢いがついて踏ん...
      にゃんちびさん

      青春小説の代表作ですね、、出会えてよかったです!

      私は母思いなユキが推せます、、
      母からの応援にパワーと勢いがついて踏ん張るツンデレなユキの姿にはグッとしました〜!
      2023/12/27
  • 箱根駅伝という情報しかない中での読み始め。
    オンボロアパートに住む10人で箱根を目指す。
    ほとんどの住人は陸上未経験。ちょっと設定が無茶すぎて最初はちょっとひきましたが全員で練習を始めた所からは一気読み。久しぶりに無中になって読みました。

    清瀬が主人公、走に『速さ』ではなく『強さ』を求めたのが凄く印象的。
    そして走はそれに応える様に精神的に大人になっていく姿になっていくのは良かったですが、それ以上に一番遅い王子が最初、全然ダメだったのが予選会で吐きながら走りゴールする所は特に熱くなりました。

    典型的な青春ドラマという感じでしたがとてもいい夢を見させてもらいました。







  • 第4回本屋大賞第3位
    第5回耀く!ブランチBOOK大賞寺脇康文賞

    久々に胸熱な小説が読めた。
    さすがに無茶な挑戦だし、トラブルもラストも予想通りでベタ。
    でも長い670ページ(解説含む)を飽きさせずに惹きつける作者の文章力が際立った。

    メンバー10人は個性豊かで、早々に読者に親近感を持たせてくれる。
    なので、10人の走る区間の発表だけで泣けた。
    ついでに、監督がいいキャラで笑わしてくれる。

    走り始めたらもう、あっという間で一気読み。
    近くで観ているかのような気持ちで、あと少し!持ち堪えて!!というドキドキした気持ちで応援した。
    もちろん、こんなうまくいく訳ないというのはわかったうえで、純粋に楽しめる。
    特に、走(かける)の走りの美しさの描写がよかった。

    声を出して笑ってしまった場面と、泣いてしまった場面はどちらも数カ所ずつあり、素敵な言葉も散りばめられている。
    「届かなかったと感じるかぎりは、無限に「次」があるのだ」など。
    徹底管理型の指導ではなく、選手が心を縛られずに走ることの自由を体感できることを是としているのもよかった。

    満足な読了感の星4.7

    • shintak5555さん
      ディス イズ 箱根の名作!
      この作品で満足しなった人、涙滲まなかった人、手に汗握らなかった人を見たことがありません!
      ハイジの膝だったか...
      ディス イズ 箱根の名作!
      この作品で満足しなった人、涙滲まなかった人、手に汗握らなかった人を見たことがありません!
      ハイジの膝だったか、どこだったかが限界を超えた時は、はぅ!ってなりました・・・。

      備忘録を書き始める前に読んだので記憶が定かではない・・・。
      2026/02/01
    • ありママさん
      ハイジの膝なんて、最初からフラグ出してましたもんね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
      箱根駅伝ものは弱いです。
      池井戸潤の『俺た...
      ハイジの膝なんて、最初からフラグ出してましたもんね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
      箱根駅伝ものは弱いです。
      池井戸潤の『俺たちの箱根駅伝』も泣いたし。
      でも今年も箱根駅伝、観なかったな、、、。
      2026/02/01
    • shintak5555さん
      えっ!
      歴史を作った5区を観なかった!と!
      ( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
      えっ!
      歴史を作った5区を観なかった!と!
      ( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
      2026/02/01
  • 自分がハマりそうな小説って
    読んでる途中で
    一瞬にして解るって感覚ないですか?

    『あっ、俺今、
    スゴいの読んでる…』

    って。

    もっと言えば、
    初めの1ページや
    冒頭の描写だけで
    自分がこの小説を
    『好きになる予感』って
    解るんですよね。


    この小説も
    「鶴の湯」の銭湯から始まる
    書き出しからしてもう、
    吸引力のある文体で
    一気に惹きつけられたし、

    これから始まる物語の期待に胸が膨らむ
    素晴らしい導入部だと思います。


    主人公ハイジの思惑で集められた
    竹青荘に住む10人の素人選手が、
    箱根駅伝を
    たった半年の期間で
    目指すことになる
    胸を打つストーリー。
    (もうこの気概ある設定だけでワクワクしてくるし♪)



    自分も中学時代
    陸上部だったし、
    今もボクサーなので
    走ることは欠かせません。


    ランナーは孤独です。

    だけど走ることを
    体にインプットした人間にしか
    分からない感覚って
    確かにあるんです。


    足を前に踏み出すだけで
    世界が変わる感覚。


    両耳をすり抜けていく風の音。


    街や花や空気の匂い。

    その時間にしかない
    この星の奇跡の色を感じられるのも、
    走る者の特権です。



    人はなぜ走るのか?


    一生に一度くらいは
    本気になってみたいから。


    生きてるって意味を
    実感したいから。


    昨日までの
    ふがいない自分に克ちたいから。


    人の数だけ理由なんて
    あるんだろうけど、

    生きるってこと自体が
    何かを越えてゆく
    『強い姿勢』なんだって
    思い知るためにも、

    人はいつか、
    走り出さなきゃならない。

    いらないもの、
    ごちゃごちゃしたもの、
    余計な考え、
    全てすっきり削ぎ落として、

    清いまでに
    シンプルな『核』になるために。


    人は走ることで、
    自分にとって
    本当に大事なものが何かが
    分かるような気がします(o^-^o)


    リアリティがないという批判的な声も聞くけど、
    しをんさんが伝えたいことは
    そこなんだろうか?


    何かを越えようとする
    『意志の形』や
    『生きる姿勢』の
    在り方を示した作品だと
    自分は受け取ってます。


    どんな突拍子のない設定だったとしても


    どれほど心が動いたかによって
    人間は作られていくし、
    小説の醍醐味は
    そこだと思う。


    そういう意味で
    これほど心動かしてくれる小説は
    そうそうないと思うんだけど
    どうだろうか。

    • 円軌道の外さん

      ayakoo80000さん、
      はじめまして!

      フォロー&コメントありがとうございます(^O^)


      おおーっ!!
      ...

      ayakoo80000さん、
      はじめまして!

      フォロー&コメントありがとうございます(^O^)


      おおーっ!!
      フルマラソン参加ですか〜っ!!

      なんてアクティブな(笑)


      けどその勇猛果敢な精神大好きっス(^_^)v

      走るって人生と似ていて、
      誰かと競争しているようでも
      ホンマは相手は
      自分自身なんですよね。

      昨日の自分に
      勝つか負けるか、

      それだけ。


      そこがシンプルでいて
      真理を突いてるなぁ〜って
      自分は思ってます☆


      また大会終わったら
      結果教えてくださいね(笑)

      陰ながら
      全力で応援しますよ!(*^o^*)


      2012/11/29
    • nico314さん
      円軌道の外さん、コメントありがとうございました。

      三浦さんの本はまだ2冊読んだだけですけど、次はこれがいいなと思っています。

      あ...
      円軌道の外さん、コメントありがとうございました。

      三浦さんの本はまだ2冊読んだだけですけど、次はこれがいいなと思っています。

      あれも読みたい、これも読みたいと思いますが、読むスピードが追いつきません。
      でも、楽しみがたくさんあると思えば、幸せですよね!!
      2012/12/22
    • 円軌道の外さん

      nico314さん、
      ありがとうございます!


      ちょうど新年はリアルな駅伝があるし、
      相乗効果で感動できると思うんで(笑)...

      nico314さん、
      ありがとうございます!


      ちょうど新年はリアルな駅伝があるし、
      相乗効果で感動できると思うんで(笑)
      是非是非読んでみてくださいね(^O^)


      あはは(笑)
      自分も読みたい本だらけで
      ずっと追いつかない状況やけど、

      次どれにしようかって
      読みたいリストから
      選んでる瞬間って
      至福のひとときですもんね(笑)


      読みたい本がない状態より
      絶対いいですよ(^_^)v


      流行り廃りなんて関係なく、
      自分のペースで
      自分だけの『好き』を
      沢山見つけていってくださいね♪


      2012/12/31
  • 箱根駅伝に特に興味は無く、毎年正月にやってるなって程度の認識でした。
    青春小説っ良いよね。って言える歳になったんだなと感慨もありつつ、最近やっぱり涙腺が緩んでいるようです……。
    この作品を読んで、箱根駅伝に興味が出た方は結構いるんじゃないかな?
    私も来年からは観ようかなと思います。

  • ここ数年、自分にとって正月といえば箱根駅伝となった。2日間で10時間超えのスポーツ観戦てなかなかなんですが、これが飽きない。

    今年は始まったばかりなのに、箱根を2回観たような。解説にファンタジー、なんてありましたが、それさえ受け入れるくらいのストレートさが気持ちよすぎる。
    ふとした表現、会話が刺さる刺さる。
    走りたくなっちゃう。おじさんには無理だと分かってても。竹青荘のやつらのがんばりが希望と勇気をくれた。

    三浦さんの思いは十分伝わりました。
    「私自身、報われなかったのはがんばらなかったからだという考え方に納得がいかないからです。」
    「できる、できないという基準ではない価値を築けるかどうかを、小説を通じて考えてみたかった。報われなかったからといって、絶望する必要はないんじゃないか、と。」

  • 三浦しをん 著

    多くの愛読者を持つ、三浦しをんさんの作品を、私はかなり遅まきながら初めて読んだ。
    以前から読んでみたい三浦氏の作品を 先ず、どの本から読もうかと手にした本作
    沢山の方々に親しまれ、愛読され…泣けるなどの感想をよく目にした作品だ。
    最初は、いだてん(韋駄天)の話?なんて思ってた 風を強く受け止め走り抜ける感動長編なの?って感覚で読み始めた
    この作品の冒頭で、走って逃げてゆくコンビニの万引き犯を自転車に乗って追いかける 清瀬という人物の描写から始まる
    「あいつだ。俺が探していたのは、あいつなんだ」って…え〜?何?あいつが、万引き犯だ!って事?それにしては、この熱量は何だ?何だか、面白くなりそうな物語の始まりに引き寄せられた。
    結局、これは「箱根駅伝」の話であった。
    「箱根駅伝」と言えば、お正月にTVで毎年中継してるチームマラソンみたいなもんだよね〜って知識しかなかった自分。
    現在は運動なんて、何一つ出来もしない、縁も無い私だが、オリンピックやワールドカップとかのアスリートの中継は大好きで、かなり真剣にかじりついて観ている方だが、駅伝となると…?
    「箱根駅伝」は有名だが、中継長いし、知識もなく、興味も殆どなく「あ、また中継してる」以前は早稲田大学とか何々体育大学とか駒澤?とか主要大学メンバー、最近は原監督が有名な青学大か?なんてぐらい…しかも知識がないから「何で、選手は、いちいち、走りながら時計を気にしてるんだろう?もっと走りにだけ集中すればいいのに…。」なんて思ってたくらいだ!しかし、この本を読んで、「そうだったのか〜⁉︎」自分の知識のなさに愕然とし、姿勢を正し、この作品に向きあうことになった。
    前置きが長くなかったが、この本を通して「箱根駅伝」の知識を得ただけでなく
    走ることと人生を駆け抜けてゆくことの大切さを学んだ!
    「苦しくてもまえに進む力。自分との戦いに挑み続ける勇気。目に見える記録ではなく、自分の限界を超えていくための粘り。」
    この辺りから 私の涙腺はかなり、ヤバくなってきた。
    ジワッと涙が出てきたと思ったら鼻水まで出てきた 隣に居た主人に「どうしたの?風邪でも引いた?」と聞かれる始末「いや。」
    小説を読んでジワッとすることあっても、小説読んでて途中で泣くのは久しぶりだ、しかも鼻水まで垂らしてしまうとは…。
    「箱根駅伝」というものがどういうものなのか?ただのチームマラソンではなかった事、こんな過酷なコースを過酷な季節と苦しい練習を積み重ね行われていたこと、例の選手の時計について、シード件のこと、説明も分かりやすく知らなかった駅伝の多くの知識を得た満足感。知識も勿論だが、この駅伝チームのそれぞれの個性を持った存在の誰もが愛すべき選手達であり、住人、仲間、共同体、生きる為に不可欠な事を改めて学ぶとは…。
    「走、お前はずいぶん、さびしい場所にいるんだね」と走りながら気付く仲間にまた涙、

    解説の最相葉月さんの言葉が、
    まるで最初に私が読み始じめ感じだした気持ちと同じだった事に笑い驚く。
    『帯に「目指せ箱根駅伝!」(その帯は見てなかった自分だが…)若者たちが駅伝を走る青春物語…ラストはきっと泣かされるだろうことも想像はついている。読む前からそんなひねくれた読者である私が、しかし、読み始めたらいつのまにか、文句垂れつつも練習に励む彼らから目が離せなくなり、箱根の襷リレーからは、1人応援団となっていた』まさに、私じゃん!って思った。
    「人は何のためとか、誰のためといった目的の定かでない行為を無性に必要とするときがある。それが何故なのかは手にするまでわからないし、手にしたとしても他人に教えられるものではない。ただ、それはその人の人生を昨日までとまったく違う色に塗り替える。
    著者がこの直球勝負の物語を描いたのも、小説によってのみたどりつける「もっと遠く、深く、美しい場所」だったのではないかと、続く解説の言葉は今の自分にあまりに
    「言い得て妙」って感じがした。

    私は、小学生の頃(小学生かい^^;)短距離選手でなかなかのいいタイムを誇っていた(県大会にも出たほど)学生時代は運動神経に自信あり!その自分が、まさか、青春時代を少し過ぎた頃から、病気を背負って、自由に走れなくなるとは…ガッカリ。
    思いもしなかった( ; ; )信号前で 友達から「早く早く〜」って手招きされた、元気よく勢いつけて走ってみたものの(自分では走ってるつもり)自分の側面の景色が殆ど変わらず まるで、スローモーションのような映像が流れてるみたいな気分「えっ!こんな筈じゃ…」こんな信号までの短い距離でしかもほとんど前に進んでる状態じゃないのに、息苦しくて足も痛い…とぼとぼ。
    元気そうに見えて、元気なフリしてもダメか…残念じゃ…私だって心臓破れても以前のように思いっきり走ってみたい なんて…
    でも…三浦しをんさんのこの本読んでたら、
    何だか本当に風を感じた
    人生も強く風が吹いている
    でも…着実にゆっくりでも時間のある限り
    心の風景を、心の走りで心のままに走り続けたいって強く思った。
    走、双子のジョージ、ジョータ、ムサ、キング、王子にニコちゃん、ユキ、神童、そしてハイジ(清瀬)なるほど、だから10人必要だったのか?
    10人のメンバー本見なくても覚えちゃった。
    走もカッコ良かったけど、やっぱり、ハイジさん カッコ良かったなぁ(笑)
    読んで良かった。出会えて良かったと感じ得るいい作品だった。
    また、三浦しをんさんの他の本も読みたい、積読本も溜まってるけど…。
    本ってホント、不思議。生きてる癒しをもらえる、希望の光を与えてもらえる。
    それに、来年のお正月は心新たに、「箱根駅伝」
    絶対観なくちゃ!観れるのかな?観る事を目標に免疫力あげてゆかなくっちゃ!

    • りーぼんさん
      hiromida2さん、
      映画もいいですよ
      hiromida2さん、
      映画もいいですよ
      2020/08/19
    • hiromida2さん
      りーぼんさん コメントありがとうございます。今頃、拝見しました。
      なるほど…映画も探して観てみたいです!
      りーぼんさん コメントありがとうございます。今頃、拝見しました。
      なるほど…映画も探して観てみたいです!
      2020/08/27
  • 最近フォローしあったAoi-soraちゃんに、
    読んでいて楽しかった本を教えて下さいと
    お願いし、おすすめしてもらった本。
    (Aoiちゃん、ありがとう♡)
    三浦しをんさんの『風が強く吹いている』。

    全670ページ、10人の大学生が箱根駅伝を
    目指すお話。
    読んでいる間、本当にずっと楽しかった‼︎‼︎

    箱根駅伝、大大大好きなんです。
    1月2日と3日、毎年感動で一杯になるんです。
    そして自分も走る事が好きなんです。
    (遅いけど…競歩の人にぬかれるけど…)

    主人公の走(かける)は、走ることが生き甲斐。
    高校時代、厳しい規律、速さだけを追求する
    劣悪なチーム環境、同級生からの嫉妬、
    嫌がらせから、ある日感情を爆発させ監督を殴り
    陸上部を辞めてしまう。

    箱根を目指す主将の清瀬は、走に初めて
    『速くなる事』ではなく『強くなる事』を教える。
    そんな清瀬は高校時代に厳しい練習から
    足を故障し陸上から離れ、
    自分の理想の走りとは、理想のチームとはを
    考え抜き、大学で実践しようと試みる。

    箱根駅伝を目指す10人のメンバーが揃った時、
    『いやっ、このメンバーじゃ箱根は無理だよぉ!』
    と思った…けれど、どんどんこの10人の
    魅力と頑張りに引き込まれ、
    記録会、夏の合宿、予選会頃には、
    『うん!この10人ならいけるっ!がんばれー!』
    と応援していた!

    往路の『彼方へ』、復路の『流星』では、
    選手それぞれの、箱根を目指してから1年間の自身の変化や得たもの感じた事が宝物のように語られる。
    それぞれにドラマがある。そのドラマが、
    優しくて癒される文章で丁寧に書かれていて、
    ずぅーっと涙涙涙。

    それぞれが襷を繋ぐ場面、お互いにかけあう
    言葉に涙涙涙。

    『流星』復路、9区で走がゾーンに入り、様々な体験がフラッシュバックした後、清瀬に出会ってから教えられた事を改めて確認し、自分にとって本当の走る事の意味を見出す場面で涙涙涙(P599)。

    感動でいっぱいのまま、10区清瀬がゴール。
    はぁ、感動と大量の涙で自分の目の下が日焼けした
    みたいに赤くなっていた。

    うーん、うまく感想がまとまらないのだけど…。
    楽しくて感動して涙が止まらなくて
    読み終わったら、無性に走りたくなる作品です(^^)

    来年こそ箱根に駅伝の応援に行きたいなぁ!
    選手全員にがんばれー!って言いたい!

    • アールグレイさん
      初めまして(。。)ペコッ
      ゆうママ、改め、アールグレイと申します。
      遅い時間に大変失礼します!

      私はブクログ歴約1年半。この本はまだ始めた...
      初めまして(。。)ペコッ
      ゆうママ、改め、アールグレイと申します。
      遅い時間に大変失礼します!

      私はブクログ歴約1年半。この本はまだ始めたばかりの頃に薦められた本でした。レビューにあったと思うのですが、箱根駅伝好きの私は夢中になりました。
      推し大学は息子の卒業校。シード校です。
      それでも10月の予選会から、しっかり押さえます。
      ちょっとひかれてしまうでしょうか?
      松子さん、私の本名に音が似ています。
      (*^。^*) よろしくお願いいたします
      こんな時間に大変失礼しました。m(._.)m
      2022/04/30
    • 松子さん
      初めまして、アールグレイさん(^^)
      コメントありがとうございます♪
      嬉しいです!

      箱根駅伝好きの方がここにいたぁー!!⭐︎⭐︎⭐︎
      そし...
      初めまして、アールグレイさん(^^)
      コメントありがとうございます♪
      嬉しいです!

      箱根駅伝好きの方がここにいたぁー!!⭐︎⭐︎⭐︎
      そして、推しシード校はお子様の卒業校‼︎
      これは、燃えますねぇ‼︎ 応援にも力が入ります‼︎
      すごーい‼︎ 駅伝のいいお話なんて聞けたりするのでしょうか⁉︎ いいなっいいなっ!

      駅伝、ほんとーに良いですよねぇ
      感動でいっぱいになりますよねぇ
      襷を繋ぐ真剣な姿にも、襷を繋げられなくて涙する選手にも、本当にみんな凄い!よく頑張ったぁ!って、応援しながら自分も涙してます!

      予選会も見に行かれるんですか⁉︎
      予選会も本番も、わたし、まだ行ったことがなくてぇ! 来年こそはと思ってます!

      ふふ、往路のスタート地点で撮った家族写真が
      実は宝物だったりします。

      すみません、こんな遅くに長々と。
      ブクログでまさか駅伝のお話できる方と出会えるなんて思っていなかったので、感動してしまいました! 素敵な出会いに感謝です。
      どうぞ宜しくお願いします(^^)
      2022/05/01
    • アールグレイさん
      こちらこそです!
      いつもTV観戦、行ったことなんてありません。
      私も嬉しく思っています!ではでは★(^▽^)★
      こちらこそです!
      いつもTV観戦、行ったことなんてありません。
      私も嬉しく思っています!ではでは★(^▽^)★
      2022/05/01
  • 知りたいんだ、俺は。
    生きることそのものを問うように。
    速く走るだけではない!
    強く走るって?
    主人公は、強くなることを学ぶ、体力だけではなく精神的にも。


    この本は、私の大好きな箱根駅伝が題材になっている。私は秋の予選会から毎年、テレビにかじりついてしまうくらい箱根駅伝が好きなのです。そんな私に
    ぴったりの本でした。

    読んでいると目に浮かびます・・・・周りの選手に遅れまいと、必死な顔、顔、・・・・
    前を走る大学を抜こうと、自分のピッチを上げはじめ、観衆も目に入らない選手。
    読んでいて夢中になってしまい、涙してしまう場面もありました。
    決して強くない弱小チーム。
    でも、その頑張っている様子が
    目に浮かんで仕方がないのです。

    山の神が走る、と言われる5区の山登り。必死に走りながらも抜かれていく様子・・・・
    そして復路、山を下った後のユキの足指の裏は皮がむけていた!
    7区、8区と少しずつ差をつめて、
    とうとう9区の走(カケル)が走る!
    高校生まで長距離の選手だった。最後10区を走るハイジ、足を痛めているのに医者に箱根まで往診を頼み、痛み止めを
    打って走るという。その先は、読むのが怖くも、切なくも、もったいなくも感じました。あまりにも無謀すぎて・・・・・
    思わず拳を握りしめながら、読んでしまいました。

    10人を支え、応援してくれるアパート竹青荘の近所の商店街の人々も、個性豊かな面々が揃い、アパートの隣りに住んでいる大家さんも、昔は陸上経験があるとはいえ、形だけの監督なんて、とても面白い。

    この本は、最近読んだ中で1番でした。
    もう読んだ方は沢山いると思いますが、まだ読んでいない方、
    是非!お薦めの
    1冊です!

    • koalajさん
      ゆうママさん、こんにちは!
      毎日暑いですね〜そしてオリンピックも熱い!お元気ですか?
      前にお薦めしていただいたこの本、ようやく読了しました。...
      ゆうママさん、こんにちは!
      毎日暑いですね〜そしてオリンピックも熱い!お元気ですか?
      前にお薦めしていただいたこの本、ようやく読了しました。図書館に予約していた本が次から次と届いて、なかなか手にとれませんでした。とっても良かったです!最後10区のハイジが走る場面は感動の涙、涙でした。三浦しをんさんは実は初めて読んだんです。素敵な小説を教えていただいて有難うございました!
      2021/07/28
  • 恐らく7冊目の三浦しをん作品。今年の箱根駅伝に感化されて、長年読みたいと思いながら中々読まなかった本作を読んでみました。

    竹青荘に住む住人の変わった様子が、同じしをんさんの『木暮荘物語』を彷彿させる感じで、序盤から楽しく読むことができました❗️

    箱根を目指すとなってからは、少しスポ根物に変化を遂げ、走が風を切って走る様子は、小山ゆうさんの漫画『スプリンター』を思い出させます。

    そして、箱根駅伝での10人のそれぞれの走りは、テレビで本物の箱根駅伝を観ているような描写でとてもハラハラドキドキしました❗️

    名作漫画がこぞって続編を出版している今、叶うことなら本作の続編もちょっと読んでみたいと思いました❗️

  • 例年はそうでもないのだが、今年は箱根駅伝をしっかり見た。面白かった。ということで気になって手に取った本。

    蔵原走(かける)は万引きをして逃げているところを清瀬灰二につかまり、その走りを見込まれ、あれよあれよと無理矢理オンボロ寮である竹青荘に住まわされることになる。竹青荘には現在住人が9人いて、走を合わせて10人。清瀬には夢があり、それは箱根駅伝を走りきることだった。箱根駅伝で頂点を目指すということを突然告げ、竹青荘の住人だけで箱根駅伝を目指すことになる。まともに走れるのは走と清瀬の2人、あとは未経験かあってもブランクがある者ばかり。無茶な話だ。でもただの努力小説では終わらない。もちろん努力の素晴らしさもあるのだが、努力だけではどうにもならない才能と、その美しさを見せてくれる。

    その才能の持ち主が走なのだが、走は強豪校の陸上部に所属していたが、自分を理解してくれる人がおらず孤独だった。いずれ反りが合わない指導者に暴力事件を起こしてしまい、辞めてしまう。自分を認めてくれる竹青荘の住人と箱根を目指す中で「走るとはどういうことか」を問いながら成長していく。

    読みながら、走るとはどういうことかという問いに対する答えの片鱗を見、清瀬の言った箱根駅伝の頂点を目指すことの意味を知った。道を極めようとすることの尊さを学べた一冊だった。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

三浦しをんの作品

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