風が強く吹いている (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 11424
レビュー : 1715
  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167589

感想・レビュー・書評

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  • まさに青春小説です。
    読んでいる間、駆け抜けているかのような気持ちになりました。
    陸上が分からなくても読める小説です。
    競技をしている(していた)方はなお熱中して読めると思います。

  • 陸上部でもない大学生たちが、箱根駅伝を目指す物語。
    どんな強豪校でも、少しの運で出場することが叶わない箱根駅伝に、陸上経験者のハイジの言葉に乗せられ、竹青荘の10人がたった10人で箱根に挑む…どう考えたって、無理だし、本格的なレース展開を描いた小説を期待して、手に取ったので、あり得ないストーリーに途中で止めようかと思ったぐらい。
    でも。
    最後まで読み進めたら、涙が止まらなくなった。
    最初は単純な理由で始めた挑戦がそれぞれの中で現実になり、それぞれが大切な何かを見つける…
    現実的ではないけど、本気で取り組めば、夢は現実になるかもしれない。そう感じさせてくれる作品だった。

  • 前半は、正直やや退屈に感じた。
    後半、ぐっと面白くなる。
    特に箱根駅伝当日の、各ランナーの心もようの描かれ方が良い。
    青竹荘での人間模様、前半の丁寧な人物描写が効いており、自然と感情移入し泣けてくる。

  • 本年最後の記事に確実になると思います。
    今年は本当にありがとうございました。
    なにげなくはじめたブログを通じて多くの方と知り合い、色んな交流をさせていただいた1年でした。
    そして最後の記事は書評なんていうえらそうなものではありません。
    ざれごととお許しください。
    現在の住まいは2年半ほど前に引っ越してきたところですが、その前にところには8年以上住んでいました。
    駅から若干遠いところなので、普段は訪れる人は住民くらいですが、1月の2日と3日には多くの人がおとすれます。
    理由は箱根駅伝の中継所があるからです。それこそ徒歩1分くらいです。
    自然と毎年行っていました。実は今のところも中継所はなくてもコースまでは徒歩数分のところだったりします。
    実は自分は箱根駅伝が好きではありません。
    正確に言うとほぼ1社というか1巨大マスコミグループが主催する大会のあり方、報道のあり方に対してです。
    現状陸上競技の中でこれほど華やかに取り上げられるのはオリンピックを除けばないのではないかと思います。
    そのことはこれに乗っかろうとする大学の宣伝などには大きく効果を発揮するのでしょうが・・・弊害も多いと思われます。
    巨大大会ゆえの(マスコミ的にという意味で)自然と注目が集まる、選手にとっての憧れとなる=宣伝材料としての大学側の利用、関東偏重主義、これ自体が目標・目的となってしまう・・・など
    そういうリアルなことはおいておいて、あくまで小説ですので、はっきり言えば虚構の世界です。
    現実世界を題材にした虚構というのはバランスが非常に難しいと思います。
    ストーリーは素人集団が1年弱で箱根駅伝を目指すというある意味荒唐無稽なお話です。
    でも・・・正直これくらいウソつかないと面白くないです^^
    多くのスポーツ漫画同様、キャラをいかに描くのかというのが実は最大のポイントですね。
    スポーツは競技により人数が代わります。
    5人のスラムダンクはキャラ作りがやりやすかったと思います。
    9人の野球漫画は多いですが、タッチなんてレギュラー誰だっけですしキャプテンも歴代キャプテン以外は・・・ギリ、ドカベンが5人のメインキャラでがんばっているでしょうか・・・
    11人のサッカーもキャプテン翼も南葛もメインキャラは5人くらい・・・
    今回の箱根駅伝は10人。かなり大変だったと思いますが、見事に描ききっています。
    割と位置づけは舟を編むと似てましたが・・・・
    リアルを元に虚構を書く、キャラ立てをする、そして何より読みやすい文章を書く・・・
    こういう点で三浦しおんという人は間違いなく一流ですね^^
    あまりにネタバレなさすぎでしょうか^^

  • 2010年4月14日読了。気楽に読めて楽しかった。

  • 2019.6.6
    テンポが良くて面白かった。
    箱根駅伝大好きなので情景もよく浮かんだ。
    けど10人を一冊はだいぶ薄まってしまうなぁ

  • 最初は登場人物の多さに理解が付いて行かずハマれなかったですが、途中からハマって1日で読み切りました。いっぱい泣きました。意外と本戦の箱根駅伝のシーンよりも予選会の方で泣きました。あと、神童の区間とユキの区間でも泣いた。分かりやすい言葉と表現で、映画を観ているようでした。箱根駅伝が10人で走ることも、二日に分けて行われている事も全く知らない私でしたが、箱根駅伝に興味がわき、来年は見たいです。この感想を書いているのは1月27日ですが。

  • ファンタジーとはわかりつつ半年で箱根シード権は現実的ではなく、今一つ入り込めなかった。

  • もったりしているので、流し読みしてしまった。

  • 箱根駅伝が好きになった

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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