天国旅行 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3278
レビュー : 304
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167626

感想・レビュー・書評

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  • いまのところ自分で死のうと思うことはおもっていないけれど、死んでもいいかなあって思えるような瞬間ってあるんだろうな。

  • “きみと出会い、きみと生きたからこそ、私はこの世に生を受ける意味と感情のすべてを味わい、知ることができるのだ。”
    この一文で二人の関係性がわかるような気がします。


  • 先日本の虫に三浦しおんさんの本を借りて大変面白かったので、古本屋で見つけて買ってみました。
    心中をテーマにした短編集。。。なかなか生々しい感情の塊でもあり、これを買った?読んだ?私の心境を表してるのかなとも

  • 心中をテーマにした短編集。なんちゅうものをテーマにするんだ?とも思うが、上手さを感じさせられました。ちょっと、恩田さんみたいかな

  • 全てが「死」に関する短編集。
    死について書かれているものだからか、どの話も完結していない感じがして、モヤモヤする。
    あんまり後味の良いものではなかった。

  • 人はやっぱり生きてこそ。
    楽しいばかりではない人生だけど
    辛いことばかりでもない。

    自分に直接関係ないのに、しんどい状況になるのは嫌だけど。

  • なんとなく釈然としない話が多かったような気がするし「君は夜」なんかは救いようがないとかいうレベルを越えている感じがするけれど、「SINK」は好きかな、イエモンの天国旅行につられて読んでしまった、きみはポラリスの方が好き

  • さまざまな形の心中を綴った短編集。
    読みやすさも読み応えもありました。好きです。

    あらすじに「すべての心に希望が灯る」とありますが、そこにはあまり期待を寄せないほうがいいかもしれません。後味が良いとは言えないものもあります。

    「遺言」と「星くずドライブ」がお気に入りです。
    前者は、最後の一文にものすごく大きな愛を感じました。もう一度読み返すと端々に愛情が滲んでいてあたたかい気持ちになります。
    後者は、ポップなおかしさと対峙する巨大な閉塞感にゾッとするのですが、どうしてだか1番好きです。

  • 「心中」をテーマにした短篇集。
    心中というと家族や夫婦が共に入水や練炭で自殺を図る、という印象が強いですが、本作ではその印象を覆されました。
    過去に愛した2人の男の後を追うように、1人を真似て喫煙を続け1人を真似て断食をして安らかに眠ったウメおばあさんが「物理的」にではなく心の底から3人での心中を成し遂げたと思うと、死や自殺は痛ましく哀しいだけではないのかなと感じました。
    解説にもあった「死は救済である」という考え方は私自身そのように考えていたのですが、嫌な事や苦しみからの解放だけが救済ではなく、例えそれが病死や老衰でも想っている人と気持ちの上で共に死を遂げたり、
    自分の命を賭けて何かを抗議したり伝えたりということは
    それ相応に死ぬ側も死なれる側にも救いがあるのかなと、改めて考えさせられました。

  • ○収録作品
    ・森の奥
    ・遺言
    ・初盆の客
    ・君は夜
    ・炎
    ・星くずドライブ
    ・SINK

    「初盆の客」が一番好き。
    「遺言」は巻末の角田光代さんの解説で、そういう解釈もあったか、とハッとさせられた。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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