ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.47
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本棚登録 : 977
感想 : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167640

作品紹介・あらすじ

日記。それは自意識との戦いであり、記録に対する人間の執念であり、己の欲望の表明である──。弟に罵られ、母とケンカ、父の独り言を聞き流し、祖母とテレビ談議に花を咲かす。オタク仲間と萌え果たし、海賊になった夢を見る。山積みの仕事は捗らずとも、山盛りの趣味は無限に順調だ。妄想力の申し子にかかれば日常が一大スペクタクルへ! 豪華脚注と最新日記も収録した爆笑エッセイ誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 2007年からのブログ を編集したもの。最近は更新なくなってしまったが、同タイトルのブログにお腹を抱えて笑っていた覚えがある。
    日記だから、いつものエッセイよりもさらに緩い。何の説明もなく妄想から入ったりするし、知らんがなっていうBL漫画の感想(讃美)が綴られていたりする。脚注に説明があるから、これと合わせて読むと面白い。

    夢日記も充実。人の夢なんて普通は面白くないんだけど、しをんさんの夢はひとつの物語の冒頭部分のようだ。弟が二人いる、という夢にはめっちゃ笑った。シュールな世界観。

    基本、一貫した自虐姿勢で笑えるのだけど、時々言葉について真剣に考察しているときなんかは、さすが『舟を編む』の作者だなぁなんて思う。
    しをんさんの友人のコントレベルも高すぎる(笑)こんな友人たちの集まり楽しそうやなぁ。

  • 太田出版から出ていた単行本も読んでいたのですが、文庫になったということで3回目の再読です。
    しをんちゃん自身がつけている脚注がおもしろいのですが、文庫になって脚注も少し追加されているのが嬉しいです。

    本書はインターネット上で公開していた日記をまとめた1冊。
    あいかわらず好きなことへの情熱過多な日常生活をにまにましながら読みました。
    3回目にも関わらず、もれなく「しばしば白目になって、苦しい胸の内を独白する」という脚注に爆笑。(『ガラスの仮面』の登場人物・速水真澄についての脚注です)

    日常生活と対照的な「こんな夢を見た」というタイトルのしをんちゃんの見た夢シリーズがとても好み。
    おかしなシチュエーションだったり、現実の一部が大きく歪んでいるような夢の数々は、惹きつけられる不気味さがあります。
    このしをんちゃんの夢シリーズを集めた本が出ないかな…と思うくらい癖になってしまいました。
    特に、人間のしをんちゃんとハードボイルドな風味漂う猫のブチャイクとの恋は、映画のクライマックスのよう!

  • ネット連載時に読んでいたのだが、あれから10年以上がたっているのか…怖ろしや。

    初期の頃のエッセイと比べると、多少落ち着いた感があるような気がするが、やっぱりBLにまみれた日々。
    お馴染みの友人たちとのオタクトークも楽しい。

    ストーリーを考える人の夢は、なんだか一味違うなぁ。
    などと感心してみたり。

    爆笑しつつも、ときに文学的なオチが付いたりして
    やはるりこの人は凄いなぁ。

  • 著者が2007~8年頃(?)にインターネット上に綴った日記を収録したもの。

    相変わらずオタッキーぶり全開の日記の数々。中でも、「こんな夢を見た」シリーズが凄い。小説にしてほしいくらい不思議で魅力的なエピソードの数々。それにしても、ディテールを鮮明によく覚えているよなあ。凄いぞ、三浦しをん!(著者のエッセー風に)

    夢といえば、本を読んでいてそのまま寝てしまった時、夢の中で続きを読んでいることがある。もちろん、内容は目覚めた瞬間にほとんど忘れてしまうのだが…。自分にとっての不思議体験、思い出したのでついでに書いてみた。

  • しをんさん大好きだ!やはり…お友だちになりたい…。
    身近にいたら、ふとしたタイミングで連絡とりたい。毎日じゃなくていいから。
    お風呂に入らなくてもいいけど、それ書いちゃうあたりが大好きです(笑)

  • 日記。それは自意識との戦いであり、記録に対する人間の執念であり、己の欲望の表明である―。弟に罵られ、母とケンカ、父の独り言を聞き流し、祖母とテレビ談議に花を咲かす。オタク仲間と萌え果たし、海賊になった夢を見る。山積みの仕事は捗らずとも、山盛りの趣味は無限に順調だ。妄想力の申し子にかかれば日常が一大スペクタクルへ!豪華脚注と最新日記も収録した爆笑エッセイ誕生。

    「こんな夢を見た」、こんなシュールな夢、見たことない。さすがです。

  • もっと書かれてすぐの時期に読んでしたら良かった。
    後悔後悔。
    テンポが、良くて、内容がそれなりにわかるネタが多くて、楽しめました。
    あー、お風呂そんなマメに入らなくてもいいのか、などと考えたら悪影響を疑うわ。
    とりあえずおもしろかった。

  • 三浦しをんの日記。三浦しをんのエッセイが昔から大好きすぎるので迷わず購入、そして読了。
    相変わらず面白いです。特に今回は日記なので、日常のあれやこれやについて、時にはさらっと、時には熱く語ってくれている。私は特におばあさまとの話が好き。
    楽しい笑えるものを読むたいときにすご〜くおすすめ。所々三浦しをんの作家としての凄さも垣間見える。

  • 2018/07/01

    あー面白かった。表紙は中村明日美子御台!解説はジェーンスー!!
    私の好きなものばかりで最高すぎる。
    内容も勿論面白い。日記なんだけど普通の日記とはまた違う。エッセイとも違う。一方的に三浦さんが書いているようで見ている側も参加出来る。なにこれ。
    ブフォ!と笑ったりも出来る。三浦しをんさん好きだわ…

    ヤマシタトモコの名前が出た時は、ぴゃーとなったな。
    好きなものの中に好きなものが入っているなんて贅沢すぎたよ

  • 三浦しをんはド腐れている。
    と、帯にジェーン・スーさんの言葉があったけど、本当に思った以上にド腐れていてむしろカッコよかった…。
    ここまでの腐った領域に入っていると最早尊敬しかない。何かをとことん極める程ハマったことのない自分にとっては羨ましい限り…

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著者プロフィール

三浦しをん

一九七六年東京生まれ。二〇〇〇年『格闘する者に○』でデビュー。〇六年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、一二年『舟を編む』で本屋大賞、一五年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、一九年『ののはな通信』で島清恋愛文学賞及び河合隼雄物語賞、『愛なき世界』で日本植物学会賞特別賞を受賞。その他の著書に『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『木暮荘物語』『政と源』など。『ビロウな話で恐縮です日記』『本屋さんで待ちあわせ』『ぐるぐる 博物館』などエッセイ集も多数。

「2021年 『愛なき世界(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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