ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.45
  • (7)
  • (21)
  • (32)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 420
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167640

作品紹介・あらすじ

日記。それは自意識との戦いであり、記録に対する人間の執念であり、己の欲望の表明である──。弟に罵られ、母とケンカ、父の独り言を聞き流し、祖母とテレビ談議に花を咲かす。オタク仲間と萌え果たし、海賊になった夢を見る。山積みの仕事は捗らずとも、山盛りの趣味は無限に順調だ。妄想力の申し子にかかれば日常が一大スペクタクルへ! 豪華脚注と最新日記も収録した爆笑エッセイ誕生。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 太田出版から出ていた単行本も読んでいたのですが、文庫になったということで3回目の再読です。
    しをんちゃん自身がつけている脚注がおもしろいのですが、文庫になって脚注も少し追加されているのが嬉しいです。

    本書はインターネット上で公開していた日記をまとめた1冊。
    あいかわらず好きなことへの情熱過多な日常生活をにまにましながら読みました。
    3回目にも関わらず、もれなく「しばしば白目になって、苦しい胸の内を独白する」という脚注に爆笑。(『ガラスの仮面』の登場人物・速水真澄についての脚注です)

    日常生活と対照的な「こんな夢を見た」というタイトルのしをんちゃんの見た夢シリーズがとても好み。
    おかしなシチュエーションだったり、現実の一部が大きく歪んでいるような夢の数々は、惹きつけられる不気味さがあります。
    このしをんちゃんの夢シリーズを集めた本が出ないかな…と思うくらい癖になってしまいました。
    特に、人間のしをんちゃんとハードボイルドな風味漂う猫のブチャイクとの恋は、映画のクライマックスのよう!

  • 著作からは繊細な女性だと勝手に想像していたが見事に裏切られた。ぶっとんでいる。こんなこと書いて私生活に影響しないのかと心配してしまうほど。日記でも文才があることがハッキリわかるのがスゴイ。

  • しをんさん、男前…!
    パワフルな日常や本の話が楽しくて好き。
    本も真面目なのばかりじゃなくてむしろ漫画濃度が濃くて嬉しい。勝手ながらお友達になりたくなる。
    そんなビロウな日常に時折挟まれる不思議な夢の話、性別に対する考察などの鋭い視点がクリアに浮かび上がる。(ジェーンスーさんの解説読むまでビロウの意味知らなかった)
    日々忙しくてそれどころじゃないのかもしれないけれど、また「俺」の話読みたいよ。

  • 公開するのが前提の、でも、私的な話満載という矛盾を乗りこえて。

    冒頭にある通り、日記は個人的な記録でありながら、どうしても他人の目を意識しざるを得ない。でも、三浦しをんの手にかかれば、笑いと共感で身もだえする楽しい日常報告になる。何度か挟まれる夢日記が秀逸。それから、タクシーの運転手の話も。

  • つまらなくて途中で断念。

  • これをののはな通信と同じ日に読んだわたしを誰か褒めて(笑)いやむしろ叱って(笑)

    だからわたしは三浦しをんさんが好きだ。

    わたしも夢シリーズで一冊まとめてほしいです。

  • もっと腐らねばと思ってしまう。向上心むらむら。

  • ★3.5
    "ビロウ"という英単語があるのだろうと思いきや、"尾籠"という完全なる日本語だった!これまで三浦しをんの著書は2冊しか読んだことがなかったけれど、こんなにも自由奔放で自然体な作家が居たことに驚くばかり。正直なところ、漫画にもBLにも疎くて未知な部分が多かったものの、好きなものに対する真摯な姿勢は共感できる。また、"類は友を呼ぶ"が如く、著者の周りの人たちも一風変わっていて面白い。何はともあれ、帯にもなった解説のジェーン・スーの一言、「三浦しをんはド腐れている」は名言だと思う。勿論、良い意味で。

  • ★3.5

    頭からっぽのまま、ぼーっと読んでいると、突然物語(主に夢の内容についての話)に引きずり込まれる、不思議な感覚だった。

  • ビロウとは、なんだろう。
    ググってみた結果、納得した。
    この本のタイトルに偽りなし。
    ビロウな話がてんこ盛りだった。
    三浦しをんという生き物の脳内を、怖いものみたさで覗いて見たい方におススメします。
    漫画・BLについても熱く語られています。
    ほんとうに熱いお方です(笑)

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

三浦しをんの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
宮下 奈都
三浦 しをん
今村 昌弘
三浦 しをん
三浦 しをん
三浦 しをん
恩田 陸
三浦 しをん
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印

ビロウな話で恐縮です日記 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする