ブンとフン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101168012

感想・レビュー・書評

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  • ユーモアのセンスがすごい。
    かなりノリノリで書いたんだろうなあと思わせる文章だけど、実際そうみたい(あとがきより)。勢いって大切だよな。
    「馬鹿馬鹿しいものを書きたい、またそれが自分に最も似つかわしいと思っている私」だそうです。
    ファンタジックにものすごくバカバカしい世界だから、「人のもっとも大切なものを盗む」なんて教訓めいたことを書いても、すらりと読めちゃう。
    バカバカしい世界をおもしろおかしく読むのは、小説の醍醐味の一つだよなあと改めて。

  • 表紙がなくて残念、すごくかわいい!ナンセンスのきわみですが小学校時代の親友と読み合った思い出の本。

  • テンポよく、気持ちよく読み進みました。
    日本語ってこんなにリズムが良くて気持ちいいんだって思いました。

    ページの端に「のりしろ」があったり、
    フンが挿絵を盗んでしまっていたり、
    本それ自体も楽しめました。

    日本版「不思議の国のアリス」みたい!

  • 1983.8.23

  • 確か小3の時に読んだもの。
    読みやすかったように覚えているが、
    今読んでみると、とても小学校低学年が分かる内容には思えない。
    相当ませて、厭世的な子どもだった。

  • 学校で何気なく借りてみたら…やばいオモロイww帰りの電車の中で読みながら笑いをこらえるのに必死だった。内緒やけど、ソビエト代表の理事長の名前なんかが最高におもろいです。

  • 井上ひさしの講演を聴きに行ったので興味を持って。ちらっと読みましたがすごく面白い。ステキです。

  • 学校推薦本の中にあり、これで読書感想文を書いた。
    そうでもなければ、井上ひさし氏の本は手に取らなかっただろう。
    もちろん、面白かった。

  • ブン先生が書いた小説かとびだした、泥棒フン!何がはじまるやら・・・

  • 何故だか小学校の頃にはやった『解決ゾロリ』を思い出しました

    風刺がきいていたみたいなのですが時代のギャップとか私の無知のせいで分からないこともあって
    でも人間は権威を大切にしているとかいうあたりがすごく好感を持てました

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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