旅のラゴス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 7831
レビュー : 930
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171319

感想・レビュー・書評

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  • 2018/9/29読了。

    タイトルの通り、ラゴスという男が旅をする話。

    若い時代から70歳近くになるまでの人生を描いており、読んでいる自分も時間を旅した感覚になる。

    しかもこれを250ページほどの薄さでやってのけているので、内容の濃さに恐れ入る。文体も癖がなく読みやすい。

    南の国へ行き知識を蓄えていく描写や、奴隷鉱夫として囚われながも自らの知識で管理者側に回っていく場面などは理路整然と書かれており、なんだか自分まで頭が良くなったような錯覚に陥り特にお気に入り。

    また、SFというジャンルに似つかわしいワープ能力やその他特異な力も、自然な形で馴染ませており、無理なく読める作品だと思う。

  • SFが苦手でもすぐに読み終えてしまった、凄く魅力的な旅(人生)でした。

  • 旅する先々で老若男女問わずモテるラゴス。その人たらしさが面白くてすぐ読み終わってしまった。アルケミスト風。

  • やっぱり自分にSFはダメなのかな…読みやすくはありました。

  • 面白い小説とネットで調べると大体出てくる旅のラゴス。読むつもりはなかったが姉から譲り受けて読んでみた。面白かった。特に銀鉱の奴隷になる所から国の王様になる所までは夢中で読み進めた。ラゴスはよくモテる。自分がラゴスならラウラと結婚しニキタと一緒に暮らしていただろう。最後のドネルとの掛け合いも良かった。例え死に向かっていても1つの処に留まらず人生旅したいものである。

  • なんだか不思議な話だった。
    SF要素もあるけど、ファンタジー要素もあり、なんだか本当にわからないけど引き込まれた。

  • 何年か前に番組で女優さんか誰かが『旅をするときにいつも持っていく本』と紹介されていて、当時興味を覚えて購読。
    勝手なイメージで筒井氏の作品は難しそうとおもっていたけれど、SFっぽさのなかにファンタジックもあり、ちょっと哲学的にも思える不思議な作品だった。
    今回自身の北海道旅行のお供に、数年ぶりに読んだのだけど、やっぱり不思議でもどかしい。
    でもなんだか惹かれてしまう。

  • 話題になっていたので。旅を続けるラゴスのふしぎなおはなし。筒井康隆ちゃんと読んだのはじめてかも。

  • 最後までするすると読めてしまった。面白い旅でした。

  • 人間の想いがもっとプリミティブだった頃の、命の価値が太く短く、他者と愛で繋がってた頃の、旅を通して人の営みを見る、美しい詩を聞いているような読感だった。
    美しい!

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著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

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