ポルノ惑星のサルモネラ人間―自選グロテスク傑作集 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 219
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171470

作品紹介・あらすじ

地球から学術調査隊が訪れた「ポルノ惑星」で、美人隊員の島崎博士が妊娠した!原因は妖草ゴケハラミ。その処置を年中丸裸の原住民に聞きだしに向ったおれが見た、密林を跋扈する奇怪な動植物の数々。常識に凝り固まった悩みそを爆砕するモンスター・オンパレードの表題作の他、妻が冬眠から目覚めて羽化、産卵して脱皮までする「妻四態」など、異次元グロテスクワールド全開の7編。

感想・レビュー・書評

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  • グロテスクという割にはスプラッターは抑え目で、どちらかというと精神的なえげつなさと不条理さを押し出している作品がラインナップされている感じ。ただ、それなりに筒井康隆を読みなれてきてしまったので、だんだんこのノリにも食傷気味になってきた自分がいて、それを何かしら乗り越える作品が欲しいとも思う今日この頃。本作に収録されているものの中では「偽魔王」がなかなかちゃんとしていて、おもしろい。

  • 短編集。うむうむ。
    ・・・表題作は読んだ。この手はダメだと思った。
    次読んだ。ダメだ。。。
    次も次も読みはじめた。だめだった。
    体に合わなかったのかもしれない。
    一応表題作は読み切った。★2つ

  • 初筒井康隆。文章が読みやすい上に話がおよそ狂っててすごい楽しかった。『妻四態』はおっさんの声がまざまざと頭の中で再生されました。好き。

  • これはものすごいね…
    何というかこの人にしかかけない、
    という世界観は彼のためにあるのじゃないかしら。

    わざと段落も句読点も消した作品があったり
    着眼点がかなりユニークだったり
    食後に読まないでください的なものがあったり…
    とにかくバリエーション豊富、飽きませんでした。

    でも彼の文は好き嫌いは
    絶対に分かれるのです。
    嫌いな人はクドクドしていて
    ダメというかと思います。

  • 飛ばし読み

  • さすが自選というだけあって、変態でグロい!!淫猥?
    スプラッター要素もつよいのに読めちゃう。おもしろいからなんだなぁ。

  • 書名からも分かる通り、あえて悪趣味なものを集めた短編集。切り口に慣れてきてしまうと単調な気も。でも面白い。前に呼んだ戸梶圭太作品のようなグロい表現も、大分前に試されていたんだな(もっと他にもあるかもね)。で、「このグロい表現は何なんだ?」と作中で問うていたり、用意周到。やたら屁をひり脱糞するので、そこの描写がお約束のようになっていた。

  • 「ポルノ惑星のサルモネラ人間」は単純に面白い。読んでいくうちに引きずり込まれて、自分の価値観が転倒していく。
    「歩くとき」は読むのに疲れる専門用語が並んでいるが、間に低俗な言説が挟まって、その分思わず笑ってしまう。
    「イチゴの日」はブスを美女として育て続けるマスコミのプロジェクトという発想だけでなく、それを島川ユリエ本人が気づいてしまうという展開に驚いた。
    「偽魔王」も展開の仕方は「イチゴ」と似ている。スプラッター要素が強い。
    「カンチョレ族の繁栄」も探検ものとしては「ポルノ惑星」と同じようだが、グロテスクさの方向性と価値観の転倒の方向性が違う。気持ちの悪い動植物の表現については、椎名誠の方が独創的かもしれない。但し、それは「カンチョレ族」が戦前のニューギニアを舞台にした体とも言える。

  • ・10/25 随分久し振りの筒井康孝だ.以前に読んでる筈なんだけどいまいち覚えてない.インパクトは強い作品ばかりだと思うんだけど...
    ・10/31 読了.結構おぞましいけど軽く読めた.やっぱり中身のグロテスクさよりもストーリーが面白いな.

  • きみも生温かい繭にくるまってセックスを失ってみないか?

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