かくれさと苦界行 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.89
  • (63)
  • (65)
  • (78)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 535
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101174136

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 随分前に読んだ本が
    新しい活字
    それも大きな活字となって
    改訂版がでてくるのは
    なんとも 嬉しい

    何十年も前に
    読んだはずですが

    やはり わくわくしながら
    読み進められるのも
    また 嬉しい

    「隆慶一郎さんの描く
     男は実に凛々しくて
     なんとも かっこいい」
    と友人が
    語っていた言葉を
    今さらながら
    再確認させてもらいました

  • 徳川家康より与えられた「神君御免状」をめぐる裏柳生との争いに勝ち、松永誠一郎は色里・吉原の惣名主となった。
    だが、一度は敗れながら、なお執拗に御免状を狙う裏柳生の総帥・柳生義仙の邪剣が再び誠一郎に迫る。加えて吉原を潰すべく岡場所が各地に乱立し、さらに柳生の守護神・荒木又右衛門も江戸に現れた。
    ついに吉原と裏柳生前面対決の時が-。


    裏柳生と表柳生。柳生一門が抱える複雑な事情や、幕府閣僚のしつこい執念。
    そこに否応なく巻き込まれていく吉原と松永誠一郎。
    松永誠一郎の生き様や吉原の面々の優しさを、とても温かく感じます。
    出会い方が違えば、いい友となりえたかもしれない運命の皮肉さや、宿敵であるからこそ一番の理解者たりえる事情。
    生き方を考えさせられる一冊でした。

  • 2017.04.18 品川読書会

  • 傀儡族、そして吉原を守る為に気の遠くなるような年月を悲しみの中で過ごした幻斎。それでも「満足だ」と語れる幻斎。著者隆慶一郎も同じ気持ちで旅立っていたのかも。

  • 再読。

    前作で諸々の説明が終わってるのでストーリーに集中できる巻。やはりキャラクターものは2作目から。
    この主人公は完全無欠、清廉潔白すぎて魅力は感じられなかった。一番のお気に入りは幻斎。キャラ造形の面白みでは隆作品の中でもベスト3には入る。

  • とっても面白く読み進められた。

    吉原って・・・
    傀儡族って・・・
    政治って・・・

    エンタテイメントの中にも、色々と考えさせられてしまった。

    ★4つ、8ポイント。
    2016.07.26.図。


    ※主人公もさることながら、超人的に強い老人達の生き様が格好良し。

    ※身も蓋も無くなる話だけれど……読中、何度、「ええい、もういっそのこと、老中を暗殺してしまえいっ!アンタらなら楽に出来るっしょ?」と心中で呟いたことか(笑)。

  • 吉原御免状の続編。
    敵味方含めて魅力的な登場人物が多い。

    続きが読みたかった・・・

  • 2005.11.6〜17 読了

  • 著者は東大出身でフランス文学の教授もしていたという経歴。大岡昇平も同じようなキャリア。大賀昇平は小林秀雄の友人でもあった、(中原中也とも)。筆者は小林秀雄の弟子でもあった。フランス文学の研究者が時代劇を書くというのも面白い。研究者だけあって時代考証や時代の背景にあるものなどよく調べてると思う。ある個所はかなりのボリュームで歴史背景や言い伝え、民話について記述されてて、歴史書かと思わせる。単なる時代劇ではなくとっても興味深く読める作品。吉原三部作の二作目。

全42件中 1 - 10件を表示

隆慶一郎の作品

かくれさと苦界行 (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする