影武者徳川家康(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101174150

感想・レビュー・書評

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  • 厚めの本ではあるけど、グイグイ引きつけられて読んでいる。

    家康が影武者と入れ替わっていたというのは、突拍子もないフィクションじゃないからまた面白い。
    この後も楽しみ。

  • この徳川家康死亡説はなかなか面白い!
    上までがだいたい、漫画と同じくらいまでなのかな?ここから島左近の活躍が増すのだろうか・・・?これが、吉原御免状にもつながっていくのが非常に楽しみ。

  • 2010/11/26完讀

    関か原,忍者甲斐六郎奔馳著。石田方家老島左近所派出的忍者,暗殺了敵方大將徳川家康!影武者世良田二郎三郎,和本多正信是好友,年輕時代四處征戰賺取薪資,天性就是自由人「道々の者」。後來漸漸邁入老齡,由於體型近似家康,在本多忠勝的介紹下安定下來擔任家康的影武者。

    家康被殺之後,長年陪伺在家康身旁、思考方式甚至極其相似的二郎三郎仍然指揮若定,最終贏得勝利。忠勝和井伊、秀忠等人開會決定繼續讓假家康扮演他的角色直到德川政權穩如磐石為止。

    秀忠其實是個陰險人物,一直假裝成孝順律儀之人,但隨時會露出爪牙。這次由於要命的遲到顏面丟盡,為了避免被追究而失去世子地位,勉強同意讓二郎三郎繼續當他的父親。於是他決定等到假家康獲得將軍之位並讓位給他之後再把他除去。秀忠開始在江戸大肆佈局安置自己的親信,並重用柳生忠矩和裏柳生劍客來替他作一些髒活。

    二郎三郎洞悉秀忠的陰謀,也開始思考保身之計。籠絡家康的愛妾之後,更獲得甲斐六郎的協助。由於島左近和六郎得知二郎三郎對秀賴很友善,決定和二郎三郎同一戰線。二郎三郎掌握礦脈、重用大久保長安、大量累積自己的積蓄,同時並振興貿易讓三浦按針擔任顧問。關東的風魔眾更成為二郎三郎的同伴,協助他對抗秀忠。

    **

    這個故事想像力和格局實在驚人,越來越期待後續的發展。島左近是個相當具魅力的人物,希望能在後面多看到他的身影。我也很喜歡風魔眾的小太郎和風齋。想像他們四個人一起賞花的身影,就覺得好棒。天性自由的「道々の者」,相知相惜、風流倜儻、無與倫比的「強さ」,這是隆慶一郎熱愛的形象,讀起來往往讓人覺得很爽快。

    中卷看到一半就得離開台南,好想再繼續看下去…親愛的中卷,二月再相見吧。

    (639page)

  • 痛快で最高に面白かった。家康関が原死亡説がなかなかもっともらしい。上中下と三巻ある長さが全く苦にならない。基本ひたすら痛快なんだけど、途中年齢について言及するところなど、一抹の哀しさもある。味わい深い。

  • 何はさておき捕縛~最期に至るまでの石田三成に痺れた一冊。左近が輝いていた一冊。主役は家康(影武者)だというのに、西軍の二人の描写がすさまじく良かった。
    中・後編が楽しみで仕方がない、

  • 関ヶ原で暗殺された家康に代わり、影武者が指揮を取っていくお話。
    やたらと分厚い分内容もかなり濃く、ひとつの事柄に関して更に広がっていくのでもう何がなにやら(笑)
    それでも読み始めると止まらないのが不思議。

  • ・中・下所有

  • 時代小説を読むきっかけをくれた本。なんて面白いんだろう。

  • O先輩推薦。関ヶ原の戦いで、徳川家康が石田三成配下の武田の忍者に暗殺されるシーンからスタート。しかし、徳川家康の影武者がそのまま家康に成り代わり采配をふるい、徳川幕府を盤石なものとしていく物語。事実かどうかはともかく、小説として面白い。時代考証、当時の社会情勢など、緻密な取材に裏付けられたエンターテイメント。当時の日本では、社会統治のために徴税や身分制度を作った武士(もののふ)と、一向一揆衆や石山本願寺信徒や堺の町民のような自由を求める人々や定住を好まない「みちみちの人」との間に社会対立があったとする記述が繰り返し出てくる。後半も楽しみ。

  • 実は家康さんは関ヶ原で亡くなっていた!って設定で
    影武者がなり替わってから亡くなるまで のお話
    と同時に
    忍者かちょよし!のお話(笑。

    厚いし、長いし、キツいかな?と思いつつ読み始めまシタ。
    だけど
    2代目将軍『The陰険』秀忠さんVS
    影武者『フリーダム』二郎三郎さん(と、その仲間達)の
    駆け引きにつぐ駆け引きの連続で、飽きることはなかったデス。
    いつの間にか『小説』でなく脳内で『映画化』して読み、非常に楽しめまシタ。

    地の文章がたまに「小説」逸脱して作者の意見とか入ったりするのと
    手に持ったときに重いのだけが難点でシタ。

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