化粧 上 (新潮文庫 わ 1-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101176109

感想・レビュー・書評

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  • 姉妹といえども、どれも違うパターンの女で面白い。

  • 文庫版の装丁が美しいです。京都の美人姉妹の話。4人姉妹のうち2人は東京に出ているけれど京都弁は直してないので、全体に流れるやわらかい感じがとてもいいです。それぞれいろんな立場や境遇で強く生きており、ランダムにスポットがあたっていきます。全員とっても美人らしく、しかも若いのに銀座のクラブのママや京都の老舗料亭の女将だったりしてとてもかっこいいので、読んでいて楽しい。上巻は主に亡くなった長女の鈴子と、その双子の頼子、三女の里子が登場。最後に末娘の槇子の章があるけれど彼女は80年代当時の流行最先端な女子大生らしく、現代とはかなりのギャップがありちょっと笑える部分もあります。
    <さくら、若葉、初虹、夏草、川風、秋草>

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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