- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101180311
作品紹介・あらすじ
27歳で起業を志し大手銀行を退職した青年は、体当たりの交渉でスペシャルティコーヒーの日本での販売権を得た。銀座に待望の1号店を開業した後は、店内に寝袋を持ち込み泊まり込みで大奮闘。ビジネスにかける夢と情熱は、コーヒーチェーンを全国規模にまで大成長させた。金なし、コネなし、普通のサラリーマンだった男になぜできたのか?感動のタリーズコーヒージャパン起業物語。
感想・レビュー・書評
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1番に『情熱』。
情熱があることで本質を捉えて物事を判断することができることを著者から学んだ。
情熱がある人に仕事や人が自然と集まってくる。
著者はシアトルからタリーズを日本に持ち込み、広めると言う挑戦をしているが、
「最悪」を想定することで挑戦を容易にしている。
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生き急がない。そして爆発をする。
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読みながらわくわくが止まらなかった。
改めて初心に戻れた気がする。
人生においても、仕事においても、人間関係においても。
自分が大切にしている"価値観"と近いものがあり嬉しくなった。
落ち込んだり、目標を見失いそうな時はこの本をまた読み直そうと思う -
少し前に作者の松田公太さんが、今のタリーズについて
「入口のメインの看板が…、俺、こんなにパンケーキ屋さんばかり作ってきたっけ?(中略)自分がゼロから育てたブランドだからこそ、愛しているからそこ、これ以上迷走してほしくないな。」
と呟いてました。
ちょうどこの本を読んでいるタイミングだったので、とても納得してしまった。
タリーズに対する熱い想いが伝わる一作でした。
成功者といえる人ほど、やっていることは泥臭く失敗して、そこから学んでいることを生かして成功しているんだと思います。
それを表に出すか、出さないかが、その人の個性というか。
印象に残っているのは銀行員時代、優秀外交員の評価ポイントを支店長代理数人に改ざんされたところ。
銀行人事部にシステムの改善を要求。支店長の謝罪もあったけど、
「悪いのは支店長ではない。悪いのは改ざんに加わった人と、それを許したシステムだ」と断言。
そう、会社組織で改ざんがまかり通るシステムに問題がある。
これを肝に銘じて、今、会社の問題に取り組んでいる。 -
今までコーヒーといえばライバル店に行くことが多く、タリーズに行く機会がなかったけど、経営者のことを知るとタリーズのコーヒーが飲みたくなった。
経営者は少し冷酷なところがありそう…という勝手なイメージを覆された。こんなに情熱を持って、人を大切にする方が広めたコーヒーを今度飲みに行こう -
熱意、情熱がヒトを、時代を動かすんだなぁと感慨
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仕事に対する情熱が周りの人を動かす。
「タリーズコーヒーを日本で広げたい」その思い出突っ走ってきた著者の松田公太さん
すぐに行動に移し、常に試行錯誤を繰り返して、今の大規模なチェーン店になりました。
そして、タリーズで働くことでフェローが何か得られるようにと、フェロー思いの部分もとても感動しました。私がフェローを雇うときに参考になりそうです。
私もタリーズは一番雰囲気が落ち着いていて好きです。
また、この本は日本の制度の不毛さをストレートに表現していて、その点も面白かったです。 -
良い意味で突き抜けた起業家人生の一幕を追える一冊。読んでいて楽しい。
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仕事でスターバックスの事業戦略を取り扱うため、シアトルではガチンコのライバルと目されるタリーズをちゃんということで読んだが、これはこれ単体で、非常に教訓の多い起業家物語であった。
松田公太氏は数奇な運命の持ち主で、日本人なのに古郷はアメリカ、若くして弟さんを亡くされ、お母様も非常に不幸な亡くなられ方をしている。タリーズのUS本体にも裏切られたり、山あり谷ありで、新しいビジネスの地平を切り開いたがゆえに、思わぬところで思わぬ苦労を強いられる、McDonald's : Behind the Arches, the everything store, The Airbnb Story といった企業物語と通底する部分を多分に持つ。
読んでいるほうはハラハラドキドキで面白いのだが、実際に経営を切り回してきた松田氏は、本当に大変でいらしたと思う。私は彼と完全に同世代なので、若いころから苦労を重ねた人間にはかなわないなあ、と感心することしきりだった。 -
★4.5
タリーズのコーヒー、雰囲気、可愛いグッズの大ファン。思いがけず自粛中に手に入ったので読み進めたら、苦手と思っていたビジネス本とは違う読みやすさで一気読み。本当に興味深く面白かった。
創業者さん、こんなに素敵な方だったのか!とますますタリーズ好きになりそう。行動力、考え方、そして目標や夢をもって実現する情熱…見習いたいと思うエピソードがたくさんで勇気をもらえるし、こんな上司の元で働きたいと思える。
コロナが落ち着いたらマイボトル持ってまた行きたいな〜。