マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181066

感想・レビュー・書評

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  • 【君主篇】
    34:側近に誰を選ぶかは、君主にとって軽々しく考えてよいことではまったくない。君主が思慮深いかそうでないかによって、優れた人材が登用されることになったり、無能な側近に囲まれることになったりするからである。したがって、側近にどのような人を選ぶかは、君主としての能力を測る格好な材料になる。

    【人間篇】
    51:誰だって、誤りを犯したいと望んで、誤りを犯すわけではない。ただ、晴天の日に、翌日は雨が降るとは考えないだけである。

    57: 天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。

    19の時に、大好きな陸将が教えてくれた本。食事をしながらいろんな話をしてくれてた時が懐かしいなあ。

  • この人の考え方をなぞってる人が多いのかも。

  • いろんな人がマキャベリの言葉を引用しているとか, 同じ作者の「ローマ人の物語」を読んでいるとかの理由で, 斬新な言葉はそれほど無かった (心に響くという点であれば, 前に読んだ「指導者の条件―人心の妙味に思う」 (PHP文庫 マ 5-8) のほうが多かった). 本書の場合は, 「心に響く」というよりは, ある種の「覚悟」をするために読むべき本というのが, 正しい理解かもしれない

  • 組織で働いていたり、昇進するときなんかに読むと、ぐっときそう。

  • (欲しい!)中世イタリア/文庫

  • 確かに、マキアヴェッリは、批判されそうなことも言っているとは思う。 けれど、組織を保つためには、厳しいこともしないといけない。組織が死んだらみんな死ぬしね。

    でも、この人の言葉って、どの範囲の人達がやることなのかな。 最近、その範囲が狭まっているような。

    多分、インターネットで始まったグローバル化が関係している気がするけど、良く分からない^^

    まあ、今度考えよう。

  • 実践的君主論。

    リーダーのあり方は、大概の本は倫理・道徳を守った理想論が多い中、
    現実路線の君主論。

    勝てば官軍。
    少々乱暴であっても、禍根を残さない程度なら、勝ちにこだわった方がいい。

    いままで読んだことのなかった、リーダー論。

  • 塩野さんが本書を書いた目的は「マキアヴェッリの思想を、彼が対象にした人々に近い条件で、現代の日本人に提供したかった」とのこと。
    この目的は十分果たせている。16世紀に生きたマキアヴェッリの思想を注釈なしで、生々しく感じ取ることができた。
    「自らの安全を自らの力によって守る意志を持たない場合、いかなる国家といえども、独立と平和を期待することはできない(p82)」
    「結果さえよければ、手段は常に正当化される(p103)」
    「頼れるのは自力のみということに目覚め、運命が自由勝手にふるまうのを牽制する必要がある(p203)」
    きれい事ですまない君主(場合によってはリーダー)の行動様式を説くマキアヴェッリの言葉は、現代の政治家はもとより、組織人にも響く。

  • 政治家を目指す人はぜひ読んでください。

  • 今の施政者に読んでもらいたい。

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