ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181318

感想・レビュー・書評

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  • 初めて塩野さんの本を読んだ。歴史のダイナミズムやルネサンスの時代に生きた著名人の考え方がダイレクトに感じた。特にレオナルドダヴィンチの頭のよさにはびっくりした。

  • ルネサンスについて、全くわかってなかったとびっくりさせられた本。学校の授業量なんかでは、ルネサンスがわかるはずもない。
    ルネサンスの始まりについては特に興味深い。
    その時代に生きた人々を身近に感じられ、そこからレオナルド·ダ·ヴィンチをはじめ、多くのアーティスト、さらに、ローマの歴史や、キリスト教等々、知りたいことだらけになった罪な本(笑)

  • ルネサンス補習。
    やっぱり興味があるのは芸術家と大航海時代を担った航海者達。
    最初の一覧を見るとほんと密度が濃いなぁと思う。

  • なんと見事なルネサンスの要約だろう

  • 「ルネサンスとは何であったのか」、それは既存の常識や権威(その大なるものはキリスト教会)を疑い、「見たい、知りたい、わかりたいという欲望の爆発」であった、ということをスタートに、様々な人物を取り上げながらルネサンスを対話形式で概観する歴史小説。
    詳細な史料と分かりやすい論旨で、ルネサンスに関する事柄だけでなく、著者の他の作品への理解も深まり、とても楽しい読書だった。続けて『海の都の物語』も読んでみたい。

  • 歴史というものにこれまで大きな関心を払っていなかったため、不惑を超えて流石に教養のなさを実感してきた。特にルネサンスとはどういうものであったか、よく分からなかった。本書を読んで少しではあるがそのイメージが掴めるようになったと思う。

  • 面白かった!
    ルネサンスとは何であったのか?をフィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアから見て考える。

    「異教徒の遺物であろうと学ぶ価値があれば学ぶべきと考えるようになったルネサンス時代」

    ルネサンスとは、遠い国のキリスト教徒の問題で、現代のましてやキリスト教徒でもない私には関係のないこと、ではない!!!ということ。

    やっぱり塩野七生さんの本は分かりやすくて読みやすい。もっともっと知りたい。読みたい本がありすぎる。

  • 塩野さんの作品が「ルネサンス」を軸に繋がってきます。良い解説書とも言えるかも。逆に読み返そうと思う人には良い入門書。今度はもっと深く味わえる気がします。

  • 「ルネサンスとは何であったか」とは難しい質問であろう.学校で習った知識によれば「1000年近く続いた教会支配からの脱却,人間性の回復」だろうが,ではなぜ,どんな背景で1500年頃にイタリアで起こったのか?きっかけは何で推進力は何だったのか?がよくわかる.
    「哲学」に対する作者の評価は目から鱗.ギリシア哲学を勉強してみようかしら.

  • ☆☆☆2020年1月☆☆☆


    「ルネサンスとは何?」
    高校の世界史では絶対に答えの出ないもの。
    作者の名前と作品を暗記するだけでその意義なんて授業では習わない。


    物事をキリスト教というフィルターを通してではなく、「ありのまま」に見ようという意識の高まり。
    「見たい・知りたい・わかりたい」という欲求が下地として存在し、芸術はその表現方法の一つであるといえる。
    ルネサンスこそが、中世から近代への移行の始まりであり、大航海時代や産業革命につながっていく。


    歴史は暗記科目ではない!!
    そのことを改めて教えてくれた一冊。

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