ローマ人の物語 ローマは一日にして成らず 上 (1) (新潮文庫)
- 新潮社 (2002年5月29日発売)


- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181516
感想・レビュー・書評
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長い長い大河ドラマ。でも最高に面白い。私はハンニバルのポエニ戦争のくだりがお気に入り。紀元前にすでに共和制が整ったローマはさすがだな。
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一巻のみでなくこの「ローマ人の物語」全巻を読み終わっての感想でありますが、ヨーロッパがどのようにして出来上がってきたのかがこのように面白く読ませてくれるものは無いと思います。
特に何がスバラシイかと言いますと、実に地図の使い方が上手い!
若干クドイくらいに地図が、文章とともに出てくるのでどこで何が起こったか、常に確認出来ます。
もちろん教科書のような無機質なものではなく、
個人的に塩野オバサマから「イイ男ってのはね、、」とサロンで語りかけられるような部分もあり、その時代を生きた生の人間への評価を通して人として学ぶもの、もしくは反面教師とするものを教えていただいた気もします。 -
ローマは強国二つに選ばれなかったから平和だったんだ!知らなかった!エトルリアがローマの手前で国が終わってるから、ローマほんとに目に入らなかったんだね。(^∇^)
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ポッドキャストのコテンラジオという番組で、ハンニバル、ポエニ戦争の歴史を聴き、前から気になっていた、このシリーズに遂に突入。ローマ建国から共和政の最初まで。そしてギリシアの様子が書かれた最初の巻。面白くて一気に読んでしまった。まだまだ小さなローマ。まずはハンニバルと戦うまでの歴史をしっかり理解していきたい。しばらくローマ漬けになりそうです。
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塩野七生さんのシリーズ『ローマ人の物語』の43巻の中の1巻目を読了です。本書は、ローマの建国時代から、王政、共和制まで。さらに、ローマ法を編纂するために調査団がギリシアに派遣されたということで、ギリシアの歴史をペルシア戦争まで振り返ります。
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歴史に疎いので知識を得ようと思い,手を取った。
ローマでの歴史を基にかかれたお話で,
何冊も続いているシリーズものの1冊目。
最後まで読み切れるか若干不安ですが,
読みやすかったです。 -
ローマの成り立ち、7代続いた王政、共和制への移行が綴られている。
最後に少しだけギリシャの歴史についても触れられている。
ローマの王1人1人に特徴があって読んでて面白かったです。
7代続いた王政が世襲制じゃなかったのには驚き。
ローマ人達は身の回りの色々なものを神にしてしまう多神教だったそうです。
キリスト教とは正反対ですね。
個人的には多神教的な考えの方が好きかもしれない。
夫婦喧嘩の神のエピソードはなるほどな、と思った。
ギリシアのポリスについては、世界史でちらっとやったけど、こんな経緯があるのは初めて知ったなぁ。
ギリシア史についてもう少し詳しく知りたくなりました。
個人的にはスパルタには絶対に住みたくないです。 -
映画「300」のエピソードも出てきた。小説として読む分には面白い。
気に入ったフレーズ: 上に立つ者は、いつの時代でも醒めている。
塩野七生の作品






ローマ人の物語は、パクスローマのところまで行って、挫折しました。一度、読む勢いを失うともう駄目なんです。まあでも、そこまでだと、...
ローマ人の物語は、パクスローマのところまで行って、挫折しました。一度、読む勢いを失うともう駄目なんです。まあでも、そこまでだと、カエサルの話の2巻分が抜群に面白かったですね。