- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181653
感想・レビュー・書評
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アウグストゥスにアグリッパ、マエケナス、ドゥルースス、そして2代皇帝ティベリウスに行き着くパックスロマーナの中核の巻。
制度の定着を試みる地味な内容と思ったが、意に反してこれが面白い!
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後半にかけてのアウグストゥスの言動がカエサルだったら、そうはしないだろうなぁという残念なことが続いた。アウグストゥスの良さが活かされる状況と不足している部分ばかりがクローズアップされる状況をみていくと、アウグストゥスという人となりが伝わってくる。50代になり、やるべきことを数多く抱えているのに、仲間はどんどん減っていくという悲しさよ。今後、アウグストゥスはどうなるのか、心配になってきた。
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アウグストゥス、45歳から57歳までの業績。少子化対策、宗教政策、軍制改革、税制改革などを行い、パックス・ロマーナを確立していく。「平和の祭壇」の彫刻、特にアウグストゥス一家の彫刻の写真が載っているのが良かった。現存しているとのことで、見てみたいなあ。
政策についての説明が続くと少し飽きてくるのだが、後半は忠臣アグリッパとマエケナス、義理の息子のティベリウス・ドゥルースス兄弟、血の継承にこだわるアウグストゥスなどに話題が移り、一気に読めた。 -
アウグストゥス統治中盤。
少子化対策などのお話しはとても面白い。 -
●豊かになったローマでは少子化が進んだ。対策として不倫禁止法や独身税を導入しようとしたが、市民の反対で施行にかなりの時間がかかった。現代日本に通ずる
●優秀なサポート役のアグリッパ、マエケナス亡きアウグストゥスが今後どうなるのか! -
アウグストゥスによる帝国統治
少子対策・宗教再興・平和路線・防衛線改定・軍事再編・税制改革・行政改革・ゲルマニア遠征……
アグリッパ・マエケナス・ドゥルーススの死とティベリウスの隠居
盛りだくさん! -
この時代も少子化対策があったんだ!!
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前巻から引き続き、アウグストゥスによる帝国の「行政改革」が描かれる。
少子化対策、軍事縮小策、税制改革、行政組織の改編・創設等々。
地味だけどなかなか興味深い。