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- / ISBN・EAN: 9784101184012
感想・レビュー・書評
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日本を代表する詩人萩原朔太郎を父に持つ著者の少女時代を描いた自伝的な作品。本当に切なすぎる物語だった。著者の母親(朔太郎の最初の妻)は他の男と家を出てしまい、きつい性格の祖母や付和雷同の親戚たちから「淫乱な母の血をひく醜女」と罵られ、虐待される。父親は自分の世界に没入しており、娘を顧みようとしない。そして事件が起きてしまう…。
辛い時代を乗り越え、自らの経験を小説にまで昇華させた著者は心の強い人だと思う。最初から強かったのではなく、辛い少女時代が著者を強くしたのだと思う。
僕が読んだ本は古くて、ISBNが載っていなかった。検索しても見つからなかった。仕方なく、いちばん近い時期に出版された同作品の本を登録する。こういうのって、ちょっとヤダな。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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萩原葉子の作品





