残るは食欲 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.64
  • (40)
  • (87)
  • (98)
  • (12)
  • (1)
本棚登録 : 889
レビュー : 103
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101184555

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 語り口が滑らかでとても読みやすいエッセイ。これくらい肩の力を抜いていいんじゃないかなと思わせてくれる。
    残るは食欲といいながら、執着しすぎないのもいい感じ。
    新しいことを取り入れたり、アレンジしたりする姿勢もすてきだなと思う。

  • 阿川さんといえば、私が強烈に覚えているのはクリームブリュレの話。どこぞのレストランでデザートに出されたそれがあまりに美味しくて、器を舐めるがごとく食していたら、「お気に召したようですので」とおかわりを持ってこられてものすごく恥ずかしかったという話でした。

    そんなふうに、食べることに執念を燃やす人かと思いきや、意外にも眠気と空腹ならば空腹のほうが耐えられるとおっしゃる。それは私も同じなのです。食いしん坊なのになぜかなぁと思っていたら、阿川さんが本作で答えを教えてくれました。空腹のときに感じられる至福を。

    料理のレシピ本ではないにもかかわらず、ここに挙げられている料理やおつまみをいろいろとつくってみたくなること必至。いやぁもうニヤけました。

    ところで本作の単行本が刊行されたのは2008年。この文庫本が刊行されたのが2013年。文庫のあとがきを書かれたときになってもまだ独身を通すおつもりだった阿川さん。まさかそれから数年後に結婚とは、ご本人も夢にも思わなかったのか。阿川さんのお父様はかねてから結婚相手を選ぶさいの心得として「顔はどうでもいいから味のわかる奴」とおっしゃっていたそうな。そのとおりだなんてことはないですよねぇ(笑)。

  • 読んでみると、「作ってみようかな?」へぇーなるほど。となることが多い。するするーと読めました。阿川さんの他の食の話も読んでみたい。悪友と呼ぶ檀ふみさんとの本も読みたくなった。

  • 読むとお腹が減る本。阿川佐和子のエッセイは軽〜い気持ちで読めるので好き。また檀ふみとリレーエッセイしてくれないかなー

  • 阿川さんがクロワッサンに連載していたエッセイの文庫化。一つ一つのエッセイが軽妙で力を抜いて楽しむことができた。人間誰しも食欲はあるけど、食いしん坊の方が人生は楽しいんだろう。かくありたい。
    こども電話相談室のようなtipsもいい。

  • 常に次のごはんのことを考えている私にとってぴったりの本。容易に料理が想像できて唾液が止まらない!雑誌での阿川さんのエッセイを読んだことはあるけど、本を読んだのは初めてで。(これもクロワッサンのエッセイのまとめではあるが)さくさく読めて、息抜きに最適。疲れたときに読んで食の世界に入っていきたい、、、。

  • バリバリ働き、自由に料理して、シアワセに頂く、何とうらやましい!

    レーズンバター、サラダ・ニソワーズ、一時ハマったなあ~
    「鴨南」と聞けば、口が勝手に「蕎麦」と発音してしまう「パブロフの蕎麦」面白い。
    美味しく楽しいエッセイでした!

  • TVで拝見しているキャラそのものの軽妙な語り口で、すらすらと読めました。
    自分でも作ったことのある料理が出ると本を読みながら「あれ、美味しいよね」と同意したり、自分でも作ってみようかなと思う料理もあり、幼い頃の食べ物の記憶もあり、とにか食欲出ること間違いなしなので、空腹時は注意です。

  • さすが佐和子。

    エッセイのESSE感が満点。

  • 本のタイトルは、檀ふみが呟いた「愛欲と物欲を捨てた今、自分と俗世を結ぶ唯一の絆は食欲のみ」との言葉に由来しているそうな。

    サバサバとした語り口は読みやすく、並行して読んでる重たい本の箸休めとしては、丁度よかった

著者プロフィール

阿川佐和子

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。99年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で第15回講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で第15回坪田譲治文学賞、08年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年、『聞く力――心をひらく35のヒント』が年間ベストセラー第1位、ミリオンセラーとなった。14年、第62回菊池寛賞を受賞。

「2019年 『いい女、ふだんブッ散らかしており』 で使われていた紹介文から引用しています。」

残るは食欲 (新潮文庫)のその他の作品

残るは食欲 単行本 残るは食欲 阿川佐和子

阿川佐和子の作品

ツイートする