- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101184579
感想・レビュー・書評
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阿川佐和子さんの食エッセイ第二弾。10年以上前の作品。自分で調理するけど、細かい分量が決まってないのが阿川さんらしい。
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料理本でもない、グルメ本でもない。
阿川佐和子さんが、食べ物への愛と、日常での食べ物との仲良し状態を綴った本。
立場上、高級食材を口にする機会も少なくない著者だが、芸術品の陶器にお料理を盛る暇もなく、キッチンで立ち食いする日々も少なからず。
しかし、自分の愛してやまない最高の味で食事をすべく、教えてもらったレシピにも、「あ、あれも加えてみたらおいしいかも?」「使い残しのあれも入れていいかな?」と、自分らしさを発揮する。
そのあたりが、なんだか他人と思えない。 -
ベリーニ、かつぶし弁当、なみちゃんひやむぎ、スパムスビ鮭弁当、糠、牡蠣などなど
とにかく美味しそう!
軽やかな口調が、可愛らしい。するする読める。 -
阿川佐和子さんの食エッセイ第二作。
一作目と併せて二冊購入したのですが、面白くてあっという間に両方読んでしまいました。
仕事柄、ということもあるのでしょうが、各地に赴いたり知り合いに送って貰ったり、そうして食した色々な食べ物に纏わるエピソードが収められています。
相変わらず、何かひと工夫加えて調理されているのが興味深いです。
さほど好き嫌いはない、とご自身でも書かれている通り、苦いものや周りの人が美味しくないと評しているものでも、とりあえず食べてみるところが凄いです。
「鰻の炭火の丸太焼き」だけは、あとがきで「もう生涯、食べたくありません」と書かれていましたが。
私も読んでいて、これは自分も食べるのは無理だろうなと思いました。
やっぱり鰻は蒲焼が一番だと思う。
前作に書いてあった「フランシス・アルバート」というバーボンとジン一対一だというカクテルと、本作に書いてある「桃のベリーニ」は飲んでみたい。 -
何回も読んでる!!好き!
出てくる料理が美味しそうなんだよなぁ、、
阿川さんが結構ズボラなので(とくに賞味期限周り)凝った料理の話も身近に思える -
ブックオフで何かもう一冊、となって手を伸ばして阿川佐和子3冊目。感動や天啓があるわけでないが、するりするり次を読もうという気になる。語り口もやることも考えることも軽妙。
一つ一つの料理が豪胆なようで手間がかかっていて、料理不精にはちょっと真似してみよう、という気は起こらない。ただそういう調理をしようという選択肢が人生の中で選べるのはとても羨ましい。
気ままに食べたいもの作ったり、誰かと頻繁に外食したり、遠いところに旅して食事をしたり…1人って羨ましい。
著者プロフィール
阿川佐和子の作品





