魔女のスープ: 残るは食欲 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 378
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101184579

作品紹介・あらすじ

ある晩閃いた。スープでも、作ろう。あらゆる残り物を鍋に投入し、出来上がったのは赤茶色の怪しいスープ。映画「バベットの晩餐会」に出てくる魔女のスープのよう。恐る恐る食してみれば、うん、おいしい。一緒に食べてくれる人がいれば愛が芽生えるのではないかしら? 楽屋にあった鮭弁当、干涸びた納豆、新鮮なお刺身――愛はさておき、食べ過ぎた。今日も幸せ、極上の食エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 「残るは食欲」の続編です。
    魔女のスープとあったのでめちゃくちゃな料理を想像して
    いたのですが、そうではなく残り物をリサイクル(?)した
    素晴らしい料理だったのですね。
    「残るは食欲」と共にまた読んだ方がいいな…。

  • 料理本でもない、グルメ本でもない。
    阿川佐和子さんが、食べ物への愛と、日常での食べ物との仲良し状態を綴った本。

    立場上、高級食材を口にする機会も少なくない著者だが、芸術品の陶器にお料理を盛る暇もなく、キッチンで立ち食いする日々も少なからず。

    しかし、自分の愛してやまない最高の味で食事をすべく、教えてもらったレシピにも、「あ、あれも加えてみたらおいしいかも?」「使い残しのあれも入れていいかな?」と、自分らしさを発揮する。
    そのあたりが、なんだか他人と思えない。

  • ベリーニ、かつぶし弁当、なみちゃんひやむぎ、スパムスビ鮭弁当、糠、牡蠣などなど
    とにかく美味しそう!
    軽やかな口調が、可愛らしい。するする読める。

  • 食事を中心とした日常を、とてもおもしろく語ってくれるエッセイでした。
    作り方が載ってるものもあり、真似することも出来るのかもしれません。ちょっと不満を言ってみたり、焦ってみたり人間臭さい部分もちょこちょこ書かれていて読み物として十分面白い。

  • 阿川佐和子さんの食生活にまつわる、あれやこれやのお話です。外食にしろ手料理にしろ、チャレンジ精神とユーモアが感じられます。秘書のアヤヤさんの「質量不変の法則」云々のコメントや、生まれそうで生まれない愛のお話、阿川佐和子さんと周りの方々の食についての習慣やこだわりのお話など、阿川佐和子さんの日常がほんのり目に浮かぶようでした。

  • 阿川佐和子さんの食エッセイ第二作。
    一作目と併せて二冊購入したのですが、面白くてあっという間に両方読んでしまいました。
    仕事柄、ということもあるのでしょうが、各地に赴いたり知り合いに送って貰ったり、そうして食した色々な食べ物に纏わるエピソードが収められています。
    相変わらず、何かひと工夫加えて調理されているのが興味深いです。
    さほど好き嫌いはない、とご自身でも書かれている通り、苦いものや周りの人が美味しくないと評しているものでも、とりあえず食べてみるところが凄いです。
    「鰻の炭火の丸太焼き」だけは、あとがきで「もう生涯、食べたくありません」と書かれていましたが。
    私も読んでいて、これは自分も食べるのは無理だろうなと思いました。
    やっぱり鰻は蒲焼が一番だと思う。
    前作に書いてあった「フランシス・アルバート」というバーボンとジン一対一だというカクテルと、本作に書いてある「桃のベリーニ」は飲んでみたい。

  • 喉が痛い。風邪かしら?アホのスープを飲んでみたい!

  • よし、これはウチでも是非、作ってみよう。
    これほどまで食欲を沸きたてられる本はない!読み終わった途端ホットドッグのパンを買いに行った。

  • 阿川さんがこんなに食に関して貪欲なのは知りませんでした。
    まめに料理しており、脱帽。
    白ごはん族、スープ七変化、溺愛納豆に共感。
    全てが美味しいそう。
    鳥のスープをとるなど、見習いたいところです。

  • たまたま、図書館で目に付いた。

    阿川さんって、料理マメなのね。
    そして、何でもかんでも、アレンジを加えて美味しくしてしまうところがすごい。
    でも。。。おつまみのレベルが私とは違う。。
    セレブ。。
    そこはやはり、家柄でしょうね。

    しかし。。牡蠣にあたった件は、激しく同意。
    そして、「えーい!もういいや」と、再び食すのも激しく同意。。

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著者プロフィール

阿川佐和子

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家。99年、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で第15回講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で第15回坪田譲治文学賞、08年、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年、『聞く力――心をひらく35のヒント』が年間ベストセラー第1位、ミリオンセラーとなった。14年、第62回菊池寛賞を受賞。

「2019年 『いい女、ふだんブッ散らかしており』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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