みんな元気。 (新潮文庫)

著者 : 舞城王太郎
  • 新潮社 (2007年5月29日発売)
3.23
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  • 810人登録
  • 121レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101186320

みんな元気。 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  好きかと聞かれたら、それほどでも。面白いかと聞かれても、それほどでも。それでも気になるし魅力的な作家であるのは間違いないのが舞城王太郎。タイトル「みんな元気」。とても伸び伸びとした表題が気に入った。

     ただ、まあ内容はよくわからんとしか言いようがない。表題作「みんな元気」はまだましとしても、同収録の「Dead for Good」「矢を止める五羽の梔鳥」に至ってはほとんど支離滅裂としか思えませぬ。

     「みんな元気」は中盤の誘拐事件でのあの勢いと超展開がちょっと面白かった。文章が口語的なのでこういう対話を中心として話が進む部分はナチュラルでよい。特にこの部分はエンターテイメイントあふれていてなおよい。そもそも作風がユーモラスなわけなんだけども、このあたりは特に設定物語ぶっ飛んでて見もの。

     おそらくこの人の小説全般に言えることなんだけど、時たま激しく生理的な嫌悪感を催させるところがあるのがひとつ困りもの。さらっと前触れなく気持ち悪いことを書くから嫌だ。きっと人の気持ち悪いと思うツボを心得てる。嫌だと言いつつもなかなか無い感覚なので悪い気はしてないのだけどもね。

  • 朝ちゃんの頭足人の絵がかわいくてもう・・・・
    パラレルワールドの概念の表現が面白くてすごいよかった。

    選択すること
    選択しないこと

    どちらにも責任があるということ。

  •  三編からなる短編集。
     三編のうち「Dead for Good」がわりと判りやすいが(他の二編と比べて、ということだが)残りの二編は奇想天外というか、めちゃくちゃというか、とにかくカオス。
     僕としてはそこが面白い。
     特に表題作である「みんな元気」は「何が書いてあるのか判らない」と思う人も多いかと思うが、書かれている内容をそのまま素直に受け取ればいいのだと思う。
     つまり、15cm程ベッドから宙に浮くお姉さんがいて、同じ名前の女性が何人も殺され、そのうちの一人は、皮をはがされ、肉をそぎ落とされた骨と共に傘にされて、空飛ぶ家の所在を見つけたらそこに数パターンの自分の息子がいると。
     そういう話なのだ、と受け取ればいいのだと思う。
     僕としては、物語に意味を持たせて綺麗に収束させよう、と意図したように感じさせるラストにはちょっと不満。
     どうせならカオスのままに終わらせて欲しかった。

  • <元気でいるから心配してね.>

    さっきまで見ていた夢を言葉にしたような,あることのない脈絡のない語り.
    気づけばこれまで,選択の連続.
    きっとこれからも,選択の覚悟.
    夢であろうと現実であろうと.

  • この小説は全部意味が分からない。

  • なんかよくわからなかった覚えがあるのでまた読み返したい。

  • ひとり語りの饒舌な文章
    独特の擬音

    好きな人にはたまらない世界なんだろうと思うけれど
    どうにも読んでてしんどかった!

  • 2016年2月3日読了。
    2016年54冊目。

  • 表題作は、まるでコマ割りのない漫画を読んでいるような文章だった。舞城さんの文章は思考と理屈と情景が感覚的なのが魅力だけど、特にこの作品はその境界線が限りなく曖昧である。
    けれども、読んでいて理屈は理屈とわかる。 

    個人的には、「みんな元気。」は非常に身につまされる話だった。選択しなかったということも、選択に含まれること。
    人生は一度きりで、やり直しはできない。<私>以外の人生を<私>が生きることだって、不可能だ。
    私たちは生きている限り選び続けなくてはならないし、たとえ選ばなかったとしても、否応なしに人生は続く。失敗しても、間違っても……家族が家族でなくなってしまっても。

    平行世界が文字通り同時進行で描かれる場面は圧巻である。それは存在しえたはずの世界であり現実なのだが、<私>の体は一人なのだ。いつだって現実は、経験と感情に振り回される。

    「Dead for Good」もとてもよかった。現実に振り回されながらも、何が自分にとってリアルなのか、何を自分は選択していくのかに向き合っている作品なのではないかと思った。
    でも、「矢を止める五羽の梔鳥」は全然わからなかった(笑)。

  • なんだかぐちゃぐちゃ。破天荒といえば聞こえはいいがよくわからんというのが本音。表題作は途中まではクソかと思ってたけどラストが良かった。みんな元気。

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