みんな元気。 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 122
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101186320

感想・レビュー・書評

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  • 【みんな元気。/Dead for Good/矢を止める五羽の梔鳥】家族もの。超展開ばかりだけど表題作は比較的綺麗にまとまっていた感じ。愛に溢れている!

  • 「みんな元気。」★★★
    「Dead for good」★★★
    「矢を止める五羽の梔鳥」★★

  • 『目を覚ますと、隣で姉の体がベッドからだいたい十五センチくらい浮いている。』

    『また弱さと欠点を人間味ってことにしてる。違うよ。新田君の良さは、顔とポーズだよ』

    『あんたの親の方がそんなの絶対におかしいんだから』
    『んなことは分かってんの!でもそこでやってくしかねーじゃん!』

    『透明魔人、やっつけるー。だー』

    『感謝されるようなことでもないよ。そういうことじゃない。俺を諦めさせようとするなら、もっと本当の理由を持ってこなきゃいけないってこと』

    『さ、選べよ』
    『枇杷の選択なんだよ』『ちゃんと考えて選べばいいだろ』
    『なんで』
    『人生は一つだからだよ』

    『みんな選んでんだよ。こういう選択いくつもいくつもやってって人生生きてんだから。首はいくつも切り落とされてんだよ。このちょっと錆びた植木バサミでちょきんちょきんとさ』

    『家から出ることが裏切りだとは私は思わない』

    『愛されている。』
    『これからいろいろあるだろうし、あるけれど、愛されて起こるいろいろだから、きっと大丈夫。でもそんなふうに言えば、実は全てがそうなのだ。みんな大丈夫。みんな元気。』

    『そうして増やした選択肢の中から私はもっとよく考えて選べるはずだ。もっとよく考えて選んでいかなくてはならないのだ。植木バサミを振るって人の首をちょきんちょきんと切るような重い決断をしていかなくてはならないのだ。』
    『みんなそうやって生きているんだ。』

    『まっすぐ落ちる私の目の前にまずは三つの選択肢。』『迷うことなく私は手を伸ばす。』

    『言わなくちゃ。』

  • とにかく書くのが好きなんだろうな。言葉だけで生まれる世界。

  • 数年前に読んだので記憶が曖昧だが、面白いという記憶よりも、よくわからないという記憶の方が強い。面白くないわけではないが、舞城ワールド全開というイメージ。

  • 2013.2.24読了。

    予想以上におもしろい。ぐっとくる。

  • パラレルワールドの考え方の一つに、

    「本当は、今まで起こったかもしれないすべての可能性が同時に存在していて、私たちは、たまたまその中の一つを認識しているにすぎない。」

    というのがあって、このお話の終盤では、その「可能性」が全部認識されたとき、いったいどう映るのかを、ものすごく感覚的に描写していると思った。

    量子力学やパラレルワールドの理論の説明を、文系が表したらこういう風になりそう。

  • ぶっ飛び系。
    時々溺れそうになりながら、
    なんとかギリギリ対岸まで辿り着けたパターン。

  • 久しぶりに読んだ舞城王太郎作品。

    ぶっとんだ話なのだが、登場人物のだらだらとした会話のセンスとか、ぶっきらぼうに言葉を置いているのに、どこか主人公が悲しがったりする時本当に悲しそうに思えるところとかわりと印象に残るし、ページをめくらせるのはいったいなんなんだろう。スプラッタな表現もある「Dead for Good」とか、わざとそんな表現にしているとわかっていても「うっ」となってしまう。

    前に『阿修羅ガール』を読んだ時も思ったけど、舞城さんの長いやつは、中盤になってくると攻めが弱くなってきてまとまってくる印象があって、それは今回も感じた。読んでいるうちに慣れてくるからかな?

  • 飛ぶ家族
    入門に読んじゃったミス

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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