ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 878
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101186344

作品紹介・あらすじ

迷子専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイは、東京都調布市で、六歳の山岸梢と暮らしている。ある日彼の眼前で、梢の体に十七歳の少女が"侵入"。人類史上最大の事件の扉が開いた。魂泥棒、悪を体現する黒い鳥の男、円柱状の奇妙な館に集いし名探偵たちの連続死-。「お前が災厄の中心なんだよ」。ジャスト・ファクツ!真実だけを追い求め、三千世界を駆けめぐれ、ディスコ。

感想・レビュー・書評

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  • (独自の世界観がしっかりしてる作者だなということは言うまでもなくのっけからよくわかる、ものの「…、と思ってる俺は実は○○○で…」という形式がポンポン繰り出される冒頭部だけで頭の中の情報量は「…?」となって飽和してしまった…)

  • ナニ、この奇書。タイムトリップミステリか。なんでもありだな。
    会話文を改行しないでつらつら並べるから、内にこもって、自己完結というか、俺様が世界の中心というか、偉そうな中二病的主人公に感じてしまう。話の必要悪としてしかたないが、幼い女の子をピュアに描きつつ、性的に徹底的に痛ぶる対象として描く手法は吐き気を催す。それに対して同情というか、同調というか偽善的な登場人物。
    ただ、推理に推理を重ねた推理大合戦は掛け値無しにおもしろい。

  • 『煙か土か食い物』に続き、舞城作品二作目。処女作もぶっ飛んでたけど、こちらも同じくらい凄い設定だw 幼女の○○の中に○○が入ってるとか、生まれ変わり云々・・ ま、世界観は好きだけどねw 中巻以降さらに期待!

  • 下巻にまとめます。

  • 覚悟してたけど、やはりぶっ飛ばして書いてくれてるいつもの舞城王太郎。
    あまり覚えてなかったけど「世界は密室でできている」のルンババが出てきたりと『お!』ってなる場面もある。

    コテージ奈津川の端と端がくっついて輪になってパインハウスになってたりとか、2006年のある時点から時間が折り返して逆行してたり、中々難しくて飛ばして読んでしまった。
    本郷タケシタケシとか、ネーミングが面白いのが多いw

  • 感想は全て読み終わってから。

  •  例によって、メッチャクチャ( ´ ▽ ` )ノ
     まともに筋を追ってると頭がおかしくなってくる( ´ ▽ ` )ノ
     想像力のサーカス、小説技工のアクロバット、狂気ギリギリのパルクール( ´ ▽ ` )ノ
     童心に帰って常識と良識を放り出し、ただただめくるめく異常展開に耽溺すべき……なんだろう( ´ ▽ ` )ノ
     けど、何冊も続けて読んでると飽きちゃうな、O太郎……(´ε`;)ウーン…
     ルールなしのスポーツ競技を観戦してるみたい(>_<)
     最初はおもしろいんだけどね……(´ε`;)ウーン…
     こうまで「なんでもあり」だと驚愕・唖然・度肝抜かれのインフレを起こしちゃうな……ハリウッド大作とおなじ、空前絶後CGアクションの連打連発もずっと見てると感覚が麻痺してきちゃうように(>_<)

     まあ、続けて読むとおもしろい、って点も多々あるんだけどね。
     ここで出てくる何とか事件って他作でも語られた「あれ」だ!とか発見はあるし、大爆笑カレー探偵や講談社ノベルス編集氏等O太郎作品常連の顔見世にはニコニコだし、九十九十九に至っては同題の本を読んだばかりだし。
     リアルながら言ってることはアタマオカシーだらだら会話には中毒性があるし、台詞の端々にチラチラする意外な所見・知性には啓発されるし……でも、飽きてくる(>_<)
     一生に一度は読んでおきたいおすすめの作家ではあるけれど、2~3冊読めばじゅうぶんな作家でもあるかな?、O太郎……(´ε`;)ウーン…


     いつまでたっても中巻・下巻はブックオフの棚に並びそうにないから上巻だけ先行して読んじゃったけど、つづきはもういいかな?……この先どういう展開になってどういうオチがついてもおかしくないからなあ……真相究明も真犯人もシッタコッチャネーヤ……(´ε`;)ウーン…

    2019/11/24

     

     

  • 感想は…一言、なんじゃこりゃ〜‼です(笑)いやもうわけわからん。なんでこうなるの⁇とか、どうしてこの人が⁇とかは無駄な疑問でもう流れに身を任せるしかない感じ。よくまぁ、上中下巻に分けれたなぁと変な感心すら。これは一気に読まないと、間になんか違うの読んだらこの世界に戻って来れなくなりそう。 しかしこの表紙で思わず買ったけど全然違うしf^_^;

  • 中巻に続く!

  • 「2013年 POPコンテスト」

    所蔵なし

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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