胡桃の家 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 53
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101191119

作品紹介・あらすじ

正月に帰省した槙子は、生家が取壊され、テナントビルにされると聞かされた。胡桃の油で磨かれ黒光りする柱を眺め、柱に染みこんだ代々の女たちの思いを思うと、槙子は不意に自分の家を建てたい衝動にかられるのだった。女と家の共生関係を描いた表題作、学生時代の友人への複雑な感情を扱った「女ともだち」、煙草と男への拘りを語る「シガレット・ライフ」など4編を収めた短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 女同士ってそこまでややこしいか??と思ってしまうが妙にリアリティがある。林真理子の文章は日本一読みやすいのではないだろうか、何を読んでも滑らかに心に入り込み、文章が上手いといつも思う。

  • 2016 6/23

  • 母の大好きな林真理子、の小説。

    この人は女をわかってる。
    微妙な心理の移り変わり。

    “女ともだち”は一番わかる。
    どっちの気持ちも…

  • 特に『玉呑み人形』が秀逸だと思った。
    どうにかして逃れたいとは思いつつ、一方で自らに根付く生まれた環境あるいは宿命。
    男女の性差とか設定時代の古さとかいう議論は瑣末なことで、普遍的なテーマが上手く描かれていると思う。

  • 短編集。
    女の嫉妬を描いた「女ともだち」はすごく面白いが、表題作など古い時代の話は性に合わなかった。
    (図書館)

  • 3世代に渡る母娘と家のつながり。
    自分の家柄とそれに縛られたがゆえの境遇を疎んじ、家を離れた主人公が帰省。祖母が胡桃の油で磨きこんだ黒い柱を見て「自分も木の家を建てよう」と決意するラストにぐっときた。自分の血のつながりを振り返ってみたりして。

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