断崖、その冬の (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 98
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101191188

感想・レビュー・書評

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  • この著者は、やっぱり女性心理を書くのが上手いな~と思う。

    それもキレイ事じゃなく、女性の恐い面とか裏面っていうのか。

    さくさく漫画感覚で読めてよかった。

  • 濃かった。

  • アナウンサージプシーの周りの世界が冷徹な目で描かれていて、面白といえば面白いけど、登場人物の誰も好きになれない。

  • 30代の美人地方アナウンサーと若手野球選手の恋愛話。
    30代がものすごく年老いた(!?)感じのポジションで時代を感じる。
    昔は皆20代のうちに結婚してたの!?
    そういう価値観が切ないけど、日本なんだろうな~という感じ。

  • 再読。地方テレビ局の中堅女性アナウンサーの、仕事に先が見え始めた先の恋愛。
    しかし、短いひとつの恋の終わりで殺意が芽生えるのには、ちょっと・・・。

  • 0.50

  • 林真理子さんの作品はどれも好きだが、大好きなプロ野球選手がお相手ということでドキドキしながら読んだ。
    若くて荒々しい男の描写に始終うっとりする。
    トイレのシーンや、脇毛の描写など、林真理子さんが描く男の「雄」らしさの表現は秀逸だと思う。

  • 図:再読 寒い地方の寒くて熱い女性。怖い。。

  • 地方放送局の美人アナウンサーの西田枝美子。
    34歳になりテレビからラジオへの転属の話など、
    それまでの栄光がガラガラと音を立てて崩れ落ちてきていた冬の始まりに
    一人の男性と出会い、身も心も虜になっていくお話です。

    年を重ねた女性が、それまで自分が立っていたフィールドがぐらぐらして
    その場所からの「逃げ」の意味で男性の庇護の許に行こうとした時
    男性はその行動がうっとうしくなる部分があるのかもしれません。
    それなら遊びなら遊びと言ってくれたほうが親切だったかも。

    作品中、同僚の女性とのやり取りの中でとても心に残ったフレーズは
    『女が年を重ねていくと言うこと、ひとりで生きていくということは、
    この同情という汚物をまわりから少しずつかけられていくということなのだ。
    そして惨めさの臭気を漂わせて、人の群れから離れていくのだ・・・。』

    彼女は男と出会う前の、同情をかけられる自分に戻れないと、
    彼女から離れていく男に殺意を抱くのだけれど、
    とても悲しい生き方の選択です。

    精神的に、金銭的に依存しなければいけない関係は
    どちらかが無理をしているのだから、
    遅かれ早かれ破綻することは目に見えるよう。

    でもバランスの取れた関係や生き方は難しくって
    あっちにふらふら、こっちにふらふらってなってしまうんですよね。
    それも分かる。
    過去は消し去ることは出来ないけれど、未来は自分で選択したなぁと思ったのでした。

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プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。
コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。
現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。

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