お鳥見女房 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101194233

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第一弾。

    将軍の鷹狩りの下準備をする、“お鳥見役”を担う矢島家に子だくさん浪人と、彼を仇とする少女が転がり込んできた事から起こる悲喜こもごもが描かれています。
    矢島家当主の女房・珠世さんがポジティブで心が広くて、本当に素敵な人なのです。(私だったら源太夫にイラっとしちゃうと思う・・。)
    色々心配な事があっても、明るい矢島家が今後どうなるかを見守りたいと思います。

  • シリーズものと知らず3作目http://booklog.jp/item/1/4101194262 を先に読んでしまったため若干ネタバレあり、ですが楽しく読めました。
    時代小説は用語が分からなかったり価値観が違ったりするので構えながら読みがちでしたが、この作品は楽に楽しく読めます。
    家族っていいなぁ。。。

  • えー、ここで終わり!?
    絶対に次も読まなきゃ!と思わせる作品。

    最初はどの登場人物もアクがなくてキャラが掴めず、次はないな…と思っていたのだけれど、だんだん贔屓のキャラができてきて、はまってしまいました。
    よくもまあそんなに居候を抱え込んで…と思う節もあるけれど、そこは時代小説なので気にしないようにしないとね。
    サクサク読めて楽しかった。
    短編が積み重なっての長編というスタイル。

  • 雑司ヶ谷散策の際に、友人から教えてもらったこのシリーズ。
    面白い、人がよい、適度な謎。
    次も読みたくなる。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という裏の役割があった。江戸郊外、雑司ケ谷の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務のため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけて来て…さまざまな難題を持ち前の明るさと機転で解決していく珠世。その笑顔と大家族の情愛に心安らぐ、人気シリーズ第一作。

  • シリーズ初めてのお鳥見女房登美の登場だ 2001年版の表紙絵がいい
    命で旅に出る夫を見送る妻が好い
     五人の子持ちの寡夫の源大夫を父の敵と狙う多津がいつの間にか登実に取り込まれて 源大夫とまさかの結婚なんて面白い取り合わせだな 

    お鳥見役の影の勤めが暗いが来るものを拒まずのノー天気な登実のおかげでとかく肩がこらない楽しい読み物だ 拍手

  • お鳥見女房シリーズ1弾。将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という裏の役割があった。江戸郊外、雑司ケ谷の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務のため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけて来て……さまざまな難題を持ち前の明るさと機転で解決していく珠世。その笑顔と大家族の情愛に心安らぐ。

  •  「おとりみにょうぼう」というタイトルにいかにもなこのカバー絵。これではさしもの時代小説好きのぼくでも引いてしまう。本は納得ずくで買ってくれる人ばかりとは限らないので、店頭での印象とかを考えるとものすごい損をしているのではないだろうか。マーケティングの失敗だろう。ぼくがなんでこの本を買ったかというと、Amazonのリストマニアに載っていたからだ。ぼくは基本的にあまり人の評価を信頼してないので、ああいうものはふだんは見ないのだけれど、こと時代小説については最近読む本がマンネリ気味というか払底しているので、何か新しいのはないものかと探してみて見つけた。
     結論から言うと、外見はともかく中身はまずまずお薦めできる。主人公たる矢島珠世が魅力あるのはいうに及ばず、仇討ちの敵味方同士として現れる石塚源太夫と沢井多津、それをめぐる周りのやりとりがおもしろくてなかなか読ませる。中身は7篇の小篇に分かれているのだけれど、基本的に話はつながっていて、長篇を読んでいるようなものだ。ここで終わらずにシリーズとして続編が出ているので、この先登場人物たちがどうなっていくのかというのも気になる。
     文章が達者ですらすら読めてしまうのは著者の力量だろう。この人初めて読んだけど、なかなか多作家のようなのでこの先楽しみだ。しかし、見た目の印象だけで選んでいるとこういう本を手に取ることはなかなかないんだよな。そういう知らない逸品が他にもまだまだあるに違いない。他人の褌にばかり乗らずリアル書店に足を運んでそういうものを掘り起こすというのも読書家の醍醐味の一つなんだろうな。

  • 諸田さんが描く人情ものは、ほっこりと優しい気持ちになれるから大好き。登場人物がみな、魅力的であたたかい。

  • 将軍のお鳥見女房を主人公にその家族を描いたホームドラマのような時代小説。
    寝る前に読むと心安らぐよ

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著者プロフィール

諸田 玲子(もろた れいこ)
1954年静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。フリーアナウンサー、化粧品会社などを経て、テレビドラマのノベライズ、翻訳を手がけ、作家を志す。
96年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で吉川英治文学新人賞を、07年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞を、12年『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。「お鳥見女房」「あくじゃれ瓢六」等の人気シリーズのほか、『美女いくさ』『お順』など著書多数。

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