北原白秋詩集 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101195018

感想・レビュー・書評

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  • 背伸びしてしまった
    1割くらいはぐっときた
    読めない漢字だらけ
    もっとわかりたいと思った

  • 元々、三上延さんの「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの中に、本書に掲載されている『からたちの花』が登場し、興味を持ちました。
    懐かしさと暖かさを持った詩でした。

  • 青とんぼ、鬼百合、人形つくり、あかんぼ、夜、が大好きで、教科書で顔写真を見るまで20代半ばの童顔な女性を頭に思い浮かべていた。おとめっぽいから。私の男性の領域というかレッテルを破った詩人。

  • 北原白秋といえば流麗な言葉の童謡の作詞者としての一面が誰でも浮かぶ。「ゆりかごの歌」や「砂山」「ペチカ」など私の世代ならどれも歌うことができるだろう。「からたちの花」「城ヶ島の雨」など歌曲の詞も有名なので、クラシックのコンサートなどでも時々聞くことができる。
     この文庫本は、白秋が決してやさしい童話ばかり作っているのではないことを示してくれる。時に愉快であり、官能的であり、退廃的と感じられる詩もある。白秋は全方面で詩を作り続けた人ということが分かる。
     詩は声に出してみないと味わえない。今回はいつものように電車で立ち読みしてしまったが、落ち着いて音読する時間をいつか持ちたいと考えている。

  • 表現に色があり過ぎて、もっと淡さのある朔太郎の詩の方が好みだったなぁ。都落ちしてからの作品は好きだったので、根底にある詩心は多分好きなんだと思う。

  • 美しく儚い。
    「夜」「夜ふる雪」「銀座の雨」「他ト我」「からたちの花」が好き。

  • 白秋の詩をちゃんと読むのは(おそらく)初めて。
    なんだか、全体的に暗いし怖いし……どうしちゃったの!? という感じ。
    有名な「落葉松」前後は、明るめな詩の多いけど、全体的に怖い!

    でも、音読すると、言葉づかいのテンポの良さが光って感じるので、その点は凄いなーって思う。

  • 言葉の選び方というか使い方というか……私の好みにぴったりハマった。
    特に東京景物詩が好き。声に出して読みたいし、誰かが読むのを聞きたい。

  • 「薔薇ノ木ニ/薔薇ノ花咲ク/ナニゴトノ不思議ナケレド」で白秋を知り、読んだ。が、その詩が入っていないのが惜しい。全体的に難しいものが多い。私は読んでいる時の心地よさを重視したいので、これはやや好みではないかな…。

  • からまつの音のない乾いた明るさが好きです。

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著者プロフィール

1885年(明治18年)、九州・柳川生まれ。童謡を含む幅広い作品で、日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩聖。処女詩集『邪宗門』でエキゾチック感覚の象徴詩人として知られる。

「2020年 『美の魔睡 邪宗門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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