高村光太郎詩集 (新潮文庫)

著者 :
制作 : 伊藤 信吉 
  • 新潮社
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本棚登録 : 378
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101196015

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  • 「僕の前に道はない
    僕の後ろに道は出来る
    ああ、自然よ
    父よ
    僕を一人立ちさせた広大な父よ
    僕から目を離さないで守る事をせよ
    常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
    この遠い道程のため
    この遠い道程のため」

    新成人、新入生、新社会人のみならず、すべての人にとって胸に響いてくる詩。
    決して押し付けがましくないのは、
    高村光太郎が自分自身に対して書いた詩であるからなのだろうか。

    人生に道は存在しない。
    レールのない未来を手探りで、時に悩み、時に挫折し、時にやけくそになりながらも前に進んでいく。
    具体的ではない壮大な夢や希望、少年時代からの想いを頼りに暗闇の中を進んでいく。

    街灯もない真っ暗闇の道程。
    押しつぶされそうになったその時、「父」が私を救ってくれる。
    それは文学であるかもしれないし、芸術であるかもしれないし、人生の師匠かもしれない。

    とにかく人は長い道程をひとりで進まなければならない。
    一歩一歩、淡々と。
    人は孤独だが、父なる自然、絶対的なるものを意識することにより、前に進めることがある。


    適切な時に、適切な場所で、この詩に出会えたことに感謝。

  • 一体誰が買ったのかはさっぱり分かりませんが、何故か我が家にあります。高村さんは奥さんの事が本当に本当に好きだったんだな…と、まあ他の事も踏まえてちょっとだけ戦慄したりもしました。

  • 冬のイメージが残る。

  • 「ノートルダム」のが好き

  • この人は本当に芸術家だ…!

  • 苛察、ラコツチイ マアチ、「ブランデンブルグ」まだ途中。。。

著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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