智恵子抄 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2139
レビュー : 314
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101196022

感想・レビュー・書評

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  • 統合失調症者に詩を詠めばきっと良くなるよ。

  • 智恵子が自分を失っていく作品が有名だけど、わたしは二人が出会ったときの描写が好き。
    誰かを好きになることはきれいというより、衝撃、打撃に近いのかも。

  • 「智恵子は東京に空が無いといふ」

    私の本棚に並んでいるこの本を見て、母親からこの言葉が出てきたことがある。どんな読書歴をたどってきたのかはいまいち知る由もないし、そんな話にもならないのだが、この本は読んでいたんだなとふうんと思った。

    確か江角マキコさんがこの本が好きで好きでいつもボロボロになるまで読んで何度も買い直している、というようなことを聞いたことがあるような気がする。

    自分にとっては、自分以外の人のこの本との接し方で印象付けられている本である。
    東京に仕事で行った時、空を見る余裕はなかったな…

  • どうして、昔の作家というものはぎりぎりの人が多いのか、基地外の一歩手前というか一歩奥というか、昔はそういう人に対して世間が寛容だったのだろうか、、今は出る杭は打たれ、無個性を尊重するような世の中に感じてならない。震災以後多くの人が生きることと死んでしまう事という人間の命題と向きあっていく中でこの本はそれと向き合う高村氏の情景がおもい浮かんでくる。最愛の理解者をなくした人がどれほどいたのだろう。少しでも自分たちのできることをしようと思う。

  • 高村光太郎・智恵子。

  • 私がこの本を知ったのは
    中学校の教科書かしら?
    『あどけない話』
    だったと思う
    東京には空が無い
    という衝撃的な言葉

    その後高校の教科書で
    『樹下の二人』
    を読んで手に入れたい衝動に駆られて
    古書店を回って手に入れた

    強い言葉で綴られる
    気持だけにはうそは無いと思えると思う

  • 6月4日。彫刻家・画家の高村光太郎が、精神を病んだ晩年の妻に宛ててつづった詩集。「分裂病」「気違い」という表記に時折ギョッとするが、今とは時代が違うか、当時精神の病は忌むべきもの・世間に顔向けできるようなものではなかったのかもしれない、そんな状態の妻に向けて一途に愛を語り、今をともに過ごせることの喜びと大切にしてこなかった過去への韜晦をつづる詩には文章のうつくしさもあり、胸を打たれるものがある・・・。「東京に空が無いといふ」という有名なフレーズは「あどけない話」詩集に初出のものか。著者による詳細な後書きがあるのは詩の背景を理解するのに大いに役立つが、この後書きの存在により詩の行間を類推せざるを得ず、詩自体のうつくしさに正面から向き合えないのは残念な気もするが・・・「では詩自体のうつくしさって何だ」と聞かれると答えられないのだが。

  • 400プラス税
     図書館から借りました

     詩集。
     時代は明治の終わり頃から。
     妻を称える詩を選別してある。

     東京には本当の空がない~、という詩は、国語で習ったかと思う。
     出会いから、恋愛、同棲、結婚、妻の発狂、そして死。

     でもなんだか、独りよがりだなぁと思った。
     詩ってそういうものかもしれないが。
     発表した当時はおしゃれな感じだったのだろうけれど。
     詩にカタカナが入っていると、無夜はなんか嫌なのです。
     好みの問題だろうけれど。

     あまり、これっという詩が残らなかった。

  • あの空は、今。

  • 昔読んだマンガ伝記結構そのままだった。

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著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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