理由はいらない (新潮文庫 ふ 18-4)

著者 :
  • 新潮社
3.13
  • (2)
  • (2)
  • (16)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101197142

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これも昔読んだ本の再読。
    ほとんど内容は覚えていなかった。

    一時期、藤田のハードボイルド系にはまってたんだな。
    出会いは、「鋼鉄の騎士」
    昔作ったモデルカーのブガッティが登場するので(タイプはちょっと違うんだけど)、読んでみたらはまってしまったんだな。
    「鋼鉄の騎士」 は改めて読んでみたい本だが、昔ブックオフに売ってしまったので手元にない。
    ただ、また買う気はないな。

    で、これは6編の短編からなる探偵物語。
    主人公の探偵がヤクザの組長の息子って設定で、その馴れ初めが何度も出てくるのでちょっと辟易する。
    時代設定がバブル期のちょっと前あたり、昭和末期ごろかな。
    携帯電話やスマホ、インターネットなんかない時代なので、昔はかっこよかったかもしれないけど今じゃダサい。(^^;)
    あまり読了感が残らない、たんなる暇つぶし小説。
    藤田宜永は長編小説の方がイイね。

  • 一時やたらハマった。

  • ハードボイルドな探偵小説。

    探偵というとそれだけでリアリティがなさそうに感じる。実際そうであるはず。ところが、この古典的な設定がいまだに好きで仕方がない。
    ただ、この作品の場合には、主人公の探偵がヤクザの組長の息子だったという設定もある。ここがちょっと新鮮。
    6つの短編には、アクションもなければ複雑なトリックもない。短編それぞれが、人間の業をつきつける。罪を犯す人間の悲しさをあぶり出す。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤田宜永の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×