- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101197142
感想・レビュー・書評
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これも昔読んだ本の再読。
ほとんど内容は覚えていなかった。
一時期、藤田のハードボイルド系にはまってたんだな。
出会いは、「鋼鉄の騎士」
昔作ったモデルカーのブガッティが登場するので(タイプはちょっと違うんだけど)、読んでみたらはまってしまったんだな。
「鋼鉄の騎士」 は改めて読んでみたい本だが、昔ブックオフに売ってしまったので手元にない。
ただ、また買う気はないな。
で、これは6編の短編からなる探偵物語。
主人公の探偵がヤクザの組長の息子って設定で、その馴れ初めが何度も出てくるのでちょっと辟易する。
時代設定がバブル期のちょっと前あたり、昭和末期ごろかな。
携帯電話やスマホ、インターネットなんかない時代なので、昔はかっこよかったかもしれないけど今じゃダサい。(^^;)
あまり読了感が残らない、たんなる暇つぶし小説。
藤田宜永は長編小説の方がイイね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一時やたらハマった。
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ハードボイルドな探偵小説。
探偵というとそれだけでリアリティがなさそうに感じる。実際そうであるはず。ところが、この古典的な設定がいまだに好きで仕方がない。
ただ、この作品の場合には、主人公の探偵がヤクザの組長の息子だったという設定もある。ここがちょっと新鮮。
6つの短編には、アクションもなければ複雑なトリックもない。短編それぞれが、人間の業をつきつける。罪を犯す人間の悲しさをあぶり出す。