海ちゃん―ある猫の物語 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101198125

作品紹介・あらすじ

海ちゃんは動物写真家岩合光昭氏と日出子夫妻の長女です。品川のお寺から貰われてきました。とびきりの美人で近所の雄ネコたちの人気者、人間の妹カオルちゃんのお姉さん役も立派にこなします。6回の出産で愛くるしい子をたくさん産みました。真面目で一生懸命な子育てにもかかわらず、その美貌はちっとも衰えません。海ちゃんのステキな一生を、愛情溢れる写真と文でご覧下さい。

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌SINRAでかなりの支持者が広がった岩合さん。小さい頃から見ていた猫の写真集のほとんどが、彼のものだと成人してから気づいた。寛いだり緊張したりという本当の猫らしい姿を撮らせたら、彼の右に出る人はいないのでは。

  • 岩合さんがまだそれ程知名度が無かった頃のにゃんこの写真集。
    奥様の愛情たっぷりの文章と、岩合さんの優しい視点で海ちゃんの可愛い魅力でいっぱいです。

  • 猫の有名写真家の、猫がいる日常を垣間見得ます。
    猫にも想いがあって、家族の一員なんだよなって
    改めて実感しました

  • 表紙を見て一目惚れ。惹き付けられました。端正な顔立ち、品格を感じさせる佇まい。たくさんたくさん子猫を産んでもその端正な容姿はまったく変わらずに、岩合家に愛され続ける海(かい)ちゃん。その後産まれた岩合さん夫妻の長女のお姉ちゃんとなりました。たくさんの子猫の母猫となり年老いても、それでも海がいちばんかわいい、と岩合さん夫妻に言わしめた、伝説の海ちゃん。永久に忘れられません。

  • 岩合夫妻にとって初めて一緒に暮らした猫、海ちゃん。お寺からもらわれて来た赤ちゃんの頃から、大人になり赤ちゃんを産んでおかあさんに。やがて16年後天国へ。
    海ちゃんが生後6か月余り、岩合夫妻に子供が生まれる事がわかると、海ちゃんの幸せを考え逗子の実家に預ける事に。何をどんなふうに考えその結論に至ったのかは詳しく書いてないのでわからない。海ちゃんが亡くなり実家に駆け付けた時、海ちゃんを抱っこ出来なかったというのはとても切ない。預けた事を少し後悔しているのだろうか。当人ではないので心の内はわからないし、ましてそれを責める気持ちなどないが、たとえ理解出来なくてもいいから知りたい。いや、出来るなら理解したい。きっと何度も行ったり来たりして考えたのだろうけど。人がどう考えたところで海ちゃんの幸せは海ちゃんが決める事なのかもしれないが。
    是非「ママになったネコの海ちゃん」を読みたいと思う。

  • 1976年に生まれた「海ちゃん」1975年に結婚した岩合光昭・日出子夫妻と武蔵野のアパートで6ヶ月過ごし、長女の誕生ということで、(かなり悩んだあげく)その後は実家、海のそばの逗子でおばあちゃんと過ごし、17匹の子猫を育て、16年の生涯を終えたそうです。愛らしい海ちゃんの姿が沢山おさめられています!

  • ここ数年テレビをほとんど見てないんですが、唯一と言ってもいい位に録画して見続けている番組が1つだけあります。

    岩合光昭の世界ネコ歩き。

    動物写真家の岩合光昭さんが、「かわいいね(猫なで声)」って言いながら、世界中の可愛らしいにゃんこ達を撮り続けている番組です。

    この番組見続けてると、にゃんこ飼いたいなーって言うより、

    にゃんこ尊い

    って言うディメンションに突入しちゃいますよね。ほんとにゃんこ尊い…。

    その流れで本作は購入しました。

    岩合さんが昔飼っていた、海ちゃんの物語です。

    写真はもちろん、文章の垢抜けなさ含めて尊い←

  • 大好きな1冊♪海ちゃんの横顔を見ると、なぜか涙が出る。なんでだろう!!

  • 海ちゃんの存在は知ってたんだけども、古本屋で3冊でひゃくえんやというのでついでに購入。
    これだけの動物と触れ合った人に選ばれたニャンコなんやからかわいいにきまっとろう!!ぶひー!
    文章自体は拙いので、写真を見て楽しむ感じです。

  • 上品な猫。

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著者プロフィール

日本の動物写真家。東京都出身。
日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った。
2012年からテレビ番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』を開始。

「2023年 『2024 岩合光昭 世界の猫カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩合光昭の作品

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