- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101198149
作品紹介・あらすじ
かわいくて、りりしくて、たのもしいニッポンの犬たちを、世界的動物写真家がそのふるさとに訪ねた。真っ白な毛並みが美しい紀州犬、飼い主の顔をじっと見つめる賢い柴犬-この日本列島で約1万年も一緒に生きてきたと言われる、日本人と日本犬。そのあいだに長年培われて今は少し貴重になったかもしれないヒトとイヌの暮らし方を、愛らしさいっぱいの写真と文で紹介する。
感想・レビュー・書評
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読書録「ニッポンの犬」4
著者 岩合光昭、岩合日出子
出版 新潮社
p172より引用
“ 距離をひとつ隔ててかかわりながら、相
性をお互いに暮らしの中で、善くも悪くも、
養いまた養われもしていくものなのでしょう。
”
目次より抜粋引用
“柴犬
紀州犬
川上犬
四国犬
人と犬”
日本を代表する動物写真家夫婦による、日
本犬フォトエッセイ。他社刊行作文庫版。
北は北海道から南は四国まで、日本人の暮
らしと共にあった日本固有種が今も生き続け
る様子が記されています。
上記の引用は、ヒトとイヌとの暮らしにつ
いて書かれた項での一文。
丁度いい距離を探りながら、より良い相棒と
して、これからもヒトとイヌが一緒に生きて
いける世の中でありたいものです。
猟犬としての性質が日本犬には強めに残っ
ているようです。そう思うと街中で暮らすの
は少し窮屈かもしれないですね。猪を追い回す姿は、生き生きと収められています。
しかし、主人との関係性がしっかりとしてい
たら、犬の方が猫よりも街で一緒に暮らすこ
とにストレスを感じにくいと、どこかで読ん
だ気もします。
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日本犬にめろめろになる本
ブックオフ一宮尾西店にて購入 -
右も左も洋犬ばかりな昨今、日本犬もいいよね!と、しみじみ。
古い日本家屋によく馴染む風貌に惚れ惚れします。
犬種を守り育てている方々もすごいなぁ。
本文とはあまり関係ないけれど、昨今の「親がそれぞれ違う犬種同士を、作為的に掛け合わせるミックス」流行りを振り返ってみたり(チワックスとかチワプーとかね。
セレブ間で大流行、世界に一匹だけって触れ込みだけど、それなら血統書付きだって元が何かわからないような完全な雑種だって、自分の家で飼うことになったらその子が世界に一匹なのになぁ。
ちょっと…かなり、もやっとする流行です。
商売する側の嫌らしさが透けて見えて。
犬種を維持する事だって大変なことなのに、一時のブームにはあんまり流されないで欲しいです。生き物のことなのだから。 -
もふもふくんかくんか
人生のバイブルである。
日本犬好きなら買って損無し!だと思います。
文庫版なので持ち運びも楽々。 -
日本には、柴犬、黒毛の柴犬、紀州犬、山陰柴犬、美濃柴犬、川上犬、甲斐犬、四国犬、北海道犬、秋田犬など、その土地固有の犬がいるらしい。
ご存知、写真家:岩合光昭氏による生き生きとした日本犬たちの写真に、奥さんの岩合日出子さんが文章を添えている。
洋犬も良いけど、日本犬もネ!
日本犬の種が、絶えないことを祈るばかり。 -
その名の通りの本
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日本に日本犬と暮らすというテーマで、日本犬六犬種(柴、紀州、甲斐、四国、北海道、秋田)を訪ねます。ふるさとを背景にした「犬」の姿が、かくもりりしく美しいのはなぜでしょう。人と出合ったその昔の、猟犬だった記憶がふと甦り、りりしい表情をしてしまうのでしょうか。そんな自分にはじらう、日本犬の顔が、またいいですね。人間の文明が築いた時間とは別の気高い気配を感じさせます。島根鳥取には「山陰柴犬」の血統がつづいてるそうです。
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かわいくて、りりしくて、たのもしいニッポンの犬たち
配置場所:2F文庫書架
請求記号:645.6||I 92
資料ID:C0022882 -
(個人的に)必携の書!
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犬だが。