きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101198187

作品紹介・あらすじ

自由で気ままなニッポンのネコたちを追いかけて、全国を回る写真家イワゴーさん。今回は金沢、鎌倉、名古屋など、由緒正しい11の街並みを回りました。ネコはヒトを観察することのプロ、しっかりヒトの心理を読み取ります。いや恐れ入りました-ネコには頭があがりません。ファン待望のネコ写真集。かわいい仕種をたっぷりお楽しみください。岩合光昭への100の質問付き。

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「きょうも、いいネコに出会えた」4

    著者 岩合光昭
    出版 新潮社

    p37より引用
    “「命よりも大切な土に用を足すネコは天敵
    ですわ」とおっしゃる作家がおられる。
    「ネコは決められた場所さえあれば、きちっ
    とトイレはしますよ」とネコの味方の作家も
    おられる。
     まあ世の中、ネコが好きなヒトもいれば、
    また苦手なヒトもいるということだろうか。


    目次より抜粋引用
    “金沢(石川県)
     田代島・網地島(宮城県)
     備前(岡山県)
     佐渡(新潟県)
     川越(埼玉県)”

     動物写真家である著者による、日本各地の
    ネコを写したフォトエッセイ集。同社刊行作
    文庫版。
     北海道から石川まで、主に東日本のネコた
    ちが登場します。

     上記の引用は、備前の陶芸作家らのネコに
    対する思い。
    動物を飼ううえで、好きではない人が近くに
    いることへの対応は、難しい問題ですね。
    ネコが好きなように外を歩けない場所は、人
    が生活するにも息苦しさを感じてしまうので
    はないでしょうか。
     ネコ好きによるネコ好きのための一冊。

    ーーーーー

  • いいネコに出会えた日はきっといいことがある。

    日本全国津々浦々、カメラを片手にネコを探すイワゴーさん。
    里山で、商店街で、神社仏閣で、「のんびり」と、しかし「きりり」と、ネコは生きている。
    おちゃめでいとおしいネコの一こま一こまを美しい風景の中に切り取った写真の数々。
    漁港のネコなんて、絵に描いたように幸せそう。
    ひなたぼっこするネコもいい。抜けるような青空がネコにはとってもよく似合う。

    私のお気に入りは坂道の端っこの歩道で、今にも落っこちそうな格好でパフォーマンスしているネコ。「まじめだ」というキャプションも味がある。

    ネコは子どもの時、飼っていたが、今は犬を飼っている。
    犬と散歩していると、時々ネコと出会う。犬が気がついて追っかけようとすることもあるけれど、犬が気がつかないときも結構多い。そんなとき、ネコは、「私はネコじゃありませんよぅ。ネコの置物ですよぅ」と言っているみたいな涼しい顔をしている。犬には悪いけど、その顔を見るたび、ネコの方が犬より賢いかもしれないなぁとこっそり思ったりする。

    いいネコに出会えた日はきっといいことがある。
    いや、いいネコに出会えたってことがきっと、いいことそのものなんである。


    *初版が平成14年という。この風景はまだ失われていないのかな・・・?

    *取材先には宮城県の島も入っている。人もネコも無事だったのだろうか。

  • 猫好き
    写真好き
    岩合さんの写真好き

    猫びよりは いつも本屋でチェックして
    時々買ってるので 見たことある写真が 結構あった。

    街の中で、海で、猫が溶け込んで生活しているのが
    すごくよくわかる写真。
    これだけのものを撮るのは 気の遠くなるような根気と
    チャンスを絶対に逃さない経験と勘があるんだろーなぁ と
    万年初心者写真愛好家の私は 口を開けて 眺めさせてもらった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「口を開けて 眺めさせてもらった。」
      私は近所の野良達を眺めています。
      そして、猫の写真集について、立ち読み・購入ともに禁止事項。。。
      立ち...
      「口を開けて 眺めさせてもらった。」
      私は近所の野良達を眺めています。
      そして、猫の写真集について、立ち読み・購入ともに禁止事項。。。
      立ち読みしてニヤけて変になっている姿を衆目に晒してはならない。
      迷いに迷った挙句、金銭感覚を麻痺させて大量購入する危険を避けなければならない。
      ホント困ったもんです←私だけ?
      2013/04/04
    • しおちゃんさん
      コメありがとーです。

      ウケちゃいました。
      ニヤケ顔 私も絶対なってる!
      晒しちゃってるわ~@@;
      コメありがとーです。

      ウケちゃいました。
      ニヤケ顔 私も絶対なってる!
      晒しちゃってるわ~@@;
      2013/04/17
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「晒しちゃってるわ~@@;」
      動物好きや、可愛いモノ好きの宿命ですね、、、
      「晒しちゃってるわ~@@;」
      動物好きや、可愛いモノ好きの宿命ですね、、、
      2013/05/20
  • 岩合さんの撮るネコが好き。お気に入りの一枚は叶姉妹と呼ばれてる二匹のネコで、ファビュラスな感じがとても良い。

  • 安心して見ていられる安定感抜群のプロ、野球で言えばイチロー選手、丸選手、将棋で言えば羽生九段、藤井七段、猫・写真と言えば間違いなく岩合光昭さんでしょう! 「きょうも、いいネコに出会えた」、2006.4発行(文庫)です。①歩くことでネコとの出会いが始まる ②朝はいろいろな出会いがある ③ネコは朝日の暖かさを知っている ④全国どこへ行っても飲み屋街ではネコに出会う ⑤ネコはどんなところでも、どんな時でもパフォーマンスを見せる。まじめだ。

  • 岩合さんの本を読んでいて思わずうなってしまうほど感心するのは、すべての猫たちが猫の生きている目線そのままで撮られているところ。

    もはや「かわいい」という言葉もいらない等身大の世界観を手に取って味わえる幸せ!

  • きょうも、いいネコに出会えた (新潮文庫)

  • ネコたん、ハァハァハァハァ(´д`;)

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:645.7||I 92
    資料ID:C0027155

  • 猫愛溢れる岩合さんの写真と文章を読んで、猫に会いたくなりました。

  • 平成14年に発行された写真集の文庫版。

    岩合さんの文や100の質問に答えるコーナーもあります。

    眺めるだけでとても良かったです!

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4728779.html

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著者プロフィール

日本の動物写真家。東京都出身。
日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った。
2012年からテレビ番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』を開始。

「2023年 『2024 岩合光昭 世界の猫カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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