本にだって雄と雌があります (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 980
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101200217

感想・レビュー・書評

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  • 仰天!
    なんですかこの素敵なお話は!
    本が増える謎とかいう不思議なわくわくする気持ちも、與次郎さんとミキさんのほんわり幸せな気持ちも、死後の世界とか、未来を知る知らないとか哲学的な問いも、ぜーんぶ。
    幻書を手に入れてしまってると気づいた時の衝撃!笑
    物語を読む幸せここに極まれり。
    2016年しょっぱなからヒットが出ました。

  • 2012年に刊行された本の文庫化。よく知らない著者なのだが、『増大派に告ぐ』に2009年の日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしたとのこと。
    リズムの良い文章と語彙のセンスが非常に面白い。人情話のような盛り上がりもあり、純粋に『楽しい』本だった。
    うちにも幻書が出てこないものだろうかw ロクなもんが生まれないとは思うがw

  • 不思議な読後感。楽しい!でもスッキリ!でもないけど、悪くない。体力使うけどいつかまた読んでもいい。

  • 最初は読みづらいなって思いながら読んでたけど、何でか分からんけどトントンと文は進むし、最後の方はもう夢中で読んでた。あっぱれ!

  • 読み始めてしばらくは、関西弁で、しょうもない、と言えそうな内容の話がダラダラと続けられていて、なんで読み始めてしまったのだろうと思いながらも、なんだか続きが気になるとムズムズする感じだった。最初の100ページくらいを超えたあたりで、文体に慣れてきたのか、だんだんとエンジンがかかってきた感じに面白さを感じるようになったものの、読ま終わってから考えると、あんまり上がり切らずに終わってしまった印象。
    種明かしというか、テーマ、アイデアの内容は面白いなと思えた。
    210407

  • 読み始めは登場人物の多さだとか、やり取りのどーしょーもない駄洒落や下ネタ、話の時系列の前後だとか、本に雌雄があって幻書が生まれるだというとっひょうしのない設定に振り回されている感覚になる。私は一体何を読んでいるのだ?と思う。
    だけれど、読み進めれば時系列もなるほどだからこの順番に話が書かれていたのかと点と点が繋がる感覚になるし、登場人物への愛着も出てくると駄洒落なんかも笑えてくる。しかも與次郎の経験した出来事(ラディナヘラ幻想図書館などに関すること)の描写が丁寧で目に浮かぶようで楽しく、物語を読み進めるスピードにどんどん勢いが生まれる。

  • 奇妙でユニークな視点の小説。本が勝手に増えていく、空を飛ぶ、ところからスタートするも、生き方だったり、考え方だったり、学び方だったり、色々思いをはせる。
    パロディ、ユーモアをふんだんに混ぜるのでモノを知らないと間違って覚えてしまうような。。途中、読みづらく進まない部分があったが最後に向けてまた興味深く。

  • タイトルがよすぎて冒頭と解説だけ。これもいずれ読みたい。本は増殖する。。

  • ”本屋B&Bスゴ本オフにて購入。

    <キーフレーズ>

    <きっかけ>”

  • とにかく、その読みづらさから合わなかった。

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著者プロフィール

1974年生まれ、宮城県出身。小説家、ファンタジー作家。関西大学法学部政治学科卒業。2009年『増大派に告ぐ』で、第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビューした。2013年『本にだって雄と雌があります』で、第3回「Twitter文学賞国内部門」の第1位を獲得した。

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