この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 338
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201429

作品紹介・あらすじ

「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」ストレスに耐えかね前職を去った私のふざけた質問に、職安の相談員は、ありますとメガネをキラリと光らせる。隠しカメラを使った小説家の監視、巡回バスのニッチなアナウンス原稿づくり、そして ……。社会という宇宙で心震わすマニアックな仕事を巡りつつ自分の居場所を探す、共感と感動のお仕事小説。芸術選奨新人賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと気になってましたが、文庫になってて思わず購入。

    おもしろかった!
    前職で燃え付き症候群になった主人公が、リハビリのように仕事を始めるところから物語は始まります。
    動かなくても、単純な作業でも、やはり人の頭は何かを考えずにはいられないのかも、と思いました。
    物語は、「ちょっと不思議」「ちょっと奇妙」なことが織り込まれており、少し怖い感じもしました。苦笑
    びみょーにぞわっと、はらはらっとする感じです。

    色んな人がいて、色んな仕事があって、
    私は私でいまの仕事に発狂しそうになるときがあるから、
    なんか妙に共感してしまうところもありました。
    たまに、すっと心に入り込んでくるような言葉が入ってます。

  • ほんとうにこんな仕事あるの?!というワクワク感と、そうだな、色々あるけど頑張んなきゃなぁ、っていう明るい諦めの気持ちと、いろんなものを受け取った。面白い本だと思うし、江里口さんはすごい。

  • 設定の細かさにくすり、とくる。
    なさそうでありそうなレベルが、小説っぽくてよい。

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著者プロフィール

津村 記久子(つむら きくこ)
1978年、大阪府大阪市生まれ。大阪府立今宮高等学校、大谷大学文学部国際文化学科卒業。
2005年「マンイーター」(改題『君は永遠にそいつらより若い』)で太宰治賞を受賞し、小説家デビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年『ポトスライムの舟』で芥川龍之介賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、同年『アレグリアとは仕事はできない』で第13回酒飲み書店員大賞受賞をそれぞれ受賞。
近刊に、『ディス・イズ・ザ・デイ』がある。

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