フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1841
レビュー : 204
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201917

感想・レビュー・書評

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  • 優しく正直な人ほど長生きしてもらいたいのに優しい者ほど馬鹿をみる。これは現実世界でも一緒。
    フォルトゥナの瞳を持っていたら確実に病むわ。しかし私は自分が一番可愛いがために多くの人を見殺しにするだろう。

  • 映画につられて読んでみました。(映画は観てないけど)
    またまた違うタイプの百田作品。

    「他人の死の運命」が見えるという主人公、木山。
    なんとも苦しい能力を持ってしまって、
    純粋な彼はさらに苦しむという。

    純粋すぎて綺麗すぎて逆に感情移入できなかった。
    なぜそうなる??という選択や展開についていけず、
    結果も読めてしまった感じがちょっと残念。

  • 途中から、きっとそうなんだろうなって思いながら読んでいたことが、やっぱりそうだった。
    自分も見えている事を告白して、2人で救わなかった事を慰め合いながら生きていけなかったのかな。これまでの二人の生き方の違いかな。淋しい結末。

  • 積ん読してたら映画化した。笑
    神木くん好きなので先に映画を観ていろんながっかりを回避。

    単体ではどちらもうーんって感じだけど、両方観ると補完されあってどっちも良く思えた。
    指輪とか。
    金田とか。

  • 三時間くらいで一気に読めるくらい引き込まれました。

  • 映画が2月15日公開なので事前に読んでみた。この手の小説は一気読みしてしまう。
    葵が慎一郎を死から遠ざけようとした夜のせいで慎一郎の死が決まってしまったという、、最後のエピローグを読んで胸の締め付けがすごい。
    同じ体験から生を選ぶ者と死を選ぶ者をつくる。
    そのふたりの選択の違いはどこから生まれたのか、、、
    生に固執する理由、死を受け入れる理由をかんがえる。

  • 慎一郎の葛藤って、まっすぐな人、真面目な人に起きることなのか。揺れ動く心にひかれるものがあった。
    自分なら、葵みたいな方向に動いてしまうかな。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり…。生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。

    【キーワード】
    文庫・恋愛・ファンタジー・映画化

    【映像化情報】
    2019年2月15日映画化
    出演:神木 隆之介・有村 架純・志尊 淳

    +++++2

  • どんなに些細なことでも何がどこに影響を与えてしまっているのか分からない。

    でもなんか漠然と共感しきれない違和感もある。
    読む時の自分の気分にもよるのかもしれない。

  • フォルトゥナの瞳
    死ぬ運命にある人間が透けて見えることによって、誰が死ぬかが分かってしまう眼、フォルトゥナの瞳。
    死ぬまでの期間によって、手首だけが透けたり、顔までが透けたり、見え方が変わってくる。
    この作品は、出だしから人を引き込む魅力がある。
    電車に乗り込むと、つり革につかまっている人の腕が透けている。
    興味深いこと、この上ない出だしである。
    フォルトゥナの瞳を持つ主人公木山慎一郎はこの能力に気づくにつれて、その能力の持つ恐ろしさに気づくようになる。
    今まで何の問題もなくこの世界に住んでいた人が、死ぬことが分かる。そして自分はその未来を知ったうえで、それを待ち続けるか、それともその未来を変えるために行動するかの判断を自分で自分に問い、決めなければならない。
    しかしさらに恐ろしいのは、慎一郎が人を救うべく行動するたびに、慎一郎の体はむしばまれていくという事実である。この事実に気づくにあたり、慎一郎は同じフォルトゥナの瞳を持つ医師に出会う。フォルトゥナの瞳を持つ人物が複数人いるというのも驚きだが、さらに驚きなのは、この医師は死ぬ運命にある人がどのくらいの期間で死ぬのかが分かるというのである。
    このベテランのフォルトゥナの瞳を持つ医師と関わった後、慎一郎は運命の人、葵と出会う。きっかけは、慎一郎がフォルトゥナの瞳を使って彼女に這いよる死に気づき、救ったことだった。
    女の子と付き合ったことの無かった慎一郎にとって、葵と過ごす日々は特別だった。デートを重ね、告白し、夜を共にするとき、既に慎一郎は心身ともにボロボロだった。この世界において慎一郎はこれ以上生き続けることは難しいと感じていた中で、ある電車に乗る人が皆透けて見えることに気が付いたのだ。その中には幼稚園児の集団も含まれていた。これだけの人を救ったら、自分は死んでしまうだろう。それでも救わないという行動をとれるのか。自分は医師と同じように、救うことをあきらめる人間になってもいいのだろうか。
    こうして、慎一郎は死ぬという判断をとった。
    葵は、それを知っていた。なぜなら、彼女もまた、フォルトゥナの瞳を持つ人物だったからである。これは衝撃的だった。この事実が空かされるのは慎一郎の死後である。恐ろしく考えさせられるストーリーだった。

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著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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