- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101201917
感想・レビュー・書評
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久しぶりの百田尚樹
グッと引き込まれる、つかみはokの書き出し
中だるみも全くなく、最後までまでどんな展開になるのか、早くページをめくりたくなる衝動が抑えられなかった
最後の展開は、描写されている主人公の性格から、想像通りの結末だったところも良かった
日々の判断の繰り返しが、この先の運命を形取っていく
日常の1つ1つの選択を、深く考えるようになったとしても、運命は決まっているのか?それとも変えられるのか?自分は、後者でありたいかな
フォルトゥナ、誰も運命は分からないからこそ、ギリシア神話の女神として崇められたんだなと思った -
死が迫った人がわかる能力を持つ主人公。
その能力を生かして、その人を死から救おうとするが思うようにはいかない。
死から救うこともできないのなら、一体何のための力なのか……
ラストは衝撃でした。
そういうことだったのね。
文章は読みやすく、面白かったです。
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真面目で誠実で不器用な主人公。辛い目にあいながら頑張っているのに、こんな能力を与えるなんて、酷すぎる。でも、これがあったために、わずかな幸せを感じることができたのかなぁ?人のために、自分の命を捧げることを美化する話は違和感があるし、気持ち悪いし恐ろしい。
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映画が2月15日公開なので事前に読んでみた。この手の小説は一気読みしてしまう。
葵が慎一郎を死から遠ざけようとした夜のせいで慎一郎の死が決まってしまったという、、最後のエピローグを読んで胸の締め付けがすごい。
同じ体験から生を選ぶ者と死を選ぶ者をつくる。
そのふたりの選択の違いはどこから生まれたのか、、、
生に固執する理由、死を受け入れる理由をかんがえる。 -
人の死が見える能力があっても、助けると自分の命が削られてしまう。。。
そんな力あっても辛いだけ。
辛い思いをして生きてきた木山を、なぜ更に痛めつけるのか。
百田さんを呪った(笑)
彼の選ぶ道は分かっていたけど、幸せになって欲しかった。