カエルの楽園 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101201924

感想・レビュー・書評

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  • 読了。
    表紙を見て、イギリスの児童文学のThe Wind in the Willowsみたいな本かなと思い手にとって読み始めたら、何が何がさらに風刺が効きすぎて、良い意味で期待を裏切られた。
    政治的なことはさて置き、物語としても面白く最後は少し背筋がゾッとする。今だからこそ、この本は日本という国について考えるキッカケになると思う。今一度、平和について考える機会を与えてくれる本。
    なにより解説を櫻井よしこ氏が多くの頁を執筆されている。百田氏が織りなす寓話の謎解きがここに書かれてあるわけですが、本文を読んで分からなかった人は解説を読んだ後、再度本文を読み直すとよい。気づかなかったことが見えてくるかもしれない。
    おそるべし百田尚樹。

  • この本は3つの理由でヤバイ。
    1.話の展開が分かるのに小さく現実感ある意外性で飽きずに読めるヤバイくらい面白い小説である事。2.日本の現実を適切に捉えてる一方読後の感想として逆に軍国主義に流れるのが救いになりそうと思わせる事。3.結構流行っているが仮にこれを読んで世の中の人が反応しなかったらどこまで理解のない国民なんだと絶望してしまいそうな事。
    すっげぇ面白い。だからこそ禁書にしても良いんじゃないかって思える毒を孕んでて、それで世の中に問いかけてるこの問いかけ、すごくゾクゾクする。道徳の時間で取り上げてみんなで色々考えられると良いなぁ。

  • 現代の日本をカエルに変えて表現している本
    信じる心、平和の尊び、争いのない世界とか美しい言葉に酔う日本人。平和は大事、争わないことも大事。この本を読んで、今の日本ではダメだと感じた。しかし今の自分の読解力では恐らく本質を100%理解できていない。また2回目、3回目読んで、理解を深めて、今までなんの興味もなかった政治というか今の社会について調べていきたい

  • 百田尚樹 カエルの楽園(文庫)

    昨年読んだハードカバーから物語としては2度目の読了。

    一年の時が過ぎて、この本に書いてあることが日本で今現実に起こっています。

    予言の書として気をつけなければ結末まで行くと…
    この次読みたくなるのが、スイスの民間防衛で自分の身は自分で守る知識が欲しくなります。

    今ならまだ間に合うかもしれません。
    少数の大きな声や、大手マスコミの報道になんとなく流されてはいけません。
    おかしいな?と思ったら放置せず、発信者の意図や誰が得をするか?

    それが偏った一部の人だけにメリットがある内容であったり、理想的過ぎる内容だったり、平和や人権をやけに表に出して裏は暴力が横行する団体であったりします。

    これらを判断するために知識を得る必要があります。
    大手マスコミからは知識は得られません。
    カエルの楽園の著者である百田尚樹さんの本は知識を得ることが出来る作品もあります。

    この本に出会った多くの方が、危機意識を持ち、自らおかしい事におかしいと判断できる知識をどんどんつけて、この本の通りにならない未来を切り開いていけることを願ってます。

  • カエルの世界も大変だな、と。

  • これ読んで今の日本に危機感を覚えないヤツは基本もう全然ダメ。
    これ読んでまだ朝日とかマスコミとか信じてるヤツらはホントもう、ね…。

  • あらすじ
    主人公はアマガエルのソクラテス。ロベルトなどの仲間とともに、平和でなくなった地元を離れ、ナパージュという国にたどり着く。そこは沢山ツチガエルが「三戒」と共に平和に暮らしていた。しかし脅威であるウシガエルがやってくるようになり、ナパージュの情勢は次第に変わっていく。

    ただ単に、カエルと百田尚樹さんが好きだから、素晴らしいコンビだと思い購入。
    カエルらしい描写(お腹を膨らませるなど)は、とても私好みで、可愛らしい。
    しかし書いてあることは、国家のあり方、宗教、洗脳など、ドロドロしたものばかり。デイブレイク(平和主義者)は、第三者から見たら間違っているように見えるが、その国の住人だったら賛同していたかもしれない。
    これからの日本が少し怖くなった一冊であった。

    文体
    カエルが出てくる一見ポップな物語だからか、子供向けの絵本のような言葉遣いが特徴的。とても良かった。

  • 寓話の形をとった社会風刺。
    方向性-思考に関しては賛否両論あるとは思うが、
    的を射た作品であることは間違いない。
    簡単に「良かった」「面白い」「いい作品」といった
    評価はできないが、読むべき作品であると思う。

  • ナパージュの国の行く末をソクラテスと見守り考えながら、あれ?どこかで似たような状況が起こっているような…と思っていると櫻井よしこさんが解説でああ、やっぱりそうなんだ!とすっきりさせてくれました。
    読みやすいのに考えさせられる久しぶりに娯楽として以上に面白いと感じた作品でした。

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