本屋さんのダイアナ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.17
  • (171)
  • (193)
  • (76)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1645
レビュー : 169
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101202426

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ダイアナという名前をもらったひとりぼっちの女の子と、みんなの人気者の彩子ちゃん。


    対照的な二人の共通点は本。
    二人は自他認める親友。

    『こんな風に心にぴたっとくる描写や表現に出会えるから読書はやめられない。(文中より引用)』

  • 面白かった!成長していく2人が頼もしい。

  • Twitterで書評を見かけて買ってみた。
    冒険もののものがたりをみているようでよかった。
    完璧な人間なんていないし、
    まわりに見えている自分だってあのひとだって
    ほんの一部でしかないんだよなあと思った。

  • 小さな女の子が、「よくあるある」の経験をしながら、大人になっていく。
    自分と重ね合わせていける部分がたくさんあって、とても共感できました。

  • どんな環境にいても、夢や希望を持ち自分で人生を切り開き、生きていくことの大切さを改めて感じられた。
    女子の微妙な心境を描写するのがとても上手な柚木麻子先生の本、素敵すぎます。あと本をたくさん読みたくなった。学生の頃読んだ赤毛のアンをもう一度読みたくなった。本当に面白かった。最高。

  • 二人の友情と成長が、思春期から大人になるまで描かれている。相手の環境をうらやんだり、自分の境遇に落ち込んだとしても、殻を破っていくのは結局自分なのだと気づかせてくれた。

  • 167ページでみかげちゃんが放った言葉には鈍器で殴りつけるような強さがあってとても感動した。それはともかく本好きの方におすすめしたい本だと思いました。

  • 彩子にもダイアナにも、どちらにも共感するところがあるのがすごい。中盤からの物語の展開は、さすがにちょっと、そんな偶然ある!?とは思ったが、総合的にとても面白く、元気が出る内容だった。

  • 現代の若者は臆病です。SNSの普及でいつでもどこでも人とつながることができるようになりました。しかしそれは同時に、プライベートと呼ばれる私的な領域を奪ってゆきました。Twitterで自分のつぶやきに対して他人から何らかの反応をもらえる事を期待し、Facebookで自分のプライベートをさらけ出す。私的な時間でさえ、常に他人の目を気にしなければならなくなりました。誰にでも、友達の輪の中にいる時の「繕った自分」と人前では見せる事のない「真の自分」と二つの姿があると思います。今の若者はSNSの存在によって「真の自分」に向き合う時間が極端に少なくなりました。そして「繕った自分」と「真の自分」との差に気づいた時、どうしようもなく不安になるのです。
     この本はそんな「今の若者」に、ありのままの自分を受け入れて自分の呪いを解く勇気を与えてくれます。これは二人の女の子の成長の物語ですが、男女関係無く今の若者に共通することがたくさん描かれています。ダイアナの人生は劇的であり、なかなか現実では起こりえないかもしれません。しかし、ダイアナと彩子の抱える悩みや弱さは私達誰もが感じるものであり、そして二人の勇気や力強さは誰もが強く憧れるものです。
    最近「自分らしく」と言うフレーズを良く耳にします。この類の本が多数出版されており、ドラマや映画のテーマになる事も多く、またワークショップなども行われています。他人に流されやすく自己主張の苦手な日本人らしい傾向だと思います。
    みんなが必死になって「自分らしさ」を求めています。しかし「自分らしさ」や「個性」は作るものではありません。ダイアナや彩子のように、自分と向き合って、自分を認めて、自分を受け入れた時、自分の「らしさ」や「個性」に気づくことが出来るのだと思います。
     人間にとって「自分を受け入れる」ということは、もしかしたら一番難しいことかもしれません。自分の美点はともかく、欠点を認めることは気持ちのいいことではないでしょう。それでも、自分を受け入れた先には、成長した自分の姿があるはずです。物語に登場する「はっとり けいいち」は作中作品「秘密の森のダイアナ」を本好きの女の子の親友になるように願いを込めて書きました。「本屋さんのダイアナ」も自分の殻を破ることができない今の臆病な若者に、そっと寄り添う作品になると思います。

  • ここ最近読んだ小説の中で一番面白かった!
    主人公の女の子の名前は大穴と書いてダイアナ。ダイアナの親友彩子と本を通じて心を通わせる場面にほっこりとさせられるし、小説だけどちょっと頑張ってみようと少し前向きにもなれる本。色んな人にオススメしたいし、もう一回読みたい本。

全169件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

本屋さんのダイアナ (新潮文庫)のその他の作品

柚木麻子の作品

ツイートする